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【K-1】野杁正明「日本人は正直どうでもいい」×加藤虎於奈「殺される覚悟で殺しにいく」、安保瑠輝也は「プライチュンポンをKOでぶっ倒して、横にいるチャンピオンのベルトに挑んで俺のものにする」

2022/04/02 19:04
 2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」の前日計量および会見が2日、都内にて行われた。 ▼第18試合 K-1ウェルター級(67.5kg)3分3R延長1R野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)67.45kg加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)67.4kg ▼第17試合 K-1ウェルター級(67.5kg)3分3R延長1R安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)67.5kgプライチュンポン・ソー.シーソムポン(タイ/GTジム)67.2kg  第18試合と第17試合の会見では、ウェルター級の2試合に臨む4選手が登壇。王者・野杁正明の首を狙う対戦相手の加藤虎於奈、そして同級でプライチュンポン・ソー.シーソムポンと対戦し、野杁へのリヴェンジを誓う安保瑠輝也が、激しく火花を散らした。  第18試合では、野杁正明が2021年9月以来のK-1参戦。元Krush王者の加藤虎於奈を迎え撃つ。  野杁は「前回はケガがありましたが、今回は100%に近い本来の姿を見せられる」と落ち着いた表情で語ると、対する加藤は「正直“殺される”と思うかも知れないですけど、“殺される覚悟で殺しにいくしかない”と思っていて、それができないなら相手としても申し訳ないし、去年の9月からずっとチャンピオンのことを考えてきた」と覚悟を示した。  王者として、多くの選手から首を狙われる立場になった野杁だが、「僕には目標もありますし、今後のプランもあるので、日本人は正直どうでもいいので、それを明日はそう皆さんに思ってもらえるような内容で証明したいと思っています」と、国内の選手は眼中になく、対世界を目標にしていることを語る。  しかし、ここで噛みついたのが2021年9月に野杁に敗れ、リベンジを誓う安保だ。 「俺はね、いま横にいる“明日殺される”と思って戦う日本人とは違うんで。それを明日の試合で証明して、(野杁が)『日本人選手はどうでもいい』と言っているけど、俺が日本人最後の砦としてしっかりリベンジします」と打倒・野杁を改めて宣言した。  2021年3月に野杁が判定勝ちも、KO仕切れなかった相手であるプライチュンポンとの対戦を前に、安保は「(プライチュンポンの)前の試合を見ていて、K-1のルールはパンチと蹴りで決着を競う競技で、あまり首相撲だったり掴む行為は(禁止で)、お互いが面白い試合をするためにルールをちゃんと守ってもらいたいというのを通訳さん、伝えて下さい」と牽制すると、「明日はしっかりKOでぶっ倒して、横にいるチャンピオンのベルトを俺のものにする、その挑戦に挑む戦いをするだけ」と、王者への対抗心を剥き出しに。  プライチュンポンは、安保の言葉に「2回目なので、K-1ルールに合わせて練習してきました。調整もバッチリできていますので、全力を出し切って絶対に面白い試合をしたいと思います」と微笑みを浮かべて返した。  王者が孤高の道を行くか、それとも加藤、安保が王座を揺るがす試合を見せるか。注目のウェルター級戦だ。 野杁正明「今回は怪我もなく100%に近い本来の姿を見せられる」 「チャンピオンになって1戦目なので、チャンピオンの強さだったり怖さを見せないといけないと思うので、それを見せるだけです。(2021年9月以来の試合で、仕上がり具合は?)前回は怪我があったんですけど、今回は怪我もないので、100%に近い本来の姿を見せられるかなと思っています。前回のトーナメントの時よりもさらに進化していると思うので、それを明日は楽しみにしておいて欲しいなと思います。 (いろんな選手から狙われている立場だが、そこも含めてどんな試合をしたい?)うーん……狙われる立場ですけど、そんな僕は気にしていないので、僕は僕のやりたいように自分のステージにするだけなので、僕には目標もありますし、今後のプランもあるので、なんというか、日本人は正直どうでもいいので、それを明日はそう皆さんに思ってもらえるような内容で証明したいと思っています」 加藤虎於奈「ずっとチャンピオンのことを考えてきた」 「明日は勝つことだけを意識していきたいと思います。(現役チャンピオンとの試合に向けて、どんな覚悟を持って日々過ごしてきた?)正直“殺される”と思うかも知れないですけど、殺される覚悟で殺しにいくしかないなと思って、それができないなら相手としても申し訳ないですし、去年の9月からずっとチャンピオンのことを考えてきたので……」 安保瑠輝也「俺と試合をする時点で自ずと面白い試合になる」 「調子もばっちりで、明日はしっかりKOでぶっ倒して、横にいるチャンピオンのベルトを俺のものにする、その挑戦に挑む戦いをするだけだと思っています。(スパーリングや走り込みに力をいれていたが手応えは?)手応えはもちろんありますよ。まあ走り込みとかを今回は目標にしてやっていないんで、チャンピオンを倒すためにやっているので。プライチュンポン選手が『明日面白い試合をする』と言っていますけど、俺と試合をする時点で自ずと面白い試合になるので、そこは別に心配しなくていいかなって。  ただ(プライチュンポンの)前の試合を見ていて、K-1のルールはパンチと蹴りで決着を競う競技で、あまり首相撲だったり掴む行為は(禁止で)、お互いが面白い試合をするためにルールをちゃんと守ってもらいたいというのを通訳さん、伝えて下さい。 (野杁の「日本人選手はどうでもいい」のコメントを受けて)俺はね、いま横にいる“明日殺される”と思って戦う日本人とは違うんで。それを明日の試合で証明して、『日本人選手はどうでもいい』と言っているけど、俺が日本人最後の砦としてしっかりリベンジします」 プライチュンポン「前回よりも良い試合が出来る」 「明日は全力を出し切って絶対に面白い試合をしたいと思います。(2度目のK-1ルールで、どんな試合をしたい?)明日は100%力を出し切って、試合を楽しんでもらいたいと思います。今回が(K-1ルールは)2回目なので、前回よりも良い試合が出来ると思う。(安保のルール遵守の要求を受けて)皆さんご存じの通り、ムエタイとK-1ルールは大きな違いがあります。自分も2回目なので、K-1ルールに合わせて練習してきました。調整もバッチリできていますので、もちろん明日はK-1ルールに従って戦います」
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