MMA
レポート

【Bellator】ゲガール・ムサシが完勝! 無敗ヴァンダーフォードを85秒TKOで2度目の王座防衛に成功=「Bellator 275」

2022/02/26 10:02
【Bellator】ゲガール・ムサシが完勝! 無敗ヴァンダーフォードを85秒TKOで2度目の王座防衛に成功=「Bellator 275」

(C)Bellator

 2022年2月25日(日本時間26日)アイルランド・ダブリンの3アリーナダブリンにて、「Bellator 275: Mousasi vs. Vanderford」が開催された(※日本ではU-NEXTで配信)。

 地元のコナー・マクレガーがシンニード・カヴァナーの応援に駆け付けるなか、メインイベントでは、現Bellator世界ミドル級王者で、元Strikeforce世界ライトヘビー級、元DREAMライトヘビー級&ミドル級王者の36歳ゲガール・ムサシ(オランダ・48勝7敗2分)がタイトルマッチに臨んだ。

 ムサシは、2020年10月のミドル級王座決定戦で、ウェルター級王者ドゥグラス・リマに勝利し王座を再獲得したムサシは、2021年10月の前戦で、ジョン・ソルター相手に3R パウンド連打でTKO勝利。初防衛に成功している。

 対するヴァンダーフォード(米国・31歳)はATT所属のグラップラー。練習パートナーは無敗のウェルター級王者ヤロスラフ・アモソフ。「DW's Contender Series 2018」でのRNC一本勝ちを経て、2019年2月にBellatorに参戦し、コディ・ジョーンズを肩固めに極めると5連勝。2021年5月の前戦ではファビアン・エドワーズに判定勝ちを収めている。MMA11戦無敗。「Submission Underground」でも一本勝ちをマークしている。今回が初の5R戦。素手ボクシングに挑戦中の元UFCペイジ・ヴァンザントのパートナーでもある。

▼Bellator世界ミドル級選手権試合 5分5R
〇ゲガール・ムサシ(オランダ)王者
[1R 1分25秒 TKO] ※右ストレート→パウンド
×オースティン・ヴァンダーフォード(米国)挑戦者

 ダブリンの観客の大合唱のなか入場するムサシ。アイルランド大会らしい観客の盛り上がり。

 1R、ゆっくりと中央に歩くムサシ。詰めるムサシのその分、バックステップするヴァンダーフォード。近い距離に立つムサシ。左ジャブを伸ばすヴァンダーフォードの前手を払うムサシ。左ジャブを入れる。

 ワンツーで牽制するヴァンダーフォード。右を強振するが左にかわして右を狙うムサシ。頭を下げて近づくヴァンダーフォードに打ち下ろしの右を当てる。

 ムサシのワンツーに右から左フックを強振するヴァンダーフォードだが、ダックでかわすムサシ。

 続くヴァンダーフォードの足を触るような右もかわして右を打つムサシ。ヴァンダーフォードの前進に下がりながらも腕の戻しの際に左ジャブ、右ストレートを当てると、ヴァンダーフォードの足がぐらつく。

 詰めるムサシのワンツーにヴァンダーフォードは低いダブルレッグに。両足を後方に飛ばしてスプロールするムサシはタックルを切ると、ガードになるヴァンダーフォードに右の鉄槌&ヒジ! 身体を伸ばし半身になるヴァンダーフォードは頭を抱えるが、その顔に突きあげるようなアッパーも入れ、パウンドの10連打でレフェリーが間に入った。

 2度目の王座防衛に成功し、ベルトを腰に巻いたムサシは、ビッグ・ジョン・マッカシーのインタビューに、「まず、僕の友人にこの勝利を捧げるよ。アイルランドのファンのみんな大好きだよ。僕をここまで強くしてくれたのは神の力かな。時間をかけるつもりだった。僕がミドル級のベストだ。今まで信じていなかったから言わなかったけど、これからはみんな信じた方がいい。次? 分からない。僕の人生のなかでいまがフィジカル的にもベストで、最高の状態にあると信じている」と語り、2022年に3試合を希望した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント