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【Bellator】注目のフェザー級でボリッチがバーネルに判定勝ち。AJvs.ピットブル勝者に挑戦へ、ATT無敗勢が躍進、女子フライ級アヴサラゴワは判定勝ちも課題残す=『Bellator276』

2022/03/13 18:03
 2022年3月12日(日本時間13日)米国ミズーリ州セントルイスのザ・ファミリーアリーナにて『Bellator 276: Borics vs. Burnell』が開催された(U-NEXTにて配信・見逃し配信も)。  メインイベントでは、フェザー級2位のアダム・ボリッチ(ハンガリー)とマッズ・バーネル(デンマーク)が対戦。ボリッチがアウトボクシングの的確な打撃とテイクダウンで3R以外を制し、判定勝ち。4月15日(日本時間16日)の『Bellator 277: McKEE VS. PITBULL 2』の勝者への挑戦者に名乗りを挙げた。  セミは、元UFCで元Bellatorライトヘビー級王者のフイル・デイヴィス(米国・2位)が、4位のジュリアス・アンリカス(リトアニア)をテイクダウン&コントロールで完勝。  また、アメリカントップチームの無敗ファイターたちが今大会でも活躍。ミドル級のジョニー・エブレン(米国)が王座挑戦経験もあるジョン・ソルター(米国)を判定で降し、11勝無敗に。  堀口恭司の自宅に寝泊まりをしていた26歳のコディ・ロー(米国)がフェザー級でジャムス・アドコック(米国)に77秒 KO勝ちで6連勝。  ウェルター級のローマン・ファラルド(米国)はケルヴィン・レイフォード(米国)を44秒、左ジャブでTKOに降し、7連勝を飾ると「MVP(マイケル・ヴェノム・ペイジ)と戦いたい」とアピールしている。  なお、女子フライ級で“スーパーモデル級”のMMAファイター&インフルエンサーとしても知られるディアナ・アヴサラゴワ(ロシア)が、RIZINで村田夏南子に判定負けしたキーラ・バタラ(米国)と対戦。  緊急参戦のバタラの突進ファイトに、アヴサラゴワはカウンターの打撃で対抗し判定勝ちしたものの課題を残す内容となっている。 [nextpage] ▼フェザー級 5分5R〇アダム・ボリッチ(ハンガリー)145.8lbs(66.13kg)[判定3-0] ※49-46, 50-45, 49-46×マッズ・バーネル(デンマーク)145.5lbs(66.0kg)  メインイベント。フェザー級2位同士の対戦。バーネルの右カーフ・左ボディのボクシングの圧力を受けたボリッチだが、長い距離のカウンターのアウトボクシングとテイクダウンで5R戦を制した。  ボリッチは、GP1回戦でダリオン・コールドウェルの速攻テイクダウンからのリアネイキドチョークに一本負けを喫したが、その後、マイク・ハメル、エリック・サンチェスに判定勝ちすると、2021年4月の前戦でもジェレミー・ケネディに判定勝ちで3連勝中。  対するバーネルはUFC1勝2敗。ミッシェル・プラゼレスに一本負け後、マイク・サンティゴに判定勝ち、2018年5月にアーノルド・アレンにギロチンチョークで敗れてリリースも、その後Cage Warriorsで4連勝、Bellatorでもダルコ・バノヴィッチをTKO、ソウル・ロジャースに一本勝ち、2021年7月の前戦でエマニュエル・サンチェスに判定勝ちで今回の次期挑戦者決定戦的な同位ランカー対決に漕ぎつけた。  1R、ともにオーソドックス構えから。互いに右カーフキック。近づくとボリッチは首を掴んで跳びヒザ! ここはブロックするバーネル。ガードを固め左ジャブを連打し前に。そこにボリッチは右アッパー。ジャブで前に出るバーネル。ボリッチは右の縦ヒジで押し返すとさらに跳びヒザ、回転早く左右、さらに右ローを上下に散らす。  左ボディフックはバーネル。そこから詰めて右で差して前に。しかし突き放すボリッチは右ロー、ヒザ。しかしバーネルは近距離のボクシング! ボディを突いてアッパーも。ボリッチもヒザ蹴りで応戦。詰めるバーネルも左ロー。  2R、詰めるバーネルに右カーフ、跳びヒザを狙うボリッチ。バックフィストは浅いか。左ボディを突くバーネル。