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インタビュー

【UFC】スミスが一本勝ち、負けたグスタフソンは引退を示唆「最強になれないのならしょうがない」=6.1 UFN ストックホルム勝者コメント

2019/06/04 16:06
【UFC】スミスが一本勝ち、負けたグスタフソンは引退を示唆「最強になれないのならしょうがない」=6.1 UFN ストックホルム勝者コメント

(C)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC 

UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間2019年6月1日(土)から2日(日)にかけてスウェーデン・ストックホルムにあるエリクソン・グローブを舞台に「UFCファイトナイト・ストックホルム」を開催した。

メインイベントで対戦したのはライトヘビー級ランキング2位につけていたアレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)と同4位だったアンソニー・スミス(米国)。

地元スウェーデンの大観衆から送られる声援を後押しにオクタゴンに上がったグスタフソンは強敵スミスを相手に打撃で攻勢に立つも、4Rにグスタフソンの一瞬のスキを突いたスミスが背後にまわってフィニッシュ態勢に持ち込み、最後は逆転のリアネイキドチョークを極めてグスタフソンからタップを引き出した。

前戦で王者ジョン・ジョーンズに挑みながらも判定負けでタイトル奪取に失敗したスミスにとっては再起を誓う一本勝ちとなった。

ホームで敗北を喫したグスタフソンは試合後、「このスポーツが大好きだから、最高のファイターになって最強の相手とやりたいから戦っている。でも、もう自分にはそれがないんじゃないかと思う。長いことやってきた。32歳だ。子供もいる。このスポーツのおかげで歩みたい人生を歩んできた。歳を取ったかな。物語の終わりは誰しも感じるべきだ。今まで一度も金のためとか、何かのためにやってきたことはない。トップになりたかったからやってきたし、最強になれないのなら、もうそれはしょうがないこと。これからは子供のことを考える。ジムもあるし、他にもいくつか進んでいるプロジェクトがある。どうなるかは考えてみるけど。自分の思い描いた人生を歩んでいるから、さて、次のチャプターはどうなるかな」と、引退を示唆。グローブをマットに置いてオクタゴンを後にした。

グスタフソンの引退表明に、グスタフソンと2度対戦しているジョン・ジョーンズは「正直、(引退を)信じていないけど、もしあなたが真剣だったら、すべてに感謝します。あなたはこの階級(ライトヘビー級)をスタンダードな、より良いものとしてくれました」とのコメントをSNSで発表している。

また、ライト級でフランク・カマチョ(マリアナ諸島)の連打に2R TKO負けしたニック・ハイン(ドイツ)もSNSで、「柔道を20年やって600戦、ナショナルチームで10年間やってきた。MMAを10年、うち5年をUFCで戦った。次の章の準備ができている。みんなありがとう。将来が楽しみです」と引退を発表した。柔道で全国、世界レベルの大会で35個以上のメダルを獲得しているハインは、2009年にプロMMAデビュー。2015年9月には粕谷優介に判定勝利を収めるなど、UFC4勝4敗でMMA戦績は14勝5敗1NCだった。

次回、UFCは日本時間6月9日(日)に米国イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターを舞台に「UFC 238」を開催する。

メインイベントではフライ級王者ヘンリー・セフードとバンタム級ランキング1位のマルロン・モラエスが空席となっているバンタム級王座をかけて対戦するほか、女子フライ級王者ワレンチナ・シェフチェンコが挑戦者ジェシカ・アイを迎え撃つ防衛戦も予定され、2大タイトルマッチが組まれたビッグイベントに期待が高まる。

さらに、激闘必至の好バトルが予想されるトニー・ファーガソン(ランキング2位)とドナルド・セラーニ(同4位)によるライト級マッチも行われることになっている。

【UFCファイトナイト・ストックホルム 試合結果&勝者コメント】
現地時間2019年6月1日(土)、日本時間6月1日(土)-2日(日)
エリクソン・グローブ(スウェーデン・ストックホルム)

