「実力者同士の対戦」ということに反発する金原
2022年4月16日(土)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ『SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd』に出場する、全選手の個別インタビューが14日(木)都内にて行われた。
第6試合のフェザー級(66kg)5分3Rで摩嶋一整(毛利道場)と対戦する金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)がインタビューに答えた。
全然ビビることなく自分のやりたいことをやる
「いつも通りだな、と。こういうところに来ると試合だなって感じがしますね。何となくいい感じです」
――対戦相手の印象は?
「組み技が強い選手のイメージだと思いますが、僕も組み技の選手なので」
――公開練習はロータス世田谷でやった。現在の練習環境は?
「コロナ禍なので、いろいろなジムに行くのは難しいのでロータスを中心に練習をさせてもらって、あとは同じ大会に出る(江藤)公洋君とも寝技を。寝技がめちゃめちゃ強い選手なので練習させてもらったりとか、組み技が強い選手とたくさん練習してきました。和術慧舟會HEARTSにも行かせてもらっていました」
――どんな試合展開になると予想?
「ドロドロの15分間のMMAの試合をやっていくつもりで仕上げて来ました」
――それは相手に極めさせないという意味?
「違います。ドロドロって言い方は悪いかもしれないですが、自分が常に攻め続ける、相手に主導権を握らせないで自分が常にやっつけるというイメージのドロドロって意味です。攻守いろいろあって、自分がテイクダウンされてしまうこともあるかもしれないですが、その中でも常にスクランブルしながら動きを止めずに動き続けられていたらいいなってイメージです」
――自分が常に攻め続けるってことだが、摩嶋選手は序盤から全て使い切るみたいな全力ファイトを仕掛けてくる事がある。ああいうところでもいなしながら自分のペースでやって行ける自信がある?
「俺次第だと思うんですよ。俺がカットするか受けるか、それ次第で向こうの使うエネルギーというか、どれくらい組んでくるかは変わって来ると思う。実際に組んでみないと分からないところは向こうもそうだと思いますが、けっこうあると思うので。最初からガッと来られても対応はするし、流れの中で経験が、引き出しがあるので当日組んで向かい合ってみていろいろなものを出していきたいですね」
――トータル的に見てMMAファイターとしてはどう評価する?
「トータルと言うかバランスはそんなに良くないと思うんですよね。どうしても組み技に特化した選手のイメージなので。でも組み技だけを意識してしまうと不意にパンチを貰うこともありますし。何が来ても対応は出来ると思います。そういう選手とも今まで戦ってきたし、全然ビビることなく自分のやりたいことをやろうと思っていますね」
――相手は最近柔術を強化しているとのこと。でも寝技に関しては脅威ではない?
「逆に柔術やってくれた方がキャッチボールはしやすいなっていうのがありますね。違う組手で勝負された方が僕はやりづらい。今までやったことのない人たちの方がやりづらい部分があります。どこかのインタビューで見ましたが柔術をやっているってことは柔術に似てくるということなので、柔術だったら僕の方が全然歴が長いですし、柔術のキャッチボールするんだったらどんと来いよって感じです。逆にありがたいですね」
――逆に相手が柔術ではない動きをしたら?
「大丈夫! 大丈夫! 大丈夫です! どれだけ戦っていると思っているんですか(笑)。レスリングで来ようが柔術で来ようが柔道で来ようが、殴って来ようが蹴って来ようが大丈夫です。今さら何をすることもないです。だから対策もしてこなかったし、自分が出来る勝負するカードをチームと一緒に取り組んできただけなので特に柔術だからこうしましょうということはないです。大丈夫です」
――久しぶりのケージにも戸惑いはない?
「僕、リングだと思っていて(笑)。最初はリングと聞いていたので。急にTRIGGERと聞いたので。ちょっと“えっ”と思ったんですが、大丈夫です。リングでもケージでも大丈夫ですね」