ボリッチはジャブ、首相撲ヒザ。バーネルは右カーフを2度。さらに上下のパンチ。しかし左の蹴りを掴んだボリッチがテイクダウン。亀から腰を引き立ち上がるバーネル。ワンツースリーの最後を左ボディに繋ぐバーネル。ボリッチは右ヒジも手数はバーネル。右ヒジも。  さらにバーネルはダブルレッグも切るボリッチ。左のトリプルも上下に散らすバーネル。さらに左ボディ! 後退するボリッチ。ボリッチは蹴りで応戦。バランスを崩して下になるバーネルは脇を差して立ち上がる。  3R、近距離でハイペースな5R戦。ジャブ&ローのボリッチ。さらに右アッパーも。しかし詰めるバーネルは左ジャブ、右ローのダブルで間合いを取るボリッチ。近づくと首相撲でヒザを突く。ボリッチの左の打ち終わりに右をヒットさせたバーネル! 動きが止まったボリッチをバーネルが詰めるとボリッチはヒザで応戦。その蹴り足を取るバーネル。  右ローの打ち合い。ボリッチの跳びヒザを手でブロックするバーネル。左フックで飛び込み追いかける。ボリッチは後ろ回し蹴りも遠い。  4R、頭を振って圧力をかけるバーネル。距離を取りたいボリッチは後ろ蹴り。長いジャブ、右ヒザで間合いを保つ。左アッパーから右フックで詰めるバーネルは左ボディも。そこに縦ヒジを狙うボリッチ。右オーバーハンドを当てるバーネル。  しかしボリッチもワンツー! しかしバーネルは効いていないとロボットダンス。左の蹴りもその蹴り足を掴んでボリッチはテイクダウン。  5R、互いにハグしてスタート。右ローに互いに足が流れる。ボリッチの左右をブロッキングして詰めるバーネルだが、ヒジ・ヒザで迎撃するボリッチ。左の蹴りも掴む。足を抜くバーネル。  詰めるバーネルに下がりながらジャブのボリッチ。ヒザはブロックするバーネルは詰めて左ボディもクリンチするボリッチ。左にサークリングするボリッチ。追うバーネルはシングルレッグを狙うが倒せず。  判定は3-0(49-46×2, 50-45)でボリッチが勝利。3R以外はボリッチが制した形に。ボリッチはハンガリーで挙式するというフィアンセと熱いキスをかわした。  ゴング後、初めて右足をひきずったボリッチは、「息も出来ないくらいタフだった。もっとキックを出したかったけど難しかった。バーネルはとてもウェルラウンデッドなストロングファイターだった」と語った。  4月15日(日本時間16日)の『Bellator 277: McKEE VS. PITBULL 2』では、フェザー級王者AJマッキーとパトリシオ・ピットブルの再戦が組まれており、その勝者とボリッチは対戦することになる。  ピットブルはメイン前に「前回のAJとの試合は自分のミスだった。今回はディフェンス中心に練習してきた。(メインの)ボリッチvs.バーネル、どちらも強いけど、どっちでも構わない」と、マッキーとの再戦で王者になって挑戦者として迎えると話している。 [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R〇フィル・デイヴィス(米国)206lbs(93.44kg)[判定3-0] ※30-27×3×ジュリアス・アンリカス(リトアニア)206lbs(93.44kg)  元UFCで元Bellatorライトヘビー級王者のデイヴィスは現在2位、アンリカスは4位。2021年4月にワジ・ネムコフに敗れたデイヴィスは、9月の前戦でヨエル・ロメロにスプリット判定勝ち。  アンリカスは、Contender Series 2019での勝利後、Bellatorで3連勝。MMA9連勝をマークも、2021年10月の前戦でデイヴィスと同じネムコフにキムラで一本負けしている。  1R、中央を取るディヴィスは右ロー、左インロー。左で差すアンリカスに右で小手に巻き内股で投げを狙うディヴィス。左で差して足に乗せて後方にテイクダウンも、アンリカスもハーフガードで凌ぐ。  2R、右回りで左から右のディヴィス。さらにダブルレッグから両脇を差して小外がけを合わせてテイクダウン! サイドを奪いハーフからアメリカーナ狙い。足を戻そうとするアンリカスをパウンドからパスして頭突きのキムラも狙う。  3R、ワンツーのアンリカス。