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【Krush】新王者の寧仁太・アリ、ガーナの知人たちからも祝福「世界中の僕を知っている人が喜んでくれるのが嬉しい」

2022/02/21 15:02
 2022年2月20日(日)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.134』の一夜明け会見が、21日(月)都内にて行われた。  ダブルメインイベント第2試合のKrushウェルター級タイトルマッチで、王者・松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)に延長戦の末に判定2-1(9-10、10-9、9-10)で勝利、新王座に就いた寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「試合中、厳しい場面が何回もあったんですが応援や総本部のみんなが王座を獲っているので続きたいと思っていたので、結果が出せてよかったです」  ベルトと一夜を過ごし、「家に持って帰って家族が喜んでくれて。いろいろな人からメッセージをいただいて王者になった実感が夜は湧きました」と笑顔を見せる。  接戦を制することが出来たのは「総本部に3本ベルトがこの半年で来てるので、ここで僕も続かないと、という気持ちで戦っていました」と、2021年9月にKrushライト級王者となった瓦田脩二、同年10月にKrushスーパー・バンタム級王者となった璃明武、同年12月にK-1 WORLD GPフェザー級王者となった軍司泰斗に続かないといけないとの想いで戦ったという。  勝てた要因については「試合中は練習でやってきたことが勝手に出ました。考えてやる余裕はなかったですね。練習で仲間とやってきたことが勝てた一番の要因です」とした。  1Rから2R中盤まで、両者ともかなり慎重に戦っていた様子だったが、それは「松岡選手は技術が凄くある選手で最近は打ち合いも強くなっていたので、いつ来るか待っていました。技術があるので自分から行ってテクニックで倒されてしまったのはもったいない。お互いが一瞬の隙を突きたくてああいう展開になったのだと思います」との理由から。  松岡は1Rか2Rでアゴの骨を折り試合後は病院へ。手応えや様子がおかしいことはあったかと聞くと、「全く分かららなかったので気持ちが強いのだと思います。それは勉強になりました。そういう選手と試合ができて自信になりました」と松岡は全くそんな素振りを見せなかったと称えた。  試合後には自身の試合を映像で確認。「何回か見ました。どっちが勝ってもおかしくない試合だったと思います。それが正直な感想です。延長に行って、延長もパンチ一発くらい当てて、それが結果につながった。まずは結果を出せて良かったと思いますが、今後は内容にもこだわってそういう試合を見せていきたいと思います」と、本当に接戦だったと言い、今後は王者らしい試合を見せられるようになりたいとする。  今後の目標には「Krushウェルター級の王者は防衛が出来ていないと思うので、しっかり防衛すること、それとK-1のベルトを獲りに行きたい。あと6月の大きな大会にKrush代表として選ばれたら結果を出したいですね」ということを掲げた。  たくさんのお祝いをもらって「みんなが喜んでくれて嬉しいです。K-1王者になればもっと喜んでくれると思うので頑張りたいですね」とさらなる励みになったと言い、「お父さんがガーナの人たちに連絡してベルトを見せていました。周りの人や世界中の僕を知っている人が喜んでくれるのが嬉しい」とガーナにいる知人も喜んでいたという。  では、ゆくゆくはK-1ガーナ大会が出来るようになりたいかと聞かれると「ガーナじゃなくてもいいんですけれど(笑)。外国で試合が出来たら嬉しいですね」との夢を語った。  これからは「Krushで防衛を重ねて絶対王者みたいに敵がいないような王者になりたいと思いますね」と意気込む寧仁太。「もっともっとこのベルトの価値を上げてK-1のベルトも獲れるように頑張ります」と締めくくった。
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