【メインイベント】

▼ライトヘビー級 5分5R
×アレクサンダー・グスタフソン
[4R 2分38秒 リアネイキドチョーク]
○アンソニー・スミス

◆アンソニー・スミス「俺はちゃんと黒帯を持っている」

「とにかく力を見せたかった。正直、ジョーンズ戦のときのようなスタートになったと思う。あれこれと考えすぎていた。戦う以上に見ていたんだと思う。でも、こう決めたんだ。“ここまで来たんだ、苦しいんだから、とにかくやるしかない”ってね。正直に言えば、UFCに良くしてもらえている自分は本当に幸運なんだと思う。自分の価値以上の報酬をもらっている。自分はそう感じている。タダでもやるようなことをやっているのに、家族のメシ代をもらえているんだから、少なくとも俺にできることと言えば素晴らしいパフォーマンスを見せることだ。俺はそういうふうに考えている。

試合の終盤にかけて逆転しないといけなかった。足では負けていなかったと思うから、向こうがバックを狙い始めて、少しスクランブル気味になったけど、俺の方がバックを取れた。俺がバックを取ってフィニッシュできない相手なんてそう多くない。それが俺の戦い方だけど、あまりやってこなかったから、ほとんど知られていない。俺はちゃんと黒帯を持っているし、ハイレベルだ。ようやく自分の柔術を発揮できて嬉しいよ。次がどうなるかは分からない。現時点で俺より上にいるのはジョン・ジョーンズだけだから、手を出さずにいるしかない。少しは巻き返せたと思うから、それがどう転ぶかを見守って、どうなるか見てみるよ」

【メインカード】

▼ライトヘビー級 5分3R
×ジミ・マヌワ
[1R 0分47秒 KO]
○アレクサンダル・ラキッチ

◆アレクサンダル・ラキッチ「ジミとは一緒にトレーニングした仲だけど、これはビジネスだ」

「ジミ・マヌワと戦うと決まったとき、UFCがランカーを当ててくれたと思ってうれしかったけど、一方ではジミのことをずっと知っているというのもあった。一緒にトレーニングもしたし、ファイターとしても人としても彼のことを尊敬している。でも、これはビジネスだ。短期決戦だったし、キックボクシングから来た俺にしてみれば、このコンビネーションはずっと取り組んできたこと。タイミング良く、いいところに決まったんだと思う。それが終えんの幕開け。これでランキングは俺が彼のポジションを取れたと思う。彼は今11位だから、俺がそこに入って、トップに向かって数人のランカーとやることになるだろう。そういう人たちにとって自分は手強い相手になれると思っているし、やってやる。特に誰ということはないけど、月曜日には11位になっているだろうから、自分より上位にいるトップ10のファイターに集中してトップに駆け上っていきたい」

▼フェザー級 5分3R
○マクワン・アミルカーニ
[2R 4分25秒 アナコンダチョーク]
×クリス・フィッシュゴールド

◆マクワン・アミルカーニ「相手を疲れさせようと思っていた」

「俺はプロのMMAファイターだ。自分のことをプロファイターと言っているし、プロファイターとしてのパフォーマンスを発揮できたと思う。今回の試合に思い描いていた通りになった。ファンには彼らが望むものを見せたかった。相手を疲れさせようと思っていたんだ。簡単に疲れているのが分かったし、こっちは1年ぶりだったけど人生で一番調子が良かったからね。オクタゴンでは気楽に、チャンスがあればいつだって掴みにいって、報酬をもらって家に帰る、それが俺のプランだった」

▼ライト級 5分3R
×ダミア・ハゾビック
[判定0-3]※28-29,27-29、27-30
○クリストス・ジアゴス

◆クリストス・ジアゴス「2勝した相手とやって自分の力を証明できた」

「今日は最高の気分だ。本当に良いキャンプができた。長くてハードなやつだったけどね。トレーニングしたことはすべてできたと思う。打撃も、ようやくキックを入れられたし、テイクダウンも取れて、もうちょっと柔術を発揮できたら良かったんだけど、グローブがタイトすぎたみたいで、グリップの強さが完全にタイトだったんだけど、それ以外はすべて完璧だった。ここでずっとやっていきたい。2勝した相手とやって自分の力を証明できたから、間違いなくここでやっていけると思うし、どんなチャレンジも受けて立つ」

