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【RIZIN】パンクラス王者の中島太一が初参戦でケラモフと対戦、ダーティファイトには「慣れっこというか、別にそんなに気にしてない」

2022/03/23 20:03
 RIZINが23日、武蔵野の森総合スポーツプラザで2日連続開催される『RIZIN TRIGGER 3rd』(4月16日)および『RIZIN.35』(4月17日)の追加カード発表会見を行った。  2日目の17日(日)にリングで行われる『RIZIN.35』には、新たに外国人選手4名が参戦し、日本人4選手が迎え撃つ。  フェザー級(66kg)5分3Rではヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)と中島太一(ロータス世田谷)が対戦。  ケラモフはトフィック・ムサエフと同門のファイター。ムサエフ同様に、体幹の優れたフィジカルと豪快な打撃を武器とし、これまでに15勝3敗の好成績を残す。2015年1月から2019年11月まで約4年にわたり、土付かずの10連勝、2020年2月のRIZIN.21に初参戦するとカイル・アグォンに3-0で判定勝利を収めてたが、2021年6月に斎藤裕に判定2-1で敗れて連勝がストップした。また、この斎藤戦では反則技を連発し、物議をかもしている。  中島はPANCRASEでプロデビューするとロシアのプロモーション、ACBなど海外団体でも経験を積み、2018年、再びPANCRASEマットへ。2019年にフェザー級次期挑戦者決定戦でカイル・アグオンに判定で敗れたが、2020年2月大会ではロシアのボリス・フェドロフを相手に判定勝利を挙げた。2020年9月大会で堀江圭功を相手に「フェザー級 次期挑戦者決定戦」を戦い、スプリット判定で勝利。挑戦権を手にして王者ISAOに挑んだが判定3-0で王座奪取ならず。しかし2021年12月、階級を落として臨んだバンタム級暫定王者決定戦で井村塁を2RでTKOし、悲願の戴冠を果たした。  RIZIN初参戦の中島は「このRIZINという素晴らしい舞台で戦えることを凄く興奮しています。当日は中島太一の強さ、パンクラス王者の強さを見せつけて思い切り暴れたいと思います」との意気込み。  ケラモフの印象を聞かれると「パワーと勢いがあって凄く荒々しいファイトをするという印象です。そのケラモフ選手に対しては僕のスピードとスタミナを活かして翻弄して、最終的にタイミングを見てKOか一本で勝ちたいと思っています」とし、反則が多いことについては「自分もロシアで5戦やってきて慣れっこというか、別にそんなに気にしてないです。(ロシアでは)ちょこちょこありましたね、ダーティーな感じのものが。全然大丈夫です」と、ダーティーファイトには慣れていると涼しい顔。  今回はフェザー級での参戦となるが「バンタムでもフェザーでもどっちでもいいので、いいオファーがあればどっちでもやります」と2階級を股にかけて戦っていきたいとし、「戦ってみたい選手は強い人とやりたいです。その中で一番戦いたいと思っていたのがケラモフ選手なので、ちょうどいいタイミングでお話があったので受けました」と、ケラモフとの戦いは望み通りだったのだという。  これまでRIZINから声がかからず、イライラしていたのではと聞かれると「それはないですね。僕のファイトスタイル的にもそこまで世間の人に受ける感じではないので、一ファンとしてRIZINを楽しんでいました」と笑った。  ケラモフからは「また試合が出来て嬉しい。対戦相手は過去に自分のチームメイトのトゥラル・ラジモフと試合をしているからよく知っている。彼との素晴らしい試合を約束します。皆さん4月に会いましょう」とのメッセージが読み上げられた。
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