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【シュートボクシング】西岡蓮太が1年5カ月ぶりの復帰戦で笠原弘希を相手に初防衛戦、魁斗vs川上叶のフェザー級王座決定戦も

2022/03/22 19:03
【シュートボクシング】西岡蓮太が1年5カ月ぶりの復帰戦で笠原弘希を相手に初防衛戦、魁斗vs川上叶のフェザー級王座決定戦も

KNOCK OUTのトーナメントも制した西岡が復帰戦、三階級制覇を狙う笠原の挑戦を受ける

 2022年4月10日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2022 act.2』の対戦カードが発表された。

 SB日本ライト級タイトルマッチとして王者・西岡蓮太(龍生塾)が挑戦者に同級1位の笠原弘希(シーザージム)を迎えての初防衛戦を行う。


 現在22歳の西岡は2018年に村田聖明とのSB日本ライト級王座決定戦を制してタイトルを獲得。2020年にはワンデートーナメント「無法島GP 初代KNOCK OUT 64kgトーナメント」に出場し、1回戦で小川翔、準決勝で鈴木千裕、決勝戦でバズーカ巧樹を下してKNOCK OUT 64kgの初代タイトルも獲得した。

 2020年10月の「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で原口健飛に敗れて以降は長年痛めていた左手首の2度に亘る手術、リハビリのために戦線離脱。約1年5カ月ぶりの復帰戦となる。


 対する笠原は昨年の12月大会でKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太にジャーマンスープレックスを決めて“これぞシュートボクサー!”といえる勝ちっぷりを見せた。その重森戦後、2月のシリーズ開幕戦に出場を予定していたが、コロナ陽性で欠場したため、今大会にて今年初戦を迎える。これまでにSB日本スーパーフェザー級、SB日本フェザー級で王座を獲得した笠原の三階級制覇なるか。


 2月のシリーズ開幕戦で決定していたSB日本フェザー級王座決定戦の同級1位・魁斗(立志會館)vsSB日本スーパーバンタム級2位・川上叶(龍生塾)は、魁斗の新型コロナウイルス陽性判定により中止となっていたが、今大会で行われることになった。

 魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されている20歳のテクニシャン。2020年2月のSB後楽園大会で笠原友希に再延長戦で惜敗するまでは負けなしの8連勝を記録。再起戦となった11月のRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで王者・兼田将暉に勝利し初戴冠。2021年7月にはRISEフェザー級2位・門口佳佑からも勝利を収めた。10月にはHOOST CUP日本フェザー級タイトルマッチで泰良拓也との再戦を制して二冠王に。

 対する川上は9勝のうち5つのKO勝ちがあるSB関西期待のホープ。2019年11月にSB日本バンタム級王座決定戦で佐藤執斗を2RKOで下して、新王者に輝き、前戦となった昨年12月の大森大会では階級を上げ、シーザージムのホープ、山田彪太朗を撃破した。川上を指導する元SB日本スーパーミドル級王者・吉鷹弘もここ数年の川上の急成長ぶりを評価しており、期待がかかる。


 ワンマッチでは、SB日本スーパーバンタム級2位・山田虎矢太(シーザージム)とSB日本バンタム級1位・心直(REON Fighting Gym)が対戦。

 山田ツインズの弟、彪太朗は昨年12月にポーン・シリラックムエタイジムを2RKOし、現在、無敗の6連勝中。対する心直は、“プロフェッショナルシスト”健太の愛弟子で昨年2月にSB初参戦。当時SB日本バンタム級1位・伏見和之から飛びヒザでダウンを奪い判定勝利し、いきなりランキング入りを決めた。虎矢太の兄・彪太朗とはアマチュア時代に2度対戦しいずれもKO勝ちを収めている。

 虎矢太は兄のリベンジを果たし、無敗記録を更新するか。それとも、佐藤執斗の持つ王座獲りに向けSB日本スーパーバンタム級1位・竹野元稀に挑戦状を叩き付けている心直がコマを進めるか。


 そして、キックボクサーのHIROYUKI(RIKIX)がSB初参戦、SB日本バンタム級4位・内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM)と対戦する。

 HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。様々な団体に参戦しており、2021年7月には『NO KICK NO LIFE』でムエタイ五冠王の鳩を鮮やかなハイキックでマットに沈め、9月のBOMでは二冠王の稔之晟に判定勝ち。今年1月には大ベテランの藤原あらしをTKOに降した。戦績は28勝(13KO)10敗4分。

 内藤は元DEEP☆KICK-55kg王者の内藤凌太、元SB日本スーパーバンタム級王者で現在ONEで活躍中の内藤大樹の2人の兄を持つ。「三兄弟の中でも一番センスがある」と関係者から評されている23歳のテクニシャンで、前戦は昨年10月に元WPMF世界スーパーフライ級王者・片島聡志から勝利を収めた。

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