▼フェザー級 5分3R
○ダニエル・テイムル
[判定3-0]※30-27、29-28、30-27
×チョ・ソンビン

◆ダニエル・テイムル「1カ月か2カ月くらい妻を家に一人にしている。全力を尽くせずに終わったらそれはもう男じゃないだろ」

「目標を達成できてうれしい。このために必死に頑張ってきた。トレーニングのために地球の裏側にまで行ったし、1カ月か2カ月くらい、妻を家に一人にしている。そういうことを考えると、自分の力を発揮できなかったり、オクタゴンで全力を尽くせずに終わったりしたら、それはもう男じゃないだろ。だから精いっぱいやったし、本当に満足している。説明なんてできないよ! 言葉にできない。特にスウェーデンだしね。今回のために本当にものすごく頑張ってきたんだ。何事もタダでは手に入れられない。やるしかない。ソンビンはタフだと思っているけど、どう言えばいいかな。俺の方がタフだってことさ」

【プレリム】

▼ウェルター級 5分3R
×ロスタム・アクマン
[判定0-3]※28-29、28-29、28-29
○セルゲイ・カンドチコ

◆セルゲイ・カンドチコ「この階級の全員とやってみたい」

「信じられない。タフな試合だったし、打ち合いがすごくて、お互いにやり合ったけど、勝利できてうれしい。最高の気分だ。対戦相手の地元で戦うのは特に問題なかった。みんなが自分を応援してくれるわけじゃないだろうけど、そのエネルギーを力に変えるから、結局は自分にとっていいことだと思っている。ここから先は待ってみる。この階級の全員とやってみたいし、準備はできている」

▼女子バンタム級 5分3R
×トーニャ・エヴァンジャー
[判定0-3]※26-30、27-30、26-30
○リナ・ランズバーグ

◆リナ・ランズバーグ「アスペン・ラッドともう一度戦う権利はあるはず」

「地元で戦えるなんて最高よ。最高だろうと思ってはいたけど、自分を応援してくれる大観衆の中をオクタゴンに向かって歩いている時は圧倒された。私はちょっとスロースターターだから、落ち着いていけるようにがんばった。時間が必要だったから、相手がケージに追い込んできたのは特に気にならなかったわ。その後、相手のどこと比べても自分の方が2倍強いと思い始めてからはいい感じだった。トーニャと戦えたことは本当に名誉なこと。彼女はずっとやっているし、心から尊敬している。今日の自分の結果にはとても満足している。このあとは何でも来い、ってところね。アスペン・ラッドともう一度戦いたい。彼女は素晴らしいし、本当に良いファイターだけど、私が彼女とポーランドで戦ったときは止めるのが早かったと思うし、彼女もそれは分かっているはずだから、もう一度、彼女と戦う権利はあるはずよ」

▼ライト級 5分3R
×スティービー・レイ
[1R 2分17秒 KO]
○レオナルド・サントス

◆レオナルド・サントス「相手をイライラさせて前に出てき時に右で仕留めにいった」

「おかしく聞こえるだろうけど、今回の試合にはとても落ち着いて臨めたし、それ以上に、自分の大好きなことを再開できて本当に嬉しい。このためにたくさんトレーニングしてきた。相手の試合を研究し、常に動く選手だからとてもタフな相手だと分かっていた。だから、俺の戦略は相手にやりたいようにさせて、試合で食らわせてやることだった。そのせいで彼はイライラしていたし、前に出てくるから、その時に右で仕留めにいったんだ。試合後は興奮しすぎた。自分の興奮ぶりを表現するにはオクタゴンじゃ小さすぎると思ったくらいさ。ノックアウトしたあとはそんなふうに思っていたから、走り出して神に感謝しながら喜んだんだ。ここからはアクティブにいきたい。もっと試合がしたいし、もっと勝ちたい!」

