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2022年3月20日(日)大阪・丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館)で開催される『RIZIN.34』の全17試合の試合順が発表された。当初の予定から「開場」「開始時間」が1時間早まり、11時30分開場、13時開始となっている。
メインイベントは、GP開催が予定される注目のフェザー級(66.0kg)戦で、弥益ドミネーター聡志(team SOS)と萩原京平(SMOKER GYM)が対戦。RIZINで初の適正体重で臨む弥益はドニミク・クルーズばりの“ドミネーター”ステップを駆使してペースを握れるか。弥益を知る柔術家・岩崎正寛がチームにつく萩原は、組み技対応と強打を活かし、後手に回らず先に仕掛けたい。
佐々木憂流迦に一本勝ちしたクレベル・コイケが「最初に萩原をボコボコにしたい」とアピールしており、勝者がGP、あるいはフェザー級上位戦線に名乗りを挙げるか。
セミファイナルは、キックボクシングルール(61.0kg)で皇治(TEAM ONE)vs.元ラジャダムナン王者・梅野源治(PHOENIX)となった。2021年6月のキックトーナメント1回戦でバッティングによりノーコンテストとなった因縁の再戦。梅野のミドル、奥足ローを、皇治はいかに攻略して接近戦に持ち込めるか。
第14試合は、UWFの遺伝子を継ぐ両者の対戦。元DEEPライト級王者・中村大介(夕月堂本舗)と、現Fighting NEXUSフェザー級王者・山本空良(パワーオブドリーム)が68.0kgで対戦する。中村の師匠は田村潔司、山本空良の父は山本喧一。中村大介は「Uインターの未来形の試合。山本喧一さんはキングダム時代にもアームロックをやられていて熟知されていると思いますが、自分もそれにこだわって20年やっているので年季が違う、対策されても極めたい」と語っている。
第13試合では、元UFC対決としてストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)と、阿部大治(フリー)が対戦する。組みのストラッサーと、キック経験もある打撃の阿部の構図だが、ストラッサーのMMAの精緻な打撃、柔道出身の阿部の腰の強さも見逃せない、ハイレベルな戦いに注目だ。ライト級でのアキラ戦の一本負けから階級をウェルター級(77.0kg)に戻して戦う阿部。北岡悟、住村竜市朗、川中孝浩相手に3連勝中のストラッサーは地元・大阪で4連勝を狙う。
第12試合は、フライ級(57.0kg)で、PANCRASE王者の北方大地(パンクラス大阪稲垣組)とDEEPの雄・村元友太郎(ALIVE)が激突。第11試合では、ライト級(71.0kg)で大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)と、アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)が対戦する。
RIZINで矢地祐介、渡慶次幸平を降している現DEEPライト級暫定王者の大原は、MMAでは6連勝中。アキラもRIZINでの阿部大治、鈴木琢仁戦の連勝前にPANCRASEで田村一聖、松本光史をKOに降すなど4連勝中で、どちらかの連勝が止まる上り調子の2人の対戦だ。
休憩前の第10試合では、キックルールで元K-1王者の大雅(チームドラゴン)と、大阪キック界で名を轟かす高橋2兄弟の次男・高橋亮(真門ジム)が対戦。互いにサウスポー構えだが、K-1スタイルの大雅とムエタイスタイルの高橋では距離が異なる。K-1とNKBという対極の団体をバックボーンに持つ両者がいかに打撃を当てるか、その間合いの勝負にも注目だ。
休憩前のMMAでは、第9試合のバンタム級(61.0kg)アラン・ヒロ・ヤマニハ(ボンサイ柔術)vs.手塚基伸(シークレットベースドミネート・コブラ会)も注目だ。8年ぶりとなる再戦で、初戦は手塚がわずか69秒でヤマニハに一本勝ちしている。元UFCの手塚は、ヤマニハも極めた必殺の肩固め、伊藤空也を極めた腕十字など、打撃と組みを使い分け、独特のセットアップで形にハメてしまう寝技師だ。しかし、ヤマニハも手塚戦後に4連勝を2度マークするなど、その進化は著しい。同世代の両者の軌跡が見えるリマッチとなるだろう。
また、GPが噂されるフライ級ファイター達の好カードも並ぶ。
第7試合では、60.0kg契約ながら、元修斗世界フライ級王者で、DEEPで神龍誠と接戦、2月に伊藤裕樹を2R TKOに降している福田龍彌(MIBURO)と、現GLADIATORフライ級王者のNavE(N★TRUST)が激突。
さらに第8試合では、57.0kg契約で、中村優作、北方大地、松場貴志を相手に3連勝中の竿本樹生(BRAVE・25歳)と、プロ修斗5勝1分からRIZIN初参戦となる宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE・24歳)の同世代対決も組まれている。
1試合目から6試合目までは5試合がキックルール。実力者・笠原友希は第5試合、政所仁は第4試合に登場する。
湘南美容クリニック presents RIZIN.34
2022年3月20日(日)11:30開場 / 13:00開始 ※時間変更
丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
▼第16試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
萩原京平(SMOKER GYM)
弥益ドミネーター聡志(team SOS)
▼第15試合 RIZINキックボクシングルール 61.0kg契約 3分3R
皇治(TEAM ONE)
梅野源治(PHOENIX)
▼第14試合 RIZIN MMAルール(68.0kg)5分3R
中村大介(夕月堂本舗)
山本空良(パワーオブドリーム)
▼第13試合 ウェルター級(77.0kg)5分3R
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)
阿部大治(フリー)
▼第12試合 フライ級(57.0kg)5分3R
北方大地(パンクラス大阪稲垣組)
村元友太郎(ALIVE)
▼第11試合 RIZIN MMAルール(71.0kg)5分3R
大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)
──休憩──
▼第10試合 RIZINキックボクシングルール 61.0kg契約 3分3R
大雅(チームドラゴン)
高橋 亮(真門ジム)
▼第9試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
アラン・ヒロ・ヤマニハ(ボンサイ柔術)
手塚基伸(シークレットベースドミネート・コブラ会)
▼第8試合 RIZIN MMAルール(57.0kg)5分3R
竿本樹生(BRAVE)
宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)
▼第7試合 RIZIN MMAルール(60.0kg)5分3R
福田龍彌(MIBURO)
NavE(N★TRUST)
▼第6試合 RIZINキックボクシングルール 70.0kg契約 3分3R
憂也(魁塾)
洋輔YAMATO(大和ジム/NJKFウェルター級王者)
▼第5試合 RIZINキックボクシングルール 61.0kg契約 3分3R
笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者)
元氣(楠誠会館)
▼第4試合 RIZINキックボクシングルール 53kg契約 3分3R
政所 仁(魁塾)
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)
▼第3試合 RIZIN MMAルール(63.0kg)5分3R
Ryuki(フリー)
山本歩夢(フリー)
▼第2試合 RIZINキックボクシングルール 3分3R
山畑雄摩(NJKF心将塾)
小川 翔(OISHI GYM)
▼第1試合 RIZINキックボクシングルール 70.0kg契約 3分3R
蛇鬼将矢(テツジム/NKBウェルター級王者)
こうた(武心會)
──オープニング──
▼オープニングファイト RIZINキックボクシングルール 3分3R
佐藤 亮(NJKF健心塾)
駿(Reborn Kickboxing Gym)