ライト級エース候補の矢地と朝倉の舌戦に苦言を呈した五味
2019年6月2日に神戸で開催された『RIZIN.16』のリング上にて、7月28日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.17』のメインカードが発表された。
発表されたのは扇久保博正vs元谷友貴、佐々木憂流迦vs石渡伸太郎、朝倉未来vs矢地祐介の3カード。いずれも日本人トップ選手同士の激突だ。
リングに登場した各選手はそれぞれ意気込みを語ったが、朝倉が「今回、正直、このオファーにあまり乗り気じゃなくて。俺にメリット無いし、もともと俺は65kgで、相手は70kg。間を取って68kgでどうかと言ったけれど、相手が硬くなに拒んだので、俺が上げてやろうかってなりました。まだライト級のトーナメントは出ること決めてないので、この試合で俺が勝ったら、68kgでトーナメントを開いてください。みんな、見たいでしょう? あと、さいたま(7月28日)、この試合がメインでお願いします」と、矢地を挑発。
矢地は「『メリットが無い』と言われたけれど、2連敗した自分が言うのもなんですが、大した選手とやってない選手と戦う俺の方がメリット無い。日本の中量級で世界のトップに立つのはどっちなのか、白黒つけたいと思います。2連敗中の俺が言うのもなんだけれど、負けたヤツに未来はない。さいたまで待っています!」と返した。
早くもヒートアップしている両者だが、この舌戦に苦言を呈したのが、、矢地とRIZIN大晦日大会で対戦し、朝倉も戦いたい相手に名をあげている元PRIDEライト級王者・五味隆典だ。
五味のInstagramより
五味は自身のInstagramにて「日本を引っ張ろうってエースが1キロ2キロでガタガタ言って40歳のおじさんとはやりたいってどっちもエースじゃねーよw」と投稿。
2017年の大晦日に矢地と世代交代を懸けて戦った五味
かつて日本のエースとして世界の強豪たちを迎え撃ち、マットに沈めてきた五味からすれば歯がゆい発言だったということか。新たな日本のエースとして2人にもっと自覚を持て、という五味なりのエールなのかもしれない。
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