ディヴィスのダブルレッグをいったん切ったアンリカスだが、なおも追うディヴィスは金網に詰めて尻下でクラッチ。  ダブルレッグテイクダウン! ハーフから肩固め狙い、さらにキムラ狙い、ストレートアームバー狙いでパスガード。  アンリカスの頭を抱え、あえてハーフガードの中に入り、再びマウント。亀から立ち上がるアンリカスをボディロックで崩して、コントロール。最後はバックから持ち上げてテイクダウンを奪い、ゴング。  判定は3-0(30-27×3)、完封勝利のディヴィスはMMA24勝目(6敗)、Bellator11勝目を飾った。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ジョニー・エブレン(米国)185.8lbs(84.27kg)[判定3-0] ※30-27×3×ジョン・ソルター(米国)185.8lbs(84.27kg)  アメリカントップチームのエブレンはMMA10勝無敗。Shamrock FCで4連勝後、2019年3月のBellatorデビュー後も6連勝中。前戦は、2021年12月にコリン・ハックボディに1R TKO勝ちしている。  ソルターはBellator3連勝で、2021年8月の「Bellator 264」で王者ゲガール・ムサシに挑戦も3R TKO負け。その後、ADCC北米予選でグラップリング3試合を戦い1勝2敗。  1R、オーソドックス構えのエブレン、サウスポー構えのソルター。エブレンはダブルレッグテイクダウン、しかし下のソルターは三角絞め狙いから腕十字へ。ヒジを抜くエブレンが上のまま。  2R、喧嘩四つで前手を触り合い、右ミドルを当てるエブレン。金網に詰めダブルレッグテイクダウン。ソルターはディープハーフガードから足を手繰り、シングルレッグ狙いから足関節。それをエブレンが抜いたところで立ち上がる。  右インローを当てるエブレン。さらに右ミドル。組んでの互いのヒザ蹴りはソルターのヒザがローブローに。中断後、再開。  3R、右ミドルを突くエブレン。さらにワンツーで前に。距離でかわすソルターは遠間から左ロー。しかし詰めるエブレンがシングルレッグテイクダウン。これで全Rでテイクダウンを奪取。足を効かせるソルターに右のパウンドで飛び込むエブレンだが、ゴング。  判定は3-0(30-27×3)でATTのエブレンが勝利し、戦績を11勝無敗とした。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)155.8lbs(70.66kg)[判定3-0] ※30-27, 29-28, 29-28×ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)156lbs(70.76kg)  ハビブ軍団のラバダノフはMMA16勝4敗2分。28歳ながら2013年からMMAプロデビューし、Fight Nights Globalでの連勝、PFL、GFC、EFCを経て、2021年7月にBellatorで1R TKO勝ちデビュー。  対するBellator育ちのウィルソンは、2021年4月の前戦でペドロ・カルバーリョに2R TKO勝ちで8連勝をマークしている。  1R、ともにオーソドックス構え。ともに右のローから。ウィルソンはミドルハイ。さらに打ち下ろしの右ロー。ラバダノフは左ボディストレート。ウィルソンは右ローをこつこつ突く。ウィルソンの右バックフィストをかわすラバダノフ。  右を振るラバダノフに、ウィルソンはワンツースリーから蹴りに繋いで押し返し。さらにバックフィスト、左ハイと積極的に攻める。ラバダノフは右で飛び込むが、それを掴んでヒザ蹴りはウィルソン。  2R、先に右ローはラバダノフ。ボディストレートも。さらに右のカーフキックも。右のスーパーマンパンチから組み付き、右で差すウィルソン。しかし体を入れ替えるラバダノフは離れて右カーフ。ウィルソンは上下に乱打戦。  ラバダノフは右で左足を、左で腰を抱き回してテイクダウン! 下のウィルソンは首を抱きハイガードもラバダノフも察知する。  3R、左の蹴りのウィルソンに、ラバダノフの右カーフ、さらにダブルレッグテイクダウン! 