リベンジに絶対の自信を見せたサトシ「彼は次の試合で絶対にこのベルトは獲れない」
RIZINが、2022年4月16日(土)に東京府中市・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで『SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd』、翌17日(日)に同所で『湘南美容クリニック presents RIZIN.35』を、連続開催することを10日、会見で発表した。
『RIZIN.35』では、3つのタイトルマッチを発表。3王座戦ともに再戦となる。
RIZINライト級(71kg)タイトルマッチ5分3Rでは、王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)がジョニー・ケース(米国)の挑戦を受ける。両者は2019年10月の「RIZINライト級トーナメント 1回戦」で対戦し、この時はケースが1R 右アッパーでサトシを降している。
その後、サトシは矢地祐介にTKO勝利、徳留一樹に一本勝ち、2021年6月のRIZINライト級王座戦でトフィック・ムサエフを三角絞めで極めて王座を戴冠。2021年の大晦日に矢地祐介と再戦し、腕ひしぎ三角固めで一本勝ち、4連勝をマークしている。
一方のケースは、2019年大晦日のRIZINライト級トーナメント準決勝でトフィック・ムサエフに1R TKO負け後、いったん北米PFL参戦が発表されたが出場することなく、日本マット復帰となった。2021年7月と10月と2002年2月に、計3試合ボクシングの試合を行い、いずれも1・2RでKO勝ちしており、前戦で打撃で敗れたサトシにとっては難敵といえる。
会見に出席したサトシは「この試合は去年から本当にやりたいと思っていた。私が負けたのはこの試合だけ。面白い試合もみんなに見せたいし、この試合で(前回と)違うサトシをみんなに見せたい」と挨拶。
ケースからは「世界一のファンたちの前でRIZINのベルトを懸けて戦える機会を与えてくれたことに心から感謝したい。俺は世界中で戦ってきたが、日本みたいに格闘技と選手たちを想ってくれる国はない。ソウザには俺のベルトを預けているだけだ。4月はあのベルトは本来あるべき場所に戻る。それまでにしっかりと磨いておいてくれよな。ソウザと再び戦うこと、日本のファンのみんなに会えることを心待ちにしている」とのメッセージが読み上げられた。
サトシはこのコメントを聞いて「それが彼の気持ちだから、(コメントを聞いても)私の気持ちはあまり変わらない。私のプランは同じで変わりはありません。それは、まだRIZINのベルトを守りたいということ。彼は次の試合で絶対にこのベルトは獲れない」と、ベルトは絶対に渡さないとの決意を話す。
前回ケースに敗れた理由をどのように分析しているかと問われると、「前回の対戦の時はRIZINで戦う準備がまで出来ていなかった。まだ自信がありませんでした。でも、この試合の後から私は全部が変わった。私の考え方も私の自信も私のモチベーションも。だから、この試合では前回とは全く違うサトシを見せたいです」と、ケースに敗れたことで自分の全てが変わったとする。
具体的にはどういう部分が前回とは違うのかと聞かれると、「いつも打撃を使いたいと言うけれど、すぐにグラップリングで行くから(笑)。でも前回の試合の時は全然打撃をやっていなかったから、試合に勝てなかった。打撃、レスリング…私が見せたいのはMMAファイターとしての自分。柔術だけではなく全部が出来るところを見せたいです」と、MMAファイターとして進化した自分を見せたいと語った。