▼第5試合 キック・ストロー級 3分3R
×ジョシュ・トナー(豪州)56.70kg, 1.0248
[2R 2分11秒 KO] ※左フック
〇ジャン・ペイメン(中国)56.20kg, 1.0036
第5試合のキック・ストロー級戦で、“中国の天心”ジャン・ペイメンがONEデビュー、強烈な左の攻撃で同級5位のジョシュ・トナー(豪州)を2R KO。いきなり5万ドルボーナスを獲得した。
中国「EMLegend」等で活躍し、23勝18KOをマークするなど“最強中学生”として話題となったペイメン。今回のONEデビュー戦では、サムエーが持つONEストロー級(56.7kg)ムエタイ世界タイトルマッチにも挑戦経験があるトナーと対戦した。
1R、オーソドックス構えでトナー相手にスピーディーな左右、右ローと繋ぐペイメン。普段圧力をかけるトナーに中に入らせない。トナーのローブローを受けてもすぐに回復。トナーの左ハイをスウェイでかわして攻撃に繋ぐなど、攻防のなかでカウンターも入れていく。トナーの左ジャブをかわしたペイメンは、強い身体の軸からブレない左ボディ=レバー打ちでダウンを奪う。
2R、トナーの左ヒザ、右をかわして、左のトリプルを上中下に打ち分けるペイメン。さらに左フック! 再びレバー打ちでダウンを奪うと、立ち上がったトナーに左ミドルも腹に当てて、左右ボディを両腹に打ち、2度目のダウン。最後はボディ、テンプル上下にと打ち分け3度目のダウンを奪い、試合を決めた。
脅威の左の攻撃で鮮烈KO劇を見せたペイメンは、「トナーのように非常に素晴らしい選手と対戦できてよかった。ONEのような大規模な大会で試合が出来たことも良かった。素晴らしい経験になった。コーチからの『パンチをしっかり打ち続けなさい』の声を守りました」とコメント。
その場で5万ドルボーナス獲得を伝えられると、「ワオッ!」と両手を挙げて初々しい笑顔を見せた。
現在、ONEキックボクシング・ストロー級の王者は空位。1位にロシアのアステミール・ボルソフ、2位にアスランベック・ジクレーブ、3位に中国のワン・ジュングァン、4位に豪州のロッキー・オグデン、5位にトナーがランクされており、解説の仙三は「これ、すぐに行っちゃうんじゃないですか」とペイメンの上位進出を予想。
3位には、2017年9月のK-1で武尊相手に判定まで持ち込んだ“中国の武尊”と呼ばれるワン・ジュングァンもおり、日本のみならず、ONEで中国版の「天心vs.武尊」の可能性も出てきた。
中国の“神童”は現地のインタビューで、好きな言葉は「天才は99%の汗と1%の才能が必要」だと答えている。
What. A. DEBUT! Zhang Peimian 🇨🇳 dominates Josh Tonna en route to a CRUSHING second-round knockout! 🥊 #ONELightsOut
— ONE Championship (@ONEChampionship) March 11, 2022
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