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インタビュー

【RIZIN】浜崎朱加「ハムちゃんもROAD王者なので(試合をしたら)面白い」、浅倉カンナ「また、目標ができた」

2019/01/07 15:01
【RIZIN】浜崎朱加「ハムちゃんもROAD王者なので(試合をしたら)面白い」、浅倉カンナ「また、目標ができた」

12月31日(月)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.14』で、浜崎朱加(AACC)と浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が、RIZIN女子スーパーアトム級王座をかけて対戦。2R4分34秒、浜崎が腕十字で一本勝ちし、初代王者となった。

「思っていたほど(浅倉は)タックルに来なかった」という浜崎。「手を取られそうになってタックルに入るのが怖くなってしまった」と明かした浅倉。全局面で上回りながら、なお、サブミッションという強い武器も持つ浜崎が、試合を序盤からコントロールしていた。

世界王者の実力の片鱗を見せた浜崎と、肩の荷を下ろして再び挑戦者として臨む浅倉。両者の新たな目標とは?(試合写真(C)2015 RIZIN FF)

試合展開

──浅倉カンナ選手との試合を振り返っていかがでしたか。

浜崎「思ったような展開じゃなかったというか、ずっと打撃の展開で、今回、ボクシング──打撃をずっと練習してきて試したいこともあったので試せてよかったという感じです」

──「思ったような展開じゃなかった」というのは?

「すぐに(浅倉が)タックルに来るかと思っていたのですが。私もどちらかというと寝技が得意なので、あちらも打ち合ってきたのかと」

──途中、アイポークがありましたが。

「ちゃんと(動画を)見れてないんですけど、ちょっと痛かったのでそうなのかなと。なんかこう、視界がぼやけていて、指ががっつり入ったわけではないっぽいのですが」

──「9割勝てる」という言われ方で試合に臨むことはプレッシャーではなかったですか。

「むしろ忘れてて全然、気にならなかったです(笑)」

──テレビ生中継用の待ち時間はどうしていましたか。

「21時45分からとは知らず、いったん息上げしちゃって。その後、『2時間待つよ』と言われて、一回寝ました」

──平静でいられた?

「はい、あまり気にせずにできました」

──実際に戦ってみて、浅倉選手の印象は?

「それほど練習もしたことなかったのですが、以前よりは強くなっているなと思いました」

──最後は腕十字を極め切りました。

「狙えるところがあればしっかり一本とろうと思っていたのですが。あまり覚えていないのですが、どういう流れだったのか。関節がすごい柔らかいことは分かっていたので、なかなか極まらないかなって思ったのですが、しっかり極められてよかったです」

──勝敗を分けた鍵になった点があれば。

「ボクシングの練習をしたことで打撃にも自信がついて、打撃を与えながら打ちながら、寝技に移行できたのが良かったと思います」

──若い世代にしっかり勝ったことで王者の存在感を示せたのでは?

「若い子たちもどんどん格闘技を初めてくれていると思うので、そういった下の世代の人たちにもまだ負けない気持ちは持っています」

──対戦相手の方が伸びしろがあるということを、年齢で対比的に言われることについては?

「私もそう思っているので、全然(気にならない)。柔道をやっていて20代という伸びた時期があったので、その気持ちはあります。伸びしろは若いうちの方があると思います」

──大晦日という舞台はプラスになりましたか?

「“大晦日のさいたまスーパーアリーナ”はやっぱり特別な場所。この大観衆のなかで試合ができたのは一生の思い出じゃないかと思います」

──今後の展望や目標を教えてください。

「しっかりベルトとったからには防衛して行くのが一番の目標です」

──初代女王・浜崎選手の階級を設けているこのRIIZNに、世界中から挑戦者が来ることは良いことと受け止めますか?

「良いこととして受け止めています。Invictaでチャンピンになった時も、どんどん強いチャレンジャーがきたので、世界中からチャレンジしてくれれば嬉しいです」

──挑戦者としてどんな相手が来ると?

「予想は、今のところないですけど、用意された相手と、誰とでもやる準備ができています」

──韓国のハム・ソヒ選手はいかがですか?

「ハムちゃんとは2回やっていますし(浜崎が2勝)、ハムちゃんも、ROAD(FC)のチャンピオンということで面白いかと思います」

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◆浅倉カンナ「浜崎さんにベルトを守ってもらって、リベンジしたい」

──試合を振り返って、率直な感想を。

「本当に浜崎さんが強くて、打撃も寝技もまだ敵わなかったなって思いました」

──実際に戦ってみて、浜崎選手の印象は?

「試合前から強いことは分かっていたけど、改めて世界のレベルの強さを実感しました」

──浜崎選手は、「展開としては予想していた流れではなかった」と言っていました。

「打撃をやってみたけど打撃の部分でもやっぱり押されていたし、寝技は気をつけなくてはいけないところだったんですけど、気をつけててもやられちゃったので……レベルの差を少し感じました。本当にベルトをとりたかったのですごい悔しいのですけど……(涙を流す)……また、目標ができたので、今年も頑張りたいと思います」

──タックルは入らなかった? 入れなかった?

「一回入ったのですが、手を(アームロックに)取られそうになって怖くなってしまって、なかなか入りづらかったです」

──今後の目標を。

「ベルトを逃したので、浜崎さんにベルトを守ってもらって、リベンジしたいと思います」

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