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レポート

【BreakingDown】“青汁王子”三崎優太が鼻から流血で敗れるも奮闘、モハン・ドラゴンは佐々木大に判定勝ち

2022/03/21 20:03
BreakingDown042022年3月21日(月)都内某所 ▼第12試合 キックルール ウェルター級スペシャルワンマッチ 77kg以下 1分1R×三崎優太判定1-2○久保田覚  久保田は『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』企画で朝倉未来の最初の挑戦者として登場した「傷害で逮捕歴10回」「会津伝説の喧嘩屋」「超危険人物」。“青汁王子”こと三崎はYA-MANとキックボクシングの練習を積んできたという。  開始と同時にパンチを振り回して連打する久保田に三崎も真正面から打ち合う。退かずに打ち合う三崎は鼻血を噴き出す。久保田は笑い声をあげながらパンチを振り回し続けて最後まで攻め切り、三崎もよく応戦したが判定2-1で久保田の勝利となった。  マイクを持った久保田は「去年の1000万円企画から口だけとかみんな俺の事バカにして悔しくて、BreakingDownに誘ってもらった時に朝昼練習して挑ませてもらいました。三崎さんも練習して挑んでくれたので、こんなチンピラを指名してくれてありがとうございました。こんな俺がメインをはれるくらいになってみんなのおかげだと思います」との想いを語った。  久保田は「顔を見てくださいよ、ボッコボコになりました。大人になってこんな顔になって。でも出来たのは嬉しい。やって良かったと思います。ここに出られてよかったです。久保田くん強かったですね。格闘技っていいですね。絆が生まれた気がします。舐めていた部分あったけれど、相当練習したと思うし、素直に拍手したいです」と久保田を称えた。 [nextpage] ▼第11試合 キックルール ウェルター級スペシャルワンマッチ 72kg以下 1分1R○モハン・ドラゴン判定2-1×佐々木大  Bigbangウェルター級(67.5kg)王者でK-1にも出場したモハン。『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』の最後の挑戦者として朝倉と戦い、以後は朝倉との友情が芽生えている。  対する佐々木は朝倉未来YouTubeチャンネルのメンバーで、MMA戦績は1勝2敗。  モハンは前蹴りを多用して佐々木を吹き飛ばす。佐々木は思い切りフックを振り回し、同じくノーガードでフックを振り回すモハンを巻き込んで転倒させる場面も。両者思い切りフックを叩きつけ、どっちが倒れてもおかしくない展開だったが、前蹴りで転倒させたモハンが判定2-1で勝利した。  モハンはマイクを持つと「どっちかが倒れるような試合をしたんですが、難しいですね、これではMVPはもらえないですね。大好きな佐々木君と試合でした。どっちかが病院へ行く試合をしたかったんですが、試合とはこんなものですね。BreakingDownのメインをはれるように頑張ります」と、にこやかに挨拶した。 [nextpage] ▼第10試合 キックルール ライト級スペシャルワンマッチ 71kg以下 1分1R○瓜田純士判定2-1×こめお  川越少年刑務所に収監経験があるというこめお。立ちはだかるのは『ジ・アウトサイダー』で名をはせたアウトローのカリスマこと瓜田。両者ともキックボクシング経験者。  前に出る瓜田が右のパンチを的確に当てていき、こめおは下がりながらも右フックを叩きつける。どんどん前へ出る瓜田に押され気味のこめお。ストレート系で手数も出る瓜田が押し切り、判定2-1での勝利。  瓜田は「思ったよりヤツが出来たのでパンチもらっちゃったから、際どいのもらっちゃったのあったけれど最後の30秒は俺の感覚的に心を折ったかなと思ったので、そういう意味で俺の勝ちだと思っています」と勝利宣言した。 [nextpage] ▼第9試合 キックルールr無差別級スペシャルワンマッチ 1分1R×へずまりゅうKO 0分57秒○てる  へずまりゅうは元・迷惑系YouTuberとして知られるが、レスリングでインターハイや国体に出場したバックボーンを持つ。対するてるは『安保瑠輝也チャンネル』の喧嘩自慢で、セコンドには安保が就いた。午前1時から行われた計量でへずまりゅうは128.3kg、てるは81.35kgで体重差は約47kgもある。  開始と同時に突進したへずまりゅうに、てるは右のパンチと左ハイキック。左右のフックを振り回す。てるは左ロー、左ミドルをしっかりと蹴り、左ハイからの左ヒザが入ったところでへずまりゅうは背中を向けてしまった。てるがラッシュする前にレフェリーが試合をストップした。 [nextpage] ▼第8試合 MMAルール ミドル級スペシャルワンマッチ 84kg以下 1分1R×啓之輔判定1-2○井土徹也  元THE OUTSIDER 65-70kg級王者の啓之輔が初参戦。2021年11月の『BreakingDown 3』で、「ミドル級(84kg以下)1Dayトーナメント」を制したプロレスラーの井土(GLEAT)と対戦した。  啓之輔は飛びヒザ蹴りを繰り出すが井土はボディロックからテイクダウンを奪う。パウンドを見舞う井土。啓之輔はピンチを迎えたがこれはブレイクとなる。スタンドに戻ると啓之輔は三日月蹴り気味の前蹴りを鋭くボディに何発も突き刺していくが、蹴り足をすくわれて転倒。再び井土のパウンドを浴びることに。