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2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナにて開催される「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd」のバンタム級で、地元・浜松の加藤ケンジ(3POUND/K.O.SHOOTO GYM)と対戦する倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)が17日、所属ジムにて、公開練習を行った。
山崎剛 Me,We代表が持つミットに、グレローマンレスリング時代と同じオーソドックス構えから左右の強打、そしてテイクダウンからパウンドまで繋ぐ動きを見せた倉本。1R1分半の公開練習では、フリースタイルのようにダブルレッグでのテイクダウンも披露した。
グレコで、2013年世界選手権60kg級7位の実績を持つ倉本は、修斗7連勝で暫定王座に挑戦も敗れ、2020年大晦日からRIZINに参戦。中原太陽に1R TKO勝ち後、2021年6月の前戦、バンタム級GP1回戦でアラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けを喫している。
公開練習後のリモートによる囲み取材で「今回は怪我もなくいい感じでリラックスして調整しながらできています」という倉本は、「打撃をしっかり練習してきたんで、レスリングや寝技はもちろんなんですけど、打撃をしっかりやろうと思っています」と、得意の組みに持ち込む前のスタンドを強化してきたと語った。
対戦相手の加藤ケンジは、2020年2月の浜松大会でRIZIN初参戦。金太郎に1R リアネイキドチョークで敗れるも、2020年8月に山本アーセンを1R 右フックでKO。2021年は1月の修斗で藤井伸樹に判定負けも、5月に坂巻魁斗にTKO勝ち。前戦11月の「RIZIN TRIGGER 1st」ではケージのなかで藤原克也を2R TKOに下し、2連勝を飾っている。
7cm長身でリーチもある加藤について、伝統派空手の経験も持つ倉本は、「ストライカー、打撃に特化しているという印象。身長も高いし、リーチも長いですけど、僕とやるとだいたいの人はそうなので気にしていない」と、身長差は気にならないといい、打撃強化は、「打撃でもしっかり勝っていかないとグラウンドに持ち込めないので、全局面で上回れるようにしています」と、スタンドから始まる試合でしっかり立ち合えてこそ、得意の組みが生きるとした。