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【RIZIN】朝倉海が4月から米国修行へ「トップ選手と戦い、いま自分がどれくらいのレベルにいるのか確認してくる」、注目の再起戦は「7月くらい」

2022/04/09 12:04
 朝倉海(トライフォース赤坂)が4月から5月にかけて、米国MMA修行に向かうことを明かした。  2022年3月27日(日)、RIZINバンタム級JAPANグランプリ準優勝の朝倉海が、地元・豊橋市に近い、愛知県豊川市御油町の「グッドスピードMEGA SUV豊川市御油店」にて、大晦日のGP以降、初めて公の場に登場。トークショーを行った。  300人近いファンが訪れるなか、朝倉は格闘技を始めたきっかけや、格闘技にのめりこんだ理由。さらにGP決勝で敗退後、怪我の完治を経て、米国修行を決めたことなどを語った。 【写真】アルファードの「グッドスピードMEGA SUV」仕様が贈呈された。  愛知県豊橋市生まれの朝倉。地元の中学校の馴染みのあるジャージ姿の女子中学生たちも駆け付けるなか、大歓声に迎えられた海は、「300人!? ヤバい」と大きな笑顔を見せた。  小学生の頃に兄の未来と共に空手と相撲を始めた海。「相撲取りになりたかったけど、体重が増えなくて諦めた」と幼少時を語ると、中学・高校の6年間はバレーボールに取り組んでいたものの、豊橋工業高校(現・豊橋工科高等学校)3年時に、兄の未来に突然仕掛けられた“路上スパーリング”をきっかけに格闘技に取り組むことになったと話した。 「高校3年の卒業間近、皆さん、知っているでしょ。頭のおかしいお兄さんが(笑)、僕に路上で殴り掛かってきて、それでパンチを避けたら僕に才能があることが分かって、それから格闘技を始めました」  恐怖心は無かったのか? と問われ、「恐怖心ってもともと無かったんですよね。危険なお兄さんがいたので、いろんな危険なことをさせらされていたんですよ。『こっから飛び降りろ』とか(苦笑)。だから何をやっても恐怖心が無くて。パンチとかも怖くないんです」という。  トークショーの会場には、さいたまスーパーアリーナまで観戦に行ったというファンも多く、悔し涙を流したというファンの前で、「ごめんなさい。もう負けないんで」と約束した朝倉は、1日2試合のGPで準優勝となった大晦日について、「結果的に負けちゃったんで、終わって言い訳はしたくないですけど、悔しかった。またリヴェンジしたいと思います」と再起を誓った。  そして、右の拳の傷口の治癒具合を見せながら、リヴェンジロードについて語り始めた。 「拳の方がやっと治ってきたんで、こっからしっかり準備して、たぶん来月(4月)からアメリカに修行に行こうと思っています。どのくらい行くかまだ決めていないですけど、1カ月ちょっと行ってこようかと」と、いよいよ期間を決めて、渡米することを明かした。  海外出稽古の目的を聞くと、「一番はレスリングを伸ばしたいんですけど、今回、行く期間が1カ月間くらいなので、1カ月間で劇的に伸ばすのは難しいと思うので、アメリカにいるUFCの選手とかトップ選手と(スパーリングで)戦って、いま自分がどれくらいのレベルにいるのかとか、向こうの練習内容のいい部分を吸収して帰ってきたいなと思っています」と、北米トップ選手の力を肌で感じること、さらにMMAのメッカの練習を体験することで、それを日本に持ち帰りたい、とした。  4月22日と23日(日本時間23日と24日)には、米国ハワイ・ホノルルで『Bellator 278』『Bellator 279』が開催され、ライバルの堀口恭司がバンタム級ワールドGP1回戦に出場するが、現地での観戦も視野に入ってくるか。  地元の後輩たちからエールを受けた朝倉。女性ファンから「格闘技をやることに興味があるんですが、相手と争うのが苦手で、痛くて大変そうで悩んでいます。朝倉海選手はなぜ格闘技を続けているのですか」と問われた朝倉は、手痛い敗北を喫しながらも、格闘技に向かう気持ちを語った。 「僕も争いごとは嫌いだし、殴られるのも痛いし、相手を傷つけるのも苦しいし、なんで自分は格闘技をやっているのかなと思うこともあるんですけど、格闘技ってやるとものすごいスリルや刺激もあるし、すごく難しくて楽しいんです。そして強さに憧れる。それで試合に出たときの興奮は日常では絶対に味わえなくて、勝ったときの喜びが、人生のなかでそれを超えることはないんです。だからそれに夢中になっている。格闘技にはまっています。だから、純粋にやってみたいなら、やってみるといいと思います。やっていくなかで、試合をやってみたいなと思ったら試合にも出ればいい」と、まずはトライすることを勧めた。  そして、気になる再起戦はいつになるか。 「アメリカから帰ってきて少し準備して、たぶん7月くらいに次の試合をしようかなと思っています」──「強さ」を目指す朝倉海の米国修行、そして復帰戦に注目だ。
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