最後はヒザ蹴りとパンチで逆転を狙った啓之輔だったが、井土の判定勝ちとなった。  井土はマイクを持つと「ひとつ訂正させてください。少し強いおじさんじゃなくてカッコよくてめちゃくちゃ強いおじさんでした。BreakingDownのベルトはなくてもベルト以上の価値を見せていきます」と語った。 [nextpage] ▼第7試合 キックルール ミドル級スペシャルワンマッチ 84kg以下 1分1R×おせーよ山田KO 0分36秒 ※左フック○にっけん君 『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』のオーディションで朝倉未来とスパーリングを行ったことで話題なった山田が初参戦。にっけん君は日本拳法歴22年で今回が3度目の参戦。  山田は伝統派空手経験者ということで、伝統派の構えから前足でミドル、そしてワンツーで前へ出る。序盤はリズミカルに攻めていた山田だったが、にっけん君の左フックをもらってダウン。即レフェリーがストップした。  にっけん君はマイクを持つと「いい人なのは知っていたので、殴るのはためらったんですけれど僕が有名になるには仕方がないことかと。これで初勝利と、1勝2敗です」と初勝利を喜んだ。 [nextpage] ▼第6試合 キックルール バンタム級 61kg以下 1分1R○山川そうき判定2-1×山岡彬夢  山川は少林寺拳法の全国大会で優勝経験を持ち、第二の朝倉未来になるため応募したという。山岡は柔術1年、キックボクシング3カ月の経験。  山岡が左右のパンチをガムシャラに振り回して攻め続け、山川は防戦一方となるが中盤を過ぎると山岡の手数が減る。逆に山川が狙ってのパンチを打ち始め、蹴りも交える。手数的にも互角だったが、山川の判定勝ちとなった。 [nextpage] ▼第5試合 ミドル級 78kg以下 1分1R×丸田喬仁KO 0分50秒 ※腕十字○安井飛馬  丸太は総合格闘技歴8カ月、5大会連続出場となる。安井は柔道8年、柔術2年で3回目の出場となる。  開始と同時にダッシュした安井に丸太もぶつかりに行って正面衝突。そのまま打ち合いとなり右ストレートが交錯。パンチで前に出ようとした丸田に安井がダブルレッグでテイクダウン。パウンドから腕十字に行くもこれは極まらずブレイク。  再開後、丸田の蹴りに組み付いた安井がテイクダウンし、今度はしっかりと腕十字。極まらないと見るや角度を変えてしっかりタップを奪った。  安井は「腕がけっこう曲がっていたので折れたんじゃないかと思って。大丈夫ですかね。ひろゆきさんいますか? BreakingDownの中で僕が最強だと思います。1分間が最強です」とアピールした。 [nextpage] ▼第4試合 キックルール フェザー級スペシャルワンマッチ 66g以下 1分1R○後藤祐樹判定3-0×りょうちん 『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』で2人目の挑戦者として朝倉未来に挑んだ“ゴマキの弟”こと後藤が初参戦。りょうちんはボクシング歴2年、ノリで出場に応募したという。  開始と同時に右ローと右フックでラッシュをかける後藤。その勢いに押されるりょうちん。後藤は攻撃の手を休めず右ロー、右フックを放ち続ける。終盤はスタミナ切れをしたものの、最後まで手を出し続けて判定勝ち。勝利の雄叫びをあげた。  後藤はマイクを持つと「1分間が自分でも分かっていたんですが思っていたより長くて過酷でした。でも勝つことできてよかったです。ちまちました戦いはよくないと思うので、次、5戦目以上の方バチバチに殴り合いをしてください」とアピールした。 [nextpage] ▼第3試合 MMAルール ミドル級 84kg以下 1分1R×池田大樹判定1-2○川島悠汰  川島は4大会連続出場で3勝2KO。池田は空手歴5年で、喧嘩では100戦無敗だという。両者は午後1時から行われた計量で乱闘騒ぎを起こした。  開始と同時に池田はダブルレッグ。そのまま押し込む。離れると川島がパンチを放つが池田は全く打ち合わず、低い体勢からのダブルレッグを仕掛ける。川島はフロントチョークの体勢になるも極めにはいかず、離れると殴りに行くが池田は組み付く。1分が終わると「いきがったんだから殴り合えよ」との川島の怒声が響いた。判定2-1で川島勝利。 [nextpage] ▼第2試合 キックルール フェザー級 66kg以下 1分1R○ラストサムライ小寺KO 0分44秒×えーじ  小寺はアームレスリング世界王者でアームレスリング歴は24年。対するえーじは“大田区最強の男”だという。格闘技は未経験。  開始と同時にパワフルなフックを振り回す小寺。えーじは背中を見せて小寺から離れるが、飛び込んでの左フックを連発。しかし、小寺に捕まって連打を浴び、レフェリーがストップした。 [nextpage] ▼第1試合 キックルール フライ級 56.5kg以下 1分1R×井原 涼判定0-3○渡部 隼  渡部は八王子の元暴走族で逮捕歴12回。キックボクシング歴は1年。「UFCの(イズラエル・)アデサニヤと戦いたい」と豪語する井原はブラジリアン柔術経験者ながらキックボクシングルールでの出場になり不満そう。それでも渡部と向かい合うと「ノーガードで殴り合おうぜ」と言い放つ。  開始と同時に大振りのパンチを繰り出した井原だが、渡部の前蹴り、ミドルをもらうと防戦一方。渡部がハイキック、右フック連打と一方的に攻撃し、時間切れ。井原は座り込んで号泣した。
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