「今年はキックボクシングの中心に行きたい」と大きな目標を語った大雅(C)RIZIN
2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)『RIZIN.34」に出場する全選手の個別インタビューが、18日(金)にオンラインで行われた。
第10試合のRIZINキックボクシングルール61.0kg契約3分3Rで、高橋亮(真門ジム)と対戦する大雅(チームドラゴン)がインタビューに答えた。
「コンディションはいつも通り。ここまでいい感じにこれたので、体重落として回復して試合をやるだけです」
昨年6月にチームドラゴンへの移籍を発表し、練習環境を変えた大雅。「移籍してスパーリングする相手がいっぱいいるので、試合に近いようなガチスパーだったり、会長の戦略もそうだし、僕のいいところを引き出してくれていて。今回もいいところで戦えるんじゃないかと思います」
同大会のセミファイナルで対戦する皇治(TEAM ONE)と梅野源治(PHOENIX)、両方との対戦経験を持ち、昨年は大晦日で皇治との再戦をアピールした大雅だが「やりたかったわけじゃなかったんですけれど」と苦笑いし、勝敗予想を聞かれると「2人ともやってますし、弱かったので俺には関係ないかなと。どっちもどっちじゃないですか。別にどうでもいいです」と、眼中にないと言わんばかり。
対戦する高橋の印象は「しっかり相手の対策もしてきたので。特にこれが強いというのはなくて、あまり印象がない印象です」と特に言うことはないとしたが、「誰が相手でも気を抜くことはないので、しっかり試合が終わるまで倒しに行こうかなと」と気を抜かず全力で倒しに行くとする。「倒すパターンも何個かあるので、どれかが当たってどのラウンドか分からないですが倒れると思います」と、必ずKOすると言い放った。
いつもより明るい表情で調子がよさそうだった大雅。そのことを聞かれると「ここからキツい水抜きなので、ここから元気がなくなります」と笑った。
高橋は名前も実績もある大雅を喰う気満々だったが、「何があっても喰わせない。絶対に勝つのは僕なので、僕がしっかりKOで勝つか、判定で勝つか。それだけです」と、高橋の勝ちはないと言い切る。高橋が得意とする蹴りも「もらわないと思いますね。蹴らせないと思います。なるべく触らせないように戦おうかなと思いますね」と、蹴らせないとした。
一時のスランプから抜け出す傾向があることについては「今は本当に自信があるので凄い楽しみ。相手がどう来てもいいよ、って状態なので楽しいだけです」と試合が楽しくして仕方がないのだという。
そして、RIZINにおけるキックボクシング部門が那須川天心の卒業によって存続が危ぶまれていることに
「ここで僕がしっかり見せて、天心君がいなくなるのはチャンスだと思うので、キックボクシングには僕がいることを見せようと思います。RIZINキックというか、今年はキックボクシングの中心に行きたいですね」と、今年は自分がキックボクシングの中心に立つ年にすると宣言した。