浅倉カンナを破り、いよいよタイトル挑戦が射程距離内に入ってきた山本
2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催された『RIZIN.16』。大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが総括を行った。
榊原CEOはこの日、INVICTA FC世界アトム級王者ジン・ユ・フレイ(米国)を破り、初防衛に成功したRIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(AACC)に触れ、「年内にもう一度タイトルマッチをしてもらおうと思っています」と示唆。
その挑戦者候補として名前があがったのが、山本美憂(KRAZY BEE/Spike22)とRIZIN参戦を表明したROAD FC女子アトム級王者ハム・ソヒ(韓国)だ。
神戸大会でRIZIN参戦を表明したハム・ソヒ
榊原CEOは「山本美憂の進化がどこまでいくのか。ひょっとしたらハム・ソヒとやってみてもいいんじゃないか。4連勝ですからね。7月にそういうカードをズバッとマッチアップしてもいいんじゃないかと思わせるくらいの盤石な戦いだったと思います」と、7月28日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.17』で、両者の対戦があるかもしれないとした。
年内にもう一度タイトル防衛戦が予定されている女王・浜崎
山本はこの日、浜崎と初代王座決定戦を争った浅倉カンナから勝利を収めており、すでにタイトル挑戦資格があるのではとの声もあったが、「(ダイレクトに挑戦は)ないこともないですが、どうでしょうか。もう1試合くらい、せっかくハム・ソヒが来たので。ハム・ソヒにまで勝ってしまったらもう浜崎選手しかいないんじゃないかなという気がします。
まだ両者には言っていませんが僕は7月に、その先に浜崎選手のタイトルに挑むチャレンジャー決定戦のような形でハム・ソヒと山本美憂でも分かりやすくていいのかなと思います。ハム・ソヒはトップとやりたいということなので」と、次期挑戦者決定戦を両者にやらせたいとのプランを明らかにした。
山本自身も試合後のコメントで「今やっとそこ(タイトル)に近付いたのかなって実感はあります。試合前からそういう声は聞いていたんですが、それよりも目の前の一戦に勝つことだけに集中してしてきたので、今やっと、次にそういうタイトルマッチのチャンスあれば光栄です」と、タイトル挑戦に意欲を示していた。
果たして、強敵ハム・ソヒとの挑戦者決定戦は実現するのか。そしてこの難敵をもクリアーすることができるのか。
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