背中を見せたウィルソンの背中を取るラバダノフだが、ウィルソンもスクランブルから落として立ち上がる。  足を効かせたところで再びダブルレッグテイクダウンはラバダノフ。ウィルソンは下から蹴り上げ、さらにラバダノフの左足にからむが潰していくラバダノフ。ウィルソンは亀から巻き込み前転し、ガードに入れると、ラバダノフの右腕を自身の左足とともにオーバーフックして固めてゴング。  判定コール前に自らハグするウィルソンは敗北を認めたか。判定は3-0(30-27, 29-28×2)でラバダノフが勝利した。ラバダノフはMMA3連勝、ウィルソンは初黒星でMMA8勝1敗に。 [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R〇アレックス・ポリッツィ(米国)204.4lbs(92.7kg)[3R 0分49秒 リアネイキドチョーク]×ジョゼ・アウグスト・アゼヴェド(ブラジル)206lbs(93.44kg)  ポリッツィは、LFAから2020年9月にBellator入りし、いきなりハファエル・カルバーリョに判定勝ち。2020年11月にジュリアス・アンリカスに判定負けも、以降Bellator2連勝中。  アウグストはMMA4連勝で2021年4月にBellatorデビュー。ジョナサン・ウィルソンに肩固め一本勝ちも、5月の元UFCアンソニー・ジョンソン戦で2R KO負け。  1Rにテイクダウン&コントロールのポリッツィ。2Rにアウグストの跳びヒザ蹴りにダウンを喫したポリッツィはさらに右をもらうが、ダブルレッグへ。しかしアウグストは下から腕十字。腕が伸びるがこれもまたいで上になったポリッツィが、攻め疲れのアウグストにマウントから鉄槌・ヒジ・パウンド!  3R、互いに疲弊するなか、ジャブを突くポリッツィはダブルレッグへ。スプロールするアウグストだが、そこからバックに回ったポリッツィは素早くリアネイキドチョーク! アウグストは身体を伸ばして絞め上げ極めた。死闘を制したポリッツィは3連勝。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ロメロ・コットン(米国)185.2lbs(84.0kg)[1R 1分39秒 TKO] ※パウンド×フレディ・サンドヴァル(米国)185.2lbs(84.0kg)  サンドヴァルのシングルレッグに跳びヒザを合わせたコットン。崩れながらも下のサンドヴァルは足関節、外ヒールフック。しかし足を抜いて潰したコットンが鉄槌連打で試合を決めた。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇ディアナ・アヴサラゴワ(ロシア)125.8lbs(57.06kg)170cm[判定3-0] ※30-27, 30-27, 30-27×キーラ・バタラ(米国)124.6lbs(56.51kg)150cm  女子フライ級戦。“スーパーモデル級”と呼ばれるディアナ・アヴサラゴワ(ロシア)と、RIZINにも参戦したキーラ・バタラ(米国)と対戦。  アヴサラゴワはプロ2戦でBellatorと契約。2021年4月のサークルケージデビュー戦でタラ・グラフを右カウンターで1R 29秒KO。7月の2戦目はガブリエラ・グルフィンにスプリット判定勝利でMMA4連勝中。SNSのインフルエンサーとしても名を馳せる。  対するバタラはMMA8勝4敗。2016年9月のRIZINで村田夏南子に判定負け後、Combate Americasで3連勝。今回はアヴサラゴワの対戦相手が欠場したため緊急参戦した。  1R、いきなり荒々しく突進して左右を振るバタラがダブルレッグもアヴサラゴワが差し上げ四つに持ち込み切る展開。  右回りでカウンターを狙うアヴサラゴワは距離を保ち、バタラの入りに打ち下ろしの右をヒット! 左右をまとめる。  2Rも突進するバタラの圧力に一瞬背中を見せたアヴサラゴワだが、バタラの右を差しての捨て身の投げを潰して上に。ここは立ち上がったバタラだが、手数が減る。じっくり見るアヴサラゴワもカウンター狙い。打ち終わりに右を再びヒット。ボディストレートも。  3R、飛び込むバタラはワンツーから我武者羅な組みに。