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【K-1】王者・山崎秀晃「いまが一番強いです」vs.挑戦者・大和哲也「過去最高の大和哲也で挑む」=4月3日(日)代々木第一体育館

2022/04/02 20:04
【K-1】王者・山崎秀晃「いまが一番強いです」vs.挑戦者・大和哲也「過去最高の大和哲也で挑む」=4月3日(日)代々木第一体育館

魔裟斗後の軽・中量級の原点、礎を作る激闘を繰り広げた両者が対戦(C)ゴング格闘技

 2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」の前日計量および会見が2日、都内にて行われた。

 トーナメント決勝のメイン前の第19試合では、「K-1スーパー・ライト級タイトルマッチ」として、王者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に、大和哲也(大和ジム)が挑戦する。

 計量を王者が65.0kgのジャスト、挑戦者が64.95kgの50gアンダーでパスした後、調印式。会見でタイトルマッチに向かう心境を語った。

▼第19試合 K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R延長1R
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)65.0kg
大和哲也(大和ジム/挑戦者)64.95kg

 山崎は伝統派空手からキックボクシングに転向し、2009年12月にKrushデビュー。強打と多彩な蹴り技で白星を重ね、Krushでライト級とスーパー・ライト級で2階級制覇を達成。その後はK-1で活躍していたが今年1月に古巣のKrushへ4年2カ月ぶりに参戦し、堀井翼をKO。3月のK-1では寺島輝もKOし、4連勝3連続KO勝ちで安保瑠輝也に挑み、初回KO勝ちで王座を奪取した。前戦は2021年3月に不可思を1R1分10秒でKOしている。戦績は34勝(19KO)8敗1分。

 大和は2005年7月プロデビューの33歳。キックボクシングでNJKFライト級王座、WMCインターコンチネンタル同級王座、WBCムエタイ日本同級王座、WBCムエタイ日本スーパーライト級王座、WBCムエタイ・インターナショナル同級王座を次々と獲得。2014年11月にはサゲッダーオをTKOに破り、同日にタイトルマッチを行った梅野源治と共に日本人初のWBCムエタイ世界王者(スーパーライト級)となった。2010年にK-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメントで全試合KO優勝を果たし、その後はムエタイルールでの試合に専念していたが、2016年末から新生K-1に参戦。前戦は2021年12月に大野祐志郎に勝利し、K-1での戦績を6勝4敗とした。戦績は42勝(31KO)20敗1分。

 両者は2013年9月にエキシビションマッチを行っているが、公式試合での対戦は初。

 大和は2010年にK-1 WORLD MAXで行われた-63kg日本トーナメントで初代王者となり、その会場が代々木第一体育館だった。中村拓己K-1プロデューサーをして、「K-1 MAXの63kgの大和選手の試合の続きが、今のK-1の原点になってるんじゃないか」「山崎選手はKrushをK-1に負けない舞台にするという想いで戦い続けていた」「この2人の戦いはいつか実現させたいと思っていた」といわしめる両者の試合。

 タイトルマッチを前に山崎は「チャンピオンベルトを守るため、最高の準備が出来ました。いま、一番強いです。明日はご期待ください」と自信を語り、大和は「山崎選手と僕との試合だと、本当に一瞬も目を離せない試合になる」と、意気込みを語った。

 時を経て実現した新旧K-1王者対決、最後にリングに立ってベルトを腰に巻くのは、山崎か大和か。

山崎秀晃「『まだまだやれるな、強いなアイツ』って思ってもらえる試合に」

「明日に向けて最高の準備が出来ました。チームを始め、トレーナーの皆さん、ファンの皆さん、関わってくれるすべての人に感謝して、明日はリングに立ちたいと思います。今までは挑戦者という形で、会見での怒りだったりとかそういうのにまかせてトレーニングをやってきましたけど、いまはこのチャンピオンベルトを守るという心境で、本当に自分を追い込めて、最高の準備が整いました。いま、一番強いです。明日はご期待ください。よろしくお願いします。

(計量と調印式を終えた今の心境を)終わっての心境としてはいつも通りなんですけども、相手が大和選手ということで、いろいろと感慨深い思いはあります。自分の中ではポジティブな気持ちしかないんで、攻め切る気持ちで明日、証明したいと思います。

(いろんな人が思い入れを持ってるカードの中で、タイトルマッチとしてどんな試合を見せたいか)もちろん、トータルとしての試合もそうなんですけども、大和選手としか見せられない試合を見せるというのはもちろんなんですけども、僕は僕の試合をして、本当に『まだまだやれるな、強いなアイツ』っていう風に、会場の皆さんに思っていただけるような試合内容にしたいと思ってます。

 また、メインに続く、安保瑠輝也、野杁正明、山崎秀明と、試合の勝負論も内容も問われるところだと思うんで。もちろんタイトルマッチはタイトルマッチですけど、K-1ファイターとしてそこにプライドを持って、大会全体を盛り上げることを約束します」

大和哲也「本当に一瞬も目を離せない試合になる」

「愛を知る県、愛知県の日本を元気にするK-1ファイター、大和哲也です。長いようであっという間だったこの数カ月を過ごしまして、明日に向けて計量も無事に終わって、いろんな感染対策もある中で、こうして一緒にここに座っていられることを嬉しく思います。今までいろんな選手と対戦してきて、海外も含めていろんな選手と戦ってきましたが、山崎選手は過去最強の日本人選手だと僕は思っているので、過去最高の大和哲也で挑んで、明日はしっかり勝ってベルトを巻きます。楽しみにしていてください。

(計量と調印式を終えた心境を)やっぱりひとまずホッとしている部分があって。今までは計量が終わってホッとするだけじゃなくて、(新型コロナウイルス)感染の(注意)ことがあるのでこうやって試合を迎えられることを嬉しく思いますし、いよいよだな、と感じています。

(試合が決まってからどんな心境で練習をしてきたのか)もちろん、ベルトを獲るつもりでここに座ってますし、しっかり練習をしてきたんですけど、いつも思ってるんですけど、ベルトはチャンピオンに勝つことでおまけで貰えるものだと思ってるんで、まずはしっかり勝つことに集中して。ベルトばかりに目をとらわれて、戦いに隙が生まれたらしょうがいないんで。まずはしっかり勝つことに集中して、次にベルトが貰えると思ってるんで。しっかり戦うことに専念したいなと思います。

(いろんな人が思い入れを持ってるカードの中で、タイトルマッチとしてどんな試合を見せたいか)山崎選手と僕との試合だと、やはり本当に一瞬も目を離せない試合になると思うので、皆様が期待しているようなKO決着で終わると思っています」

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