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【Krush】新王者・池田幸司が一夜明け会見「みんなから恐れられる王者になりたい」

2022/03/27 14:03
【Krush】新王者・池田幸司が一夜明け会見「みんなから恐れられる王者になりたい」

ベルトを肩に掛けて登場した新王者の池田

 2022年3月26日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.135』の一夜明け会見が、27日(日)都内にて行われた。

 会見にはメインイベントのKrushバンタム級タイトルマッチで、壬生狼一輝(力道場静岡)を判定2-0で破り、第8代王座に就いた池田幸司(ReBORN経堂)が出席。前夜の試合を振り返った。


「昨日は念願のKrushのベルトが獲れて嬉しい気持ちです。格闘技を始めた時はこうして自分が王者になれるなんて思っていなかったので、支えてくれる皆さんのおかげではありますが、何より自分の力で王者になれたことを嬉しく思います」

 作戦については「終始自分の距離で戦うことを意識していたんですけれど、それが全く出来ずに相手のペースにはまってしまったので自分の甘さと壬生狼選手の上手さにのまれてしまった試合でした。壬生狼選手は予想していた通りアグレッシブでパンチが強くていい選手でした」と、思い通りに出来なかったとの感想。


 1Rはリーチの長さを活かした池田らしい戦い方だったのが、2Rの途中からは自ら前に出ての打ち合いを見せた。あれは作戦だったのかと聞かれると「自分の距離で戦うのは自分の実力不足があって、無理だなと思ったので。だったら中途半端になるよりは前に行って距離を潰して少しでもいい印象をつけないと勝てないと思ったので、自分の中とセコンドと話し合って作戦変更しました。1Rでそれがなかなか上手く出来なかったので、2Rに入った時から“行くぞ”って感じになりました」と、急遽作戦を変更してやったものだと打ち明けた。


 では、近距離での打ち合いにも自信があったのかと問うと「いや、全くないです(苦笑)。一番苦手な部分だったのでやりたくなかったんですけれど。そうもしないと会場も沸かないですし、ベルトが獲れないと思ったのであえて決心して踏み込みました」と、一か八かの賭けだったという。

 実際にやってみて接近戦はどうだったのか。池田は「全然ですね。試合を見返して客観的に自分の試合を見たら、クソ弱そうだなと思ったので、近い距離も上手くカッコよく戦えるように練習していきたいです」と自分にダメ出し。


 パンチの打ち合いの中でいきなりヒザをアゴに突き上げていたが「あれは凄い練習していて、もっと鋭いヒザが打てると思ったんですがそこまで有効活用できなかったので、そこも課題かなと思います」と練習していたものだが、有効ではなかったとした。


「一番良かったところは壬生狼選手よりもベルトに対する想いが上回ったから、僕の方にベルトが来よったのかなと。そこがよかったですね。ダメなところは自分の計画していた通りの試合運びが出来なかったことが実力不足だと思いました」と、ベルトに対する執念が上回っていたのが勝因だとし、「絶対獲るぞって気持ちで挑んだので、それが結果に出てよかったです」とする。


 今後については「バンタム級王者として倒すバンタム級というのを僕が体現したい。昨日はそれをするつもりだったんですが出来なかったので、防衛戦を含めて倒すバンタム級を僕が体現していきたいと思います。このKrushのベルトはしっかり防衛しつつ、K-1のベルトに挑戦していきたいと思っています」と、軽量級でも倒せる試合を目指したいとし、次はK-1のベルトを狙うと宣言。


 池田のひとつ前の会見では、セミファイナルで松谷桐に勝利した野田蒼(月心会チーム侍)が、池田のことを「ただの王者」と特徴や華がないと痛烈批判。そのことについて池田は「今は獲ったばかりなのでただの王者ですが、防衛していく中で圧倒的な王者になってみんなから恐れられる王者になりたいと思っています」ときっぱり答えた。

 そして「バンタム級の顏は僕なので、今後も応援よろしくお願いします」と、自分がバンタム級を代表する選手だ、と断言した。

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