▼ライト級 5分3R
×ニック・ハイン
[2R 4分56秒 TKO]
○フランク・カマチョ

◆フランク・カマチョ「ライト級でやっていくことにワクワクしている」

「最高の気分。最終的に実を結ぶことだけを夢見てきた。ここまで大変な道のりだったけど、間違いなく正しいステップを踏んできたし、本当に素晴らしいチームに出会って、とても良い拠点を見つけられたと思っている。この先の数年にわたって、このライト級でやっていくことにワクワクしている。一度、打ち込まれた時にバタついてしまって、思わず打ち合いに持ち込みかけたけど、コーチたちがジャブは回避しないといけないことをしっかり思い出させてくれた。

俺にはやるべき仕事があるし、8週間かけて取り組んできたコンビネーション技があったから、使えないところで打ち込んでいかないようにと思い出させてくれたんだ。1Rは接戦で、テイクダウンを取られたから、最初のラウンドは向こうに渡さないといけなかった。でも、相手のエネルギーを使わせられたと思うし、2Rはペースをつかんでいけた。このあとは家に帰って家族と過ごす。でも、気分はいいし、ケガもない。しっかりと休んで、次の試合の準備を始めたいから、できるだけ早くカリフォルニアに戻るつもりだ。このスポーツでの自分の成長に興奮している。長いことやっているけど、まだまだ学ぶことがたくさんある。とても謙虚なことだし、それによって自分の旅路がさらに面白くなると思うんだ」

▼女子バンタム級 5分3R
○ベア・マレッキ
[2R 1分59秒 リアネイキドチョーク]
×エドゥアルダ・サンタナ

▼ベア・マレッキ「地元でUFCデビューを果たせて最高の気分よ」

「地元でUFCデビューを果たせて最高の気分よ。みんなが応援してくれて、本当にすごいと思ったし、勝った時は最高の気分だったわ。試合前、私たちが見られる彼女の試合が多くなかったから、どうなるのかさっぱり分からなかったけど、きっと仕上げてくるだろうとは思っていた。準備できているのは分かったけれど、私もバッチリだった。必死にトレーニングしてきたから、フィニッシュするまで攻め続けるだけだったわ。スキが見えて、バックを取れると思ったからいったの。うまく首元を守っていたけれど、別のスキがあったから、ポジションを調整して仕留めた」

▼ライトヘビー級 5分3R
×ダルコ・ストシッチ
[判定0-3]※28-29、28-29、28-29
○デビン・クラーク

◆デビン・クラーク「アレクサンダル・ラキッチとのリマッチもいい」

「どのラウンドもきつかった。ストシッチはかなりタフな相手。とにかくお互いに打ち合っていた感じだった。思っていたよりもケージ際のプレッシャーが激しかったし、コントロールされた試合みたいで、ビッグパンチを浴びせた方が試合に勝つような終わり方だった。向こうも何発か打ってきたけど、自分の方が多く当てられたと思う。俺は誰とでも戦うし、UFCが決めること。今回のイベントに出ているライトヘビー級ファイターなら誰とでも戦ってみたいし、戦い終えたばかりの相手でもいいくらいだ。アレクサンダル・ラキッチとのリマッチもいい。12月に負けてしまって、でもラッキーパンチが当たっただけだし、その瞬間までは良い試合だったはずだから、面白くなるんじゃないかな……。まあでも結局のところは誰とでも戦うけどね」

▼ライト級 5分3R
○ヨエル・アルバレス
[2R 2分22秒 TKO]
×ダニーロ・ベルアルド

◆ヨエル・アルバレス「レスリングで形勢を逆転してフィニッシュできた」

「最高の気分だ。試合は予定通りにいったし、こうなったらいいなと想像していた通りにできた。相手がテイクダウンを狙ってくるのは分かっていたし、フロアに背中をつけた状態でディフェンスしないといけなくなるだろうと思っていたけど、自分のレスリングで形勢を逆転してフィニッシュできた。本当にうれしい。今回がUFCの2戦目で、3試合目も4試合目もいけると思う。特に戦いたい相手がいるわけじゃないけど、誰とぶつかることになっても準備はできている」

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