キックボクシング
レポート

【NKB】引退カウントダウンの髙橋一眞が3度目の防衛に成功、引退試合の藤野伸哉はTKO勝ちで有終の美

2022/02/19 23:02

▼第11試合【藤野伸哉 引退試合】ライト級 3分5R
〇藤野伸哉(RIKIX/WMC日本スーパーフェザー級2位)
TKO 5R 1分37秒 ※レフェリーストップ
×野村怜央(TEAM-KOK/NKBライト級3位)


 藤野は公認会計士講座講師の顔を持つ25歳。2014年2月にNO KICK NO LIFEでプロデビュー。新日本キック、BOMと様々な団体に上がった。昨年2月のNKBで棚橋賢二郎に1RTKO負けを喫した今回が1年ぶりの試合となり、ラストマッチ。戦績は22戦12勝(3KO)7敗2分。


 その藤野の引退試合の相手となる野村は2019年4月に大月晴明と対戦し、判定負け。2020年8月にはINNOVATIONのリングに乗り込み、INNOVATIONスーパーフェザー級1位・櫻井健を2R1分54秒、TKOに破っている。6月大会でちさとKissMe!に判定勝ちし、8月にはNKBライト級王座挑戦者決定戦を行う予定だったが、体調不良により欠場。2021年10月大会で内田雅之に敗れ今回が再起戦。両者は2018年6月大会で対戦し、藤野が判定勝ちしている。


 1R、左ミドル主体の藤野が主導権を握る中、野村は右ストレートを強打。藤野が左ミドル、右カーフも当てると、野村はダメージを見せ足が流れ始める。


 2Rも右カーフを効かせて右ストレート、右ハイと藤野の一方的な攻撃の展開で追い込む。3Rも藤野のペースとなり、左ミドル、ボディブローで削っていく。さらに左ストレートをクリーンヒット。


 4Rも藤野ペースが続き、5Rには左ミドル、テンカオのボディへの攻撃でダウンを奪う。さらに追撃してダウンを追加したところレフェリーがストップした。


 有終の美を飾った藤野は「本日はコロナで大変な中、会場に足を運んでいただきありがとうございました。最近は負け試合が多く辛いことが多かったのですが、最後にこのような形で勝って終えることができて嬉しく思います。ここまで続けられたのはジムの皆さんの支えがあったからですし、応援してくれる皆さんがメッセージしてくれ、本当にたくさんの方に支えられてここまで来ました。本当にありがとうございました! 格闘技をやれて幸せでした」とあいさつし、10カウントゴングを聞いた。

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