フェザー級の弥益と萩原がサバイバルマッチ、勝者はGPへと向かうか(C)ゴング格闘技
2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催される「湘南美容クリニックpresents RIZIN.34」の第一弾カード発表会見が2月16日、都内にて行われた。
会見後の囲み取材で榊原信行CEOは、2022年の大会日程について、あらためて、下半期からのトーナメント開催プランを明かした。
GPを行う階級の候補は3階級、朝倉未来を軸とするフェザー級、日本人選手の層が厚いフライ級、そして浜崎朱加がベルトを持つ女子スーパーアトム級。トーナメントをジャパンGPとするのか、ワールドGPとするのか、そして16名で行うか8名で行うかは、外国人選手の入国規制の状況によるという。
2月13日の報道では、ビジネス目的や留学生を対象に、外国人の新規入国制限措置が来月から緩和され、ワクチンの3回接種などを条件に、隔離機関の7日も3日ないし5日に短縮される方向、との報道もあるなか、榊原CEOは、「コロナのオミクロン株の状況次第ですが、入国規制緩和の報道もあり、4月以降の大会もしっかり実行して、2022年は15大会から17大会を目指していく」という。
そのうえで、「フェザー級とフライ級にスポットライトを当てて、このあとの追加カードもイメージはしています。フェザー級もフライ級も外国人選手が入れればワールドGPにするのか、ジャパンGPで行くのか、もう少しコロナの推移を見て、最終ジャッジをしたい」と、GPの階級の決定は、コロナの状況次第とした。
2021年のバンタム級ジャパンGPは、6月開幕で年末決勝戦の16名トーナメントだったため、選手は3カ月毎に試合に臨み、怪我との戦いのなか、大晦日に準決勝と決勝の2試合が行われた。
果たして2022年のGPスケジュールはどうなるか。
榊原CEOは、「どの階級になるにしても、GPは7月末くらいの大会からスタートしたいと思っています。3大会くらいで横串に刺さるような形で、年末に向かうトーナメントの戦いと、各階級のタイトルをかけた戦いが柱になる」と、前年同様に下半期からの開幕になる見通しを語っている。
6月には「那須川天心vs.武尊」のメガイベントも決定しており、そこにRIZINの選手もかかわる可能性もあるため、トーナメントを始めるには、6月大会以降という状況も関係している。
また、榊原CEOは、「トーナメントは女子スーパーアトム級も候補です。選手が集積しているので。ただ、浜崎朱加vs.伊澤星花はダイレクトリマッチの可能性もあります」と、浜崎朱加やRENA、伊澤星花ら強豪が揃う女子スーパーアトム級でのトーナメント開催、王座戦も示唆した。