▼第8試合 フェザー級(※70.3kg)5分3R
〇マーチン・ニューイェン(豪州)70.25kg, 1.0152
[3R 2分18秒 TKO]
×キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)70.10kg, 1.0018
ニューイェンは、フェザー級とライト級で史上初の2階級制覇を成し遂げた元ONE世界王者で現在はフェザー級3位コンテンダー。MMAのキャリアを通じて最高峰の経験を積んできたが、タン・リーにベルトを奪われ、2021年9月には1位の韓国のキム・ジェウンに敗れた。連敗を止め、王座戦線復帰なるか。
対するウクライナのキリル・ゴロベッツは、9連勝中。MMA11勝1敗でフィニッシュ率は62%、7年のプロキャリアで黒星はタジキスタンでのACB1戦のみ。WWFCではペルヴィアンネックタイ、バナナスプリットといったテクニカルな一本での勝利もマークしている。
1R、ともにオーソドックス構え。頭を回して跳びヒザで近づくゴロベッツ。強い右ストレートを見せる。ブロッキングするニューイェン。ゴロベッツは左のサイドキックもローブローに。再開。サウスポー構えになるニューイェン。
右の蹴りを上下に突くと、右の後ろ蹴りの後にダブルレッグテイクダウン! 金網まで這うニューイェンの足を束ね、立ち際に背中に乗ったゴロベッツ。着地すると、正対したニューイェンはギロチンチョークからがぶりでヒザ。
さらに詰めて得意の右! さらに右カーフ! 左ボディ。カウンターの右を当てると、ゴロベッツは後退。しかし右の蹴りで押し返す。
2R、左インローを打つニューイェン。互いに後ろ蹴り。ゴロベッツの右にニューイェンが右を返す。素早いダブルレッグテイクダウンはゴロベッツ! 立ち際にボディロック。背後からヒザを突き、左足をかけるが、座って外してからまた立ち上がるニューイェン。
正対し、離れ際に左を振るニューイェンは右! しかしゴロベッツも右アッパーを狙う。左ボディも。ゴロベッツはシングルレッグも足を外に出すニューイェンは金網背に立ったまま。
追うニューイェンは右を効かせると、背中を見せて回るゴロベッツ。振り向いてダブルレッグは切るニューイェン。詰めて左ボディ&ヒザにゴロベッツはくの字になり、防戦一方もゴングに救われる。
3R、ニューイェンの圧力に、左ロー、右を振って組み付くゴロベッツだが、ここは切るニューイェン。右カーフキック、左ボディにゴロベッツは雨後kうが止まる。左ボディに座りこんだゴロベッツ、さらに追うニューイェンの左右に背中を見せて回り被弾し崩れるゴロベッツを見てレフェリーが間に入った。
試合後、ゴロベッツとヒザを着いて言葉をかわしたニューイェンはウクライナ国旗を手に取り、ゴロベッツの肩にかけた。
2019年8月の松嶋こよみ戦以来の白星を掴んだニューイェンは「3年ぶりの勝利だ」と勝利を噛みしめ、家族やサンフォードMMAのヘンリー・フーフトらに感謝の言葉を語ると、今後の対戦相手について、クリスチャン・リーの名前を挙げた。
Martin Nguyen gives it up to Kirill Gorobets 🇺🇦 after their hard-fought battle 🙏 #ONELightsOut pic.twitter.com/MAY9iOWvHS
— ONE Championship (@ONEChampionship) March 11, 2022