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【K-1】「おさわがせしています」安保瑠輝也が野杁とフルラウンド戦ったプライチュンポンと対戦

2022/03/02 19:03
 2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5』の第3弾対戦カード発表記者会見が、3月2日(水)都内にて行われた。  スーパーファイトのウェルター級3分3R延長1Rで安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)vsプライチュンポン・ソー.シーソムポン(タイ/GTジム)が決定。  安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはゲーオとの再戦で延長戦の末に判定勝ちして防衛に成功。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。2021年7月大会からウェルター級に階級を上げ、幸輝を1Rわずか53秒でKOすると、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で決勝へ進出したが、野杁正明にKOで敗れた。12月には海斗を1RでKOして再起。戦績は23勝(13KO)5敗。  プライチュンポンは『MAX MUAYTHAI』や中国で試合をしていた重量級ムエタイ戦士で、2019年11月の『KNOCK OUT』に初来日。日本ミドル級トップクラスの元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98に勝利を収めた。その後は2019年12月の『BOM』でガオナー・PKセンチャイムエタイジムとのタイ人対決では判定負けを喫している。2021年3月にはK-1に参戦し、野杁正明と対戦するも判定負け。今年1月の『NO KICK NO LIFE』ではヒジありルールで緑川創に判定負けしている。戦績は61勝(21KO)38敗2分。  当初、安保は会見に出席予定だったが新型コロナウイルスの濃厚接触者になってしまったためオンラインでの会見出席。本人は体調に問題はないという。  安保は「おさわがせしています」と苦笑して挨拶した後、「最初は違う相手との打診があって、その相手とやる意味がなかったのでお断りしたんですが、その後プライチュンポンで話が来て。野杁選手がKOで倒せなかったので俺が倒すことによって打倒・野杁正明に一歩近づけると思って引き受けさせてもらいました」と、出場までの経緯を説明。  プライチュンポンに関しては「日本でもかなり試合をされていて勝ったり負けたりですが上手い選手。一つ言いたいのは、野杁選手との試合を見ましたがクリンチ=首相撲を凄いしていた。K-1はパンチと蹴りでアグレッシブにKOを狙う舞台なので、ルールに基づいて戦ってもらいたい。俺は殴り倒されてもいいと思っているので、楽しい盛り上げる試合をしよう」と、首相撲はするなとチクリ。  野杁を相手に判定まで粘ったことで比較されることになるが、「引き受けた理由は判定までプライチュンポンが行ったからというのが大きくて。俺がきっちりとKOで倒す自信もあるし。勝って野杁選手に挑戦状を叩きつけたいと思います」と、あくまでも野杁戦への通過点に過ぎないとした。  野杁戦後、安保は野杁との差はウェルター級での経験の差と話していたが、「試合が終わって時間が経ってみて、相手の方が優れている部分があって、自分の方が優れている部分もあって。それを埋めていく練習は詰めているので、トレーニングを積んで優っている部分はあるので、自信のある安保瑠輝也でしっかり倒したいと思いますね」と、打倒・野杁にも自信をのぞかせた。
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