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2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)にて『RIZIN.34』が開催され、メインイベントのフェザー級(66.0kg)で、萩原京平(SMOKER GYM)と弥益ドミネーター聡志(team SOS)が対戦した。
1Rに後ろ蹴りでダウンを奪い、フットスタンプで飛び込んだ萩原だったが、巧みにステップを使う弥益が、打ち気の萩原にカウンターのダブルレッグテイクダウン。萩原の立ち際に巧みに手首をコントロールし、引き込んでの糸通しからの腕ひしぎ三角固めを極めた。
思わぬ形で三角を極められた萩原は、試合後、その瞬間に後方に座って腕を引き抜こうとしたもののオープンフィンガーグローブがひっかかって抜けなかったこと、さらに、糸通しからの三角絞めをかけられたことがなかったことなどを吐露。
「リヴェンジもしたいですけど、とりあえずは苦手なところ、やらなアカンところを集中してやりこもうかと思っています」と、組み技・寝技のさらなる強化の必要性を語った。
萩原は、2021年10月の朝倉未来戦で判定負けも、11月の昇侍戦で2R TKO勝ち、12月の鈴木博昭戦で判定勝ちと3カ月に3試合の連戦で2勝1敗(MMA6勝5敗)。26歳で実戦経験を積むプロセスのなかで、強さを獲得してきたが、連戦は一時ストップして練習期間にしたい? と問われると「そういう期間をちょっと作るのもありかなと思っています」と語っている。
自分の1ミス、正直「勝てた」とは思っていた試合だった
──弥益選手と対戦した率直な感想をお願いします。
「完敗ですね。ここは勝ちたかったですけど、自分の実力不足です」
──朝倉未来選手に負けたときとは異なる表情に見えました。
「正直“勝てた”とは思っていた試合だったので、試合内容的にも、自分の1ミスを極められた感じだったので、なんかちょっと違う気持ちですよね」
──1R早々に後ろ蹴りが当たって相手が倒れた。そこにフットスタンプで飛び込みました。仕留めるくらいの勢いでしたか?
「あれで仕留める勢いで踏みに行きましたね」
──最初の後ろ蹴りがうまく決まりすぎて逆にペースが狂ったということはありますか?
「そういうのは全くないですね、バックスピンキックも作戦のうちに入っていたので、そこで舞い上がったみたいなことはないですね」
──「ミス」とは具体的にはどこですか?
「三角の形に入った時に、引き抜こうとしてしまったというか、結構、グラップリングの練習では、あの逃げ方でよく逃げれていたんですけど、グローブが引っかかったというのと、ドミネーター選手の足のクラッチが深かったので、引き抜こうとした時にさらに深く入っちゃたんで、その自分のミスを拾われて極められたかな、と思いますね」
──確認ですが、最後極まったのは絞めですか、ヒジですか?
「ヒジです」
──あそこで、三角が来るのは予想できなかった?
「そうですね、まったくそこは予想していなかったですね」
──弥益選手は、リストコントロールからの展開が巧みだったと思いますが。対策はしていましたか。
「そこの対策もしっかりしとったんですが、ああいう形で腕を取られて三角絞めをされたのが初めてだったので、まさかあそこから来るとは思っていなかったですね」
──寝技も多く練習されてきましたが、今後の課題や伸ばしていきたいところが見つかったということでしょうか。
「そうですね」
──試合を終えたばかりですが、今後の展望をお聞かせいただけますか。
「とりあえずちょっとしばらく柔術、グラップリングをやり込もうかなと思っていますね」
──弥益選手へのリヴェンジの気持ちはありますか?
「まあ、そうですね、リヴェンジもしたいですけど、とりあえずは苦手なところ、やらなアカンところを集中してやりこもうかと思っていますね、まず」
──連戦は一時ストップして練習期間にしたいと?
「そういう期間をちょっと作るのもありかなと思っています」