K-1K-1
K-1
インタビュー

【K-1】無差別級トーナメントに挑む石井慧「無差別級でやることが強さの美学」、実方宏介「石井選手の試合はつまらない」

2022/03/09 17:03

実方宏介「決勝で京太郎選手を倒してリベンジすることが最高のストーリー」


――無差別級トーナメントの出場が決定して、どんな心境でしょうか?

「去年K-1では2戦やって1勝1敗だったのですが、11月のBigbangでは敗れてしまって、負け越したまま1年を終えました。それがすごく心残りで、悔しさを感じたまま年を越したので、この無差別級トーナメントというビッグチャンスで心機一転、新しい実方宏介を見せようと思ってます」

――今は悔しさが原動力ですか?

「そうですね。負けた試合を100回以上見てます(苦笑)。僕は勝った試合はあまり見なくて、負けた試合ばっかり見るんですよ。自分が負けた試合を何回も見るのは嫌ですけど、負けた試合を見ないと反省点や改善点が分からない。京太郎選手に負けた試合も何回も見直して、自分の悪いクセや動きを直そうと思って徹底して練習しています。なので今回のトーナメントでは前回とは全く違う姿を見せられるんじゃないかと思います」

――実方選手は無差別級のなかでは珍しいムエタイスタイルの選手ですが、どんな戦い方でトーナメントを勝ち上がりたいですか?

「ヘビー級でもムエタイスタイルで戦えるのが自分の特徴だと思うので、ムエタイ特有の左ミドルを使いながら試合を組み立てつつ、K-1ルールで学んだ技術をミックスして戦いたいです。ムエタイスタイルと言っても消極的に戦うということではなく、左ミドルを蹴りながら対戦相手の出方を見ながらアグレッシブに戦うということ。ただパンチでだけで打ち合うのではなく、パンチと蹴りを駆使して倒しに行きます」

――一回戦で対戦する石井選手にはどんな印象を持っていますか?

「石井選手がK-1に来て『石井選手とやらないの?』という話をすごくされるので、これはファンの方たちも待望していた、注目の一戦じゃないかなと思っています。僕的には一回戦から石井選手か…というのはあるんですけど、逆に一回戦で石井選手を喰っておいた方がポンポン!と上に上がれるかなとも思ってます。トーナメントなんですけど、実際気持ち的にはワンマッチのつもりで、1回戦に勝てば自ずと準決勝・決勝がついてくるかなと思ってます」


――K-1での石井選手の戦い方・ファイトスタイルをどう分析していますか?

「2試合とも会場で見てるんですけど、正直に言うと試合はつまらないと思います。みんなは石井選手のことを壁や岩という表現を使いますけど、そこは僕がテクニックで壊す自信はあります。今まで通りの石井選手に付き合ったら僕もつまらなくなると思うので、そこをどう面白くするかが今回の課題です。いろいろ対策を練っているんですけど、倒せる気がしますね」

――準決勝・決勝の勝ち上がりについてはいかがですか?

「準決勝ではANIMAL☆KOJI選手とやりたいですね。ANIMAL選手とは交流もあるんですけど、K-1のトーナメントという大舞台で戦いたいですね。決勝はもちろん京太郎選手です。去年の『K'FESTA.4』でKO負けしたリベンジを晴らしたいです」

――今大会は1993年にK-1が旗揚げした代々木競技場第一体育館で行われ、K-1の原点とも言える無差別級トーナメントが行われます。実方選手はかつてのK-1で好きだった選手はいますか?

「ジェロム・レ・バンナですね。ああいう男らしい試合をする選手が好きで、僕もバンナの試合を見て興奮していました。僕はもともと右利きでオーソドックスなんですけど、バンナに憧れて左・サウスポーに構えて練習してたんですよ。そうしたらいつの間にかサウスポーでも戦えるようになったので、僕が構えをオーソドックスとサウスポーにスイッチできるのはバンナのおかげです(笑)」

――それでは最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

「さっきも言ったんですけど、今は1回戦の石井選手のことしか見ていません。1回戦の結果で後は自ずとついてくると思ってます。逆ブロックに去年負けた京太郎選手もいるので、僕の中では決勝で京太郎選手を倒してリベンジすることが最高のストーリーかなと思ってます」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント