この重さ、これが今のこのベルトの価値(秋元)
──カピタン選手と対戦した率直な感想からお願いします。
「本当にチャンピオンもタフな選手で打たれ強さもありますし、“何とか倒そう、どうやって倒そう”って、5R考えながらやっていたらあっという間に終わってしまって、その結果が評価されるのはとても嬉しいです」
──ついにベルトを腰に巻きました。
「ONE Championshipが10周年でベルトが新しくなって、そのベルトを初めて巻くことができた。獲ってからでも『日本人初』っていうのがそんなによく分からないというか、そういう感じなんですけど僕がこうやってベルトを獲ったことで、日本で頑張ってる選手とか若い選手に刺激になれば嬉しいと思います」
──その新しいベルト、随分重そうですが……。
「本当に重くて、これが今のこのベルトの価値、この重さが価値だと思うので、さらにチャンピオンとしてこれから防衛戦をしていって、もっともっと重いものにできたら嬉しいと思います」
──寝る時はこれを枕に?
「これを枕にはできないので(笑)、今回、母がシンガポールまで応援に来てくれたので、まずは母の肩にかけてあげたいと思います」
──シンガポールまで応援に来てくれたご両親とは話されましたか?
「試合前に少しだけ会って話して、ホテルのロビーで『頑張って』と背中を押してくれました」
──家族に伝えたい言葉は?
「ほんとうに父と母には感謝したいし、こうやって自分がいるのは子供の頃からその環境をつくってくれた両親がいて、今は支えてくれる妻がいて、毎日練習行く前に『頑張ってね』と言ってくれる子供がいて。そういうことがすべて力になっていると思います」
──秋元選手に、チャトリ・シットヨートンCEO兼会長が5万ドルボーナスを表明しました。
「5万ドルのボーナスは狙って獲れるものじゃないと思いますし、試合した結果、自分がいて、コーチがいて、チームメイトがいて、相手がいて、この大会を作ってくれた方がいて、そういったものが全て重なって自分のボーナスに繋がっていると思うので、みなさんに本当に感謝したいと思います」
──ファンへメッセージを。
「ほんとうに今回のタイトルマッチが決まってからもそうですし、シンガポールに来てからも、たくさんの方がメッセージくれたりして、そういったことがすごく力になって、今回も心が折れそうになったのですけど、心が折れずにしっかり5R、戦い切って、“倒そう・倒そう”という気持ちを出し切って、それがベルトに繋がったので、皆さんに感謝しています」