2022年3月26日(土)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Championship10周年記念大会『ONE X』にて、「キックボクシング フェザー級世界タイトルマッチ」(3分5R)スーパーボン(タイ)vs. マラット・グレゴリアン(アルメニア)が決定した。両者は4年ぶりの再戦となる。
初対決は2018年2月、Kunlun Fight 70kg世界トーナメントの決勝戦。ともにオーソドックス構えから、序盤に左の蹴りで距離を取るスーパーボンに対し、前手の左フックで飛び込み、距離を潰すグレゴリアンが、ロープに詰めて右フックをヒット。スーパーボンは左ヒザを返すが、その打ち終わりの身体が伸びたところに、グレゴリアンはさらに右フックを打ち抜き、スーパーボンを失神KOに仕留めている。
(写真)無敵ペトロシアンをKOして王者となったスーパーボン スーパーボンはそのグレゴリアン戦以降、負け無しの11連勝中。いま現在、ONEがSNSで実施している「勝敗予想」では、現時点でグレゴリアン勝利が70パーセント超えで優勢となっている。
「この対戦を待ち侘びていましたし、ワールドグランプリが終わるのを待ちきれず、早く防衛戦をしたいと思っていました。この試合、僕がしっかり勝ってタイトルを防衛します。そしてリベンジを果たします。皆さんが楽しめる試合をお約束します!」とリベンジを誓うスーパーボンに対し、グレゴリアンは「チャンピオンになりたい、ずっとそう思っていたからこのオファーをもらえてとても嬉しい。今までよりも準備できているし、良い試合になると思う。それに、スーパーボンは前回の対戦みたいなことは避けたいだろうからこの試合は激闘になるさ」と激闘を予告する。
(写真)レジェンドのアンディ・サワーをKOしているグレゴリアン さらに「この試合に勝ってONEのチャンピオンになるっていうことは大きな意味がある。僕が世界で唯一4つの大きなベルトを持っているファイターになるんだ。GLORY、K-1、KUNLUN、そして4つめに一番大きなONE。僕にとっては特別だよ。ONEで戦いたい、そう思うのはこの70kgの階級ではONE Championshipが世界で一番だ。だから、ONEにいるThe best of the bestの世界トップファイターを倒して一番になりたい」と、立ち技の“グランドスラム”を達成したいという。
そしてグレゴリアンは「スーパーボン、準備をしっかりして、お互いの全力でぶつかり合おう。ファンの皆さん、いつも応援ありがとうございます。皆さんのことを愛しています! いつも通り、激闘を見せるし素晴らしいパフォーマンスをお見せします。期待していてくださいね」と、スーパーボンとファンへメッセージを送った。