ここも左足を伸ばして両足を広げて切るアヴサラゴワ。バタラはコンパスが長いアヴサラゴワの両足を束ねることが出来ない。  バタラの入りに左右を突くアヴサラゴワ。左ジャブも突くが単発。バタラは左ミドルを打って左右を振ると同じ返しで精度高く当てるのはアヴサラゴワ。ダブルレッグのバタラを潰して上になったところでゴング。両者はハグをかわした。  判定は3-0(30-27, 30-27, 30-27)でアヴサラゴワがフルマークの勝利。これでMMA5戦全勝。アヴサラゴワは恵まれた体躯を活かし的確な打撃を当てたものの、カウンタースタイルでどこまで上がれるか。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇コディ・ロー(米国)145.6lbs(66.0kg)[1R 1分17秒 KO] ※左フックを効かせ、右フック×ジャムス・アドコック(米国)145.4lbs(65.95kg)  ATTで堀口恭司の自宅に寝泊まりをしていた26歳のコディ・ロー。セコンドにはマイク・ブラウンがつく。アマチュア5戦負け無しで、プロでも現在Bellator5連勝中。  対するアドコックは、2019年からValor Fighting Challengeで5勝1敗。2021年2月のAFCでの1R KO勝ちを経て、今回Bellatorデビュー。  背中に十字架、左胸に「犠牲」の文字を刻んだロー。オーソドックス構えからサウスポー構えのアドコックを詰めると、アドコックの右を飛び込みを避けて、右のロングフックをかすめる。  右ミドルを打つロー。アドコックの左をかわして近距離で右を当てると片ヒザを着くアドコック。すぐに詰めるローはシャープな右でダウンを奪うと、立ち上がってきたアドコックにさらに右ハイ!  左の打ち合いを制して効かせると、右フックでアドコックが仰向けに。追撃の右拳を振り上げたが止めた。  試合後、勝者ローは、「次は誰でもいい、来月でも試合が出来る」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ローマン・ファラルド(米国)171lbs(77.56kg)[1R 0分44秒 TKO] ※パウンド×ケルヴィン・レイフォード(米国)171lbs(77.56kg)  アマチュア6戦全勝、プロMMAでTitan FCなどを経て、2020年11月からBellatorに参戦したATTのファラルドは、ここまで全試合を2Rまでにフィニッシュ。2021年11月の前戦では、ロバート・ターンクエストを1R77秒、跳びヒザ蹴りでKOに降している。  対するレイフォードは5勝3敗。LFAでクリス・ブラウンに判定負け後、今回のBellator初参戦となった。  試合は身長185cm、リーチ188cmのファラルドが、左ジャブの刺し合いでダウンを奪うと鉄槌・パウンドで、44秒TKO勝利。  試合後、ファラルドは「自分の強さには2つの理由がある。たくさんの努力と神のご加護。次? MVP(マイケル・ヴェノム・ペイジ)と戦いたい」と語った。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇ジョーダン・ハワード(米国)135.8lbs(61.59kg)[2R 3分24秒 TKO] ※パウンド×トレヴァー・ワード(米国)136lbs(61.69kg  ワードの高い前蹴りをかわすハワードが、サウスポー構えから圧力をかけて、ワードのテイクダウンを切る。2Rもワードのシングルレッグにヒジを落としたハワードは背中を着かせるとケージに押し込みハーフからヒジ、パウンド連打にレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇ニコ・アルカラス(スペイン)[2R 2分00秒 アメリカーナ]×スタントン・ケチャーサイド(米国)  右の打ち終わりにアルカラスの右フックで後退したケチャーサイドは、アルカラスのダブルレッグに引き込みで下に。上のアルカラスはサイドを奪うとアメリカーナでタップを奪った。
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