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【K-1】野杁正明、悲しみを乗り越えて――「負けられない理由があった」ことを告白

2022/04/04 17:04
【K-1】野杁正明、悲しみを乗り越えて――「負けられない理由があった」ことを告白

とてつもない悲しみを乗り越えて試合に臨んでいたことを明かした野杁

 2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~』の一夜明け会見が、4日(月)都内にて行われた。


 第18試合のウェルター級3分3R延長1Rで、加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)を 2R1分47秒でKOした野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が出席。前夜の試合を振り返った。

 野杁は最初に「昨日の試合はプライベートな話なんですけれど負けられない理由があったので…力の差を見せつけて勝つことが出来てホッとしています」とコメント。

 その理由を聞かれると「3人目を妻が妊娠していたんですけれど…天国の方に行ってしまったので。天国で見守ってくれていたので勝ちたかったというか。勝ちをプレゼントしたかったので」と、悲しみを乗り越えての試合だったと打ち明けた。


 試合については「練習でやってきたことをいろいろ試しながら試合をしていた感じです。何か考えていたとかではなく、練習でやってきたことを試しながらやっていました」と、練習通りだったという。

 試合後のコメントでは「ヨザキック」なる技を使っていたと言っていたが、「KRESTの与座優貴が普段の練習で出していた技をパクったというか。使えると思ってやったら一発で効いていたのでいい技だなと思いました。(他にも)まだ全然ありますね。今回の試合へ向けて練習してきた技もあるのでそれは次回の試合で楽しみにしてもらえたらと思いますね」と、詳細は明かさなかったが極真空手出身の与座の技だったと話す。


 野杁の会見前に安保瑠輝也が再び挑戦を迫ったことについて、「別にイライラもしないですし、やりたいなら僕は逃げるつもりもないので。日本人には正直興味ないですけれど決まれば別にやります。年内にやりたいと言うのであればK-1が次の挑戦者は安保でと言うなら即行受けます」と、決まればいつでもやると断言。安保に対しての厳しい言葉が多いことには「昔から知っている後輩ですし、因縁もないですけれど。そんなつもりは全然ないです」と他意はないとした。


 6・19東京ドームでの実現が期待されているシュートボクシングのエース・海人との対戦について「向こうが言ってくれているのでそれに応えるのもありかなと思いますけれど。別にその選手にこだわっているわけでもないですし、それこそ70kgでONEだったりとかトップ選手が集まっているので、そこに通用する日本人は僕と海人選手ぐらいだと思うので。逆に6月は僕と海人選手が外国人選手を呼べるならトップ選手と戦うのも面白い話だと思います。ずっとラブコールを受けているので海人選手と戦うのも面白い話なので。それは流れに任せようかなという感じですね」と、こだわりはないという。


 しかし、海人には「強いと思いますよ。実績残していますし、本来70kgの階級じゃないと思いますけれど相手がいないから70kgに上げていろいろな団体に挑戦しているのはリスペクトしていますし、強い選手だと僕は思っていますね」とかなりの高評価をしていた。

 また、一度敗れているジョーダン・ピケオーとの再戦については「やってくれって声が多いですし、負けた選手なのでリベンジしないといけない一人ですが、世界で戦っていきたいって別にピケオーだけにこだわっているわけではないので。もちろん再戦したいですし、それこそ海外で活躍するトップ選手とやっていきたいですね」と、世界へ目を向けていた。

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