2022年2月27日(日)東京体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~』の一夜明け会見が、28日(月)都内にて行われた。
第17試合のスーパーファイ K-1女子フライ級3分3R延長1Rで、RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)に判定3-0(30-27×3)で勝利したKANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日はありがとうございました。約1年3カ月ぶりの試合ということで多少はブランクがあったのかなという感覚ですね。でもしっかりダウンも取って、まず最低限の勝ちを掴んで。K-1に勝ちという形で戻ってこれたのは嬉しく思います。しっかりこの期間にやってきたことも出せたし。やっぱり試合で出来たことが今の本当の実力だと思うので、まだまだ自分はこのレベルにいちゃいけないなっていうのを凄く思いましたね」
2020年11月にノンタイトル戦で壽美に判定で敗れて以来の試合は「なんかいつも以上にめちゃ試合後、疲れました」というKANA。本来なら復帰戦でいきなり壽美の挑戦を受けての王座防衛戦になるはずだったが、壽美の怪我で試合は中止となった。もし今回がタイトルマッチだったらどうだったかと聞かれると、「調子は本当に21戦やってきて一番調整期間、準備期間が上手くいったので、もし壽美選手であればしっかり対策をして試合に挑めていたと思うので結果は同じかなと思います」と、それでも問題はなかったと自信を見せる。
壽美との再戦については「お互いが万全の状態で。その時がたまたまノンタイトルで負けてしまっているので、しっかりこのベルトを懸けてリベンジするのがチャンピオンだと思うので。その時が来たらリベンジして、もう1回ベルトを巻きたいなと思っています」と、お互いが万全の状態でタイトルを懸けて戦いたいとした。
「復帰戦だったので、見てくれた人もたくさんで反響は良かったかなと思います」と言い、試合後に「K-1女子を上のステージに持っていく」と発言した理由を聞かれると「この舞台を目指している女子の選手がたくさん増えてきたので。自分ひとりで突っ走っていっても、さらにさらに輪を大きくしていかないといけないなって最近凄く思います。他の階級も選手が増えてきているので、次のステージに行くために、自分は今、中村(拓己)プロデューサーをはじめK-1サイドにそういう話をしていて。1つ上のステージにK-1女子を持って行って、この舞台を本当に誰でも出られる舞台じゃなくて、価値ある女子の舞台にしていきたいなと思っているのでそういう発言をしました」という。
その「次のステージ」とは何か、と問われると「内容は言えないですけれど。48kg、45kgも女子の選手がたくさん出ていて。アマチュアの選手も女子のK-1を見て、このリングに上がりたいっていう選手がたくさん増えてきているので。今はこの階級(女子フライ級)しか(K-1の)チャンピオンはないですけれど、もっともっと盛り上がるにはもっともっと選手が増えて、覚悟を持った選手がこのリングに上がって来てほしいと思う。本気でこのリングを目指している選手で、K-1をもっと大きくしたいなっていうのはありますね」と、内容は明かさなかったが女子の選手層を厚くしていきたいと語った。