Krushでの3試合は全てKO勝ちの強打者・國枝と、連続KO負けからの再起を誓う岡嶋が対戦(C)K-1
2022年4月30日(土)東京・後楽園ホール『Krush.136』にてフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、國枝悠太(Never mind)と岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。
國枝はMA日本キックボクシング連盟を主戦場にし、2021年1月からKrushに参戦。初戦は龍斗に判定で敗れたが、3月の2戦目では林京平を1Rで豪快KO。6月には鷹大も初回KOで仕留め、9月にK-1初参戦を果たしたが小澤海斗に判定で敗れた。今年1月には桝本翔也を持ち前の強打でKOして復活。戦績は11勝(6KO)6敗3分。
岡嶋は『格闘代理戦争』の卒業生で2019年9月にプロデビュー後は5連勝を飾ったホープ。しかし、6戦目の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」準決勝で森坂陸にKO負けして初黒星。2021年6月にはフェザー級王座への挑戦者に抜擢されたが、王者・新美貴士に1R16秒でTKO負けを喫した。戦績は5勝(1KO)2敗。
國枝悠太「岡嶋選手はずっとやりたかった選手」
――今大会ではタイトル挑戦経験もある岡嶋形徒選手と試合が決まりました。
「ずっとやりたかった相手だったので、試合が決まった時はうれしかったですね」
――岡嶋選手と戦いたかった理由はなんですか?
「Krushの王座決定トーナメントに出ていて、現チャンピオンの新美貴士選手にも勝っていて。選手としても華があって名前もある選手なので、戦いたい相手の一人でした。ファイトスタイル的にもKRESTらしい正面からぶつかるスタイルなので面白い試合になると思います」
――岡嶋選手はABEMAの「格闘代理戦争」出身の選手です。國枝選手は代理戦争や代理戦争出身選手のことをどう見ていました?
「はい。当時は僕も真剣に格闘技をやっていたんですけど、ちょうど自分が遊んでいた頃の年齢の選手たちが代理戦争に出ていて、K-1はこういう選手の推し方をするんやなって思っていました」
――前回1月のKrushでは桝本翔也選手にKO勝ちという結果でした。これまで以上に戦い方が洗練された印象があったのですが、そこは意識していたのですか?
「そうですね。実はあの時はKOしようとは思っていなくて、判定になってもいいからしっかり圧勝しようと思っていたんです。その結果としてKOにつながったという感じですね」
「拳をしっかり当てる・丁寧に殴るを意識していました。それまでは一人のトレーナーさんにずっとミットを持ってもらっていたんですが、前回から練習環境を変えて何人かのトレーナーさんにミットを持ってもらうようになったんです。同じ人にずっとミットを持ってもらうと、段々とパンチのリズムとタイミングが合ってきて、気持ちよく練習できるんですけど、実際の試合はこっちが相手の動きにパンチを合わせなきゃいけないじゃないですか。だからあえて色んな人にミットを持ってもらって、自分が持ち手に合わせるイメージでパンチを打つようにしています。すごく難しくてしんどいんですけど、この練習方法に変えてからスパーリングでもパンチを合わせる技術が伸びていますね」
――岡嶋選手に勝てばタイトル挑戦も含めてチャンスが広がると思います。これからの野望や展望を聞かせてください。
「もちろんタイトルマッチもやりたいですが、純粋に新美選手と戦いたいという気持ちがあるんですよ。もし新美選手がKrushのベルトを失なっても、新美選手とは戦いたいですね」
――なぜそこまで新美選手と戦いたいのですか?
「仲間の篠塚辰樹がやられているのもあるし、タイプ的にも僕とは絶対に噛み合うと思うんですよ。新美選手と戦えたらK-1・Krushらしい熱い試合ができると思います」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「Krushに出始めた頃はアウェー感があったんですけど、最近はファンの方に迎え入れられている感じもあって、このリングで戦うことが楽しくなってきました。またファンのみなさんに喜んでもらえる試合をして会場を沸かせます!」