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【Bellator】トフィック・ムサエフのBellatorデビュー戦が延期に。ハワイ大会の対戦相手が欠場も「できるだけ早く戦うつもり」

2022/04/20 10:04
 2022年4月22日(日本時間23日)の『Bellator278』で、サークルケージデビューを果たす予定だったトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)の試合が中止となった。  対戦相手のザック・ゼイン(米国)の欠場により、代替相手が見つからなかったため。ゼインの欠場理由は公表されていないが、ムサエフはハートブレークのマークをSNSに投稿後、「対戦相手の迅速な回復を願っています。私はできるだけ早く戦うつもりです」とツイートしている。  本誌では、20日の早朝にムサエフにインタビューを予定していたが、19日の夜に試合がキャンセルされることが伝わっていた。  2015年から14連勝していたムサエフは、2018年大晦日からRIZINに参戦。大尊伸光、ダロン・クルックシャンクを降すと、 2019年にRIZINライト級トーナメントに出場。ダミアン・ブラウン、ジョニー・ケース、パトリッキー・フレイレを降し優勝、GPベルトを巻いている。  その後、新型コロナウイルスの影響と、アゼルバイジャンとアルメニアとの紛争『ナゴルノ・カラバフ戦争』での徴兵で約1年半リングから離れ、2021年6月の東京ドーム大会で来日。ホベルト・サトシ・ソウザとのRIZINライト級王座決定戦に臨むも、三角絞めによる一本負けで王座獲得に失敗。RIZINと契約更改せず、Bellator参戦を決めていた。  ムサエフはすでにハワイ入りしており、SNSでは公式撮影を終え、現地でトレッドミルに乗り、室内でランニングを行っている様子を伝えていたが、無念の試合中止となった。  Bellatorは今週末にハワイで2日連続で大会を開催。金曜日(日本時間土曜日)の『Bellator278』のメインは、女子フライ級王座戦として、王者ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)にリズ・カムーシュ(米国)が挑戦。土曜日(日本時間日曜日)のメインでは、女子フェザー級王座戦として、王者クリス・サイボーグ(ブラジル)に、アーリーンブレンコウ(豪州)が挑戦する。  また、注目のバンタム級では、2デイズの初日『Bellator 278』で、「GPワイルドカード」として、元UFCで1月にダリオン・コールドウェルにTKO勝ちしたエンリケ・バルゾラ(ペルー)がジョシュ・ヒル(カナダ)と対戦。堀口恭司と同門のATTで、UFCで勝ち越していたブレット・ジョンズに5月に判定勝ちしたダニー・サバテーロ(米国)が、8戦無敗のジョネル・ルゴ(米国)と対戦する好カードが組まれている。  続く2日目の『Bellator 279』では、いよいよ堀口恭司(日本)が再起戦。Bellatorバンタム級ワールドGP1回戦として、強豪パッチー・ミックスと5Rで対戦。さらにBellator世界バンタム級選手権試合&ワールドGP1回戦として、元王者のフアン・アーチュレッタ(米国)とGP優勝候補の1人であるラフェオン・ストッツ(米国)が対戦する(いずれも日本ではU-NEXTで生配信)。  4月17日には、RIZINで中島太一に一本勝ちした盟友ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)の勝利を「RIZINの次のフェザー級チャンピオン!」と称えていたムサエフ。自身の10カ月ぶりの再起戦にして、Bellatorデビュー戦が中止となったことは残念だが、このコロナの時代に選手欠場はこれからも起こりうる。ムサエフの次戦がいつどこになるかも注目だ。
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