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【RIZIN】クレベル・コイケ「憂流迦はバンタム級」×佐々木憂流迦「昔から知っている」、朝倉未来の試合から刺激も=2月23日(水・祝)追加カードも発表

2022/02/08 14:02
 2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナにて開催される「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd」の追加対戦カードが発表された。現時点で12カードが発表されたが、残り1試合が追加される可能性があるという。  今回から六角形のオリジナルケージが導入される「RIZIN TRIGGER 2nd」は、メインイベントにクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)のフェザー級(66.0kg・5分3R)戦が予定されている。  試合まで約2週間となった静岡大会に向け、両者はそれぞれのYouTubeで意気込みを語っている。  名古屋や豊橋にも出稽古に通うクレベルは、引退を表明した春日井“寒天”たけしの動画に出演。  今回の静岡・袋井での試合は、「自分の家から近い。車で15分くらい」と言い、計量後にすぐに自宅に戻ってリカバリーできると語った。「通常体重が75~76kgくらいで、計量はいつも一番難しい」と言うクレベルにとって、“ホーム”での調整はメリットとなりそうだ。  そんなクレベルは、佐々木との試合について、その体格差が影響する、と言う。 「憂流迦は日本で有名で元UFCで、強くて上手いけど、一番の問題は彼がバンタム級だったこと。バンタムからフェザー(に転向して)でどうかな。堀江(圭功)に判定負けして、力が少し違うかな。フェザーじゃない」と、佐々木の適正階級はバンタムだというクレベルは、「試合が終わったら、フェザーでやるかバンタムでやるか、彼が決めることになる」と、フェザー級トップの力を見せつけるとした。  両者はグラップリングで対戦経験がある。  2011年の「DEEP X」トーナメントのライト級(69kg)準決勝で当時、和術慧舟會駿河道場所属だった佐々木とクレベルが対戦。ポイントは0-0も、アドバンテージ3-0で佐々木が接戦を制している。  それ以外でも「寝技 de GO!」など静岡のグラップリングシーンを席捲していたボンサイ柔術勢と和術慧舟會勢。2009年の同大会で憂流迦は「佐々木天狗」のファイトネームで19歳ながら66kg級で準優勝。同じ大会で19歳のクレベルも77kg級(※計量で服を着た状態で70kgだった)で優勝するなど、頭角を現していた。  その後、修斗で連勝を重ねた佐々木は2014年からUFCに参戦。クレベルはDEEP、REBEL FCなどで14連勝をマークし、2015年からKSWに出場を決めている。  大会で出会った佐々木の麦わら帽子姿を見て「『釣りキチ三平』だね」と気さくに話しかけていたクレベルは、同じ歳のライバルとして、同年代を生きた佐々木に対して敬意を抱いているが、互いに地元での戦いで、やりにくさはないかと問われると「問題ない」と、きっぱりと語る。 「よくファンから『あなた憂流迦のことも好きで(やりにくいで)しょう?』と言われるけど、私、それは問題ない。私は憂流迦が好きでリスペクトもあるのは間違いない。でも試合は試合。試合が終わればまた仲良くなる」 朝倉未来の修正力に感銘を受けた(佐々木)  その想いは、佐々木も同じだ。 「昔から知っている仲なので、このタイミングでクレベル選手とやるのは不思議な感じもしますけど、現フェザー級最強のレベルだと思っているので、この試合勝とうと思っています」と決意を語る。 9月の堀江戦での惜敗後、大晦日の試合も生観戦。同階級となった朝倉未来と斎藤裕の試合が印象に残ったという。 「朝倉選手の癖というか、後ろ足に重心を乗せるとか、そういう癖を全て改善してきたというか。構えがまず違ったんですよ。1Rを見て、すごい修正してきているなと。なかなか自分の癖は抜けなくて、直すのも難しいし怖さもあるんですけど、ああやって結構、大きな修正してくるのはすごいなと。前まで見えていた穴が見えにくくなっている」と感銘を受けた。  佐々木自身も、RIZINフェザー級での2戦目に向けて、新たな姿を見せるつもりだ。 「怪我で苦しかったりうまくいかないときもあったけど、ついてきてくれるファンの皆さんに心から感謝して、2月23日はみんなでぶち上がろうと思っています。たぶん、メインイベントだと思うので、メインイベントの試合として大爆発を起こして、会場や配信を見てよかったなと思える大会にします」  2022年のGP候補の階級であるフェザー級で、主役になるのはどちらか。 [nextpage] RIZIN TRIGGER 2nd 追加カード ▼RIZINキックボクシングルール(58.0kg)3分3RMASANARI(キック塾)松井大樹(MEIBUKAI) MASANARI「仕事を休んでRIZINに向かう」 「まずは、格闘家として、このRIZINという舞台に出られる事に興奮しています。3週間前という急ではありますが、試合まではトレーニングだけに集中して、自分のパフォーマンスを少しでも高められるように集中しようと思います。僕が格闘技を始めた23歳の時、喧嘩の延長戦で始めた格闘技ですが、喧嘩の代わりにやっていたら、身体能力が高かったのもありますし、2年ほどで、気づけばプロになりました。そして、プロになった時に、ここから先はポテンシャルだけでは戦っていけないなと思い、真剣に練習をするようになりましたが、僕は21歳の時に、建設業で独立し、個人事業主で従業員も雇っていましたので、格闘技だけをやる事には踏み切れず、仕事終わりに時間を作ってのトレーニングをしていました。ずっと格闘技だけをやりたいという気持ちと、こんな自分についてきてくれている会社の子達に、いい思いをさせれるように、会社を大きくしていきたいという気持ちの中で、葛藤して生きていました。そんな中で、このRIZIN出場という機会をいただけたので、仕事も休ませていただいて、この期間内で自分のパフォーマンスを、最大限まで高められるようにしたいと思います。そして、この舞台で派手なKO勝ちを狙いにいきます」 松井大樹「トップ選手になれるように」 「RIZINという素晴らしい舞台で試合ができることがとても楽しみです。僕はいつかRIZINに出たいと思っていたのですが、こんなに早く出れるとは思っていませんでした。僕は小さい頃からずっと空手をやってきて、高校生になってからキックボクシングを始めました。アマチュアで沢山経験を積んできて、今はプロで3戦3勝という戦績です。これから強い選手と試合をして勝っていって、トップ選手になれるように頑張ります。なので、今回の試合は必ず勝ちます」 SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd 2022年2月23日(祝・水)エコパアリーナ(静岡アリーナ)12:30開場(予定)/ 14:00開始(予定) 【既報カード】 ▼フェザー級(66.0kg)5分3Rクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム) ▼ライト級(71.0kg)5分3Rアキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)鈴木琢仁(ボンサイ柔術) ▼バンタム級(61kg)5分3R加藤ケンジ(3POUND/K.O.SHOOTO GYM)倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We) ▼RIZIN MMAルール(62.0kg契約)5分3R遠藤大翼(IGGY HANDS)吉野 光(ALMA FIGHT GYM LIFE) ▼フェザー級(66kg)5分3R新居すぐる(Potential)山本空良(パワーオブドリーム) ▼ライト級(71.0kg)5分3R渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)ハリー・スタローン(関谷柔術アカデミー) ▼RIZIN MMAルール (61.0kg契約)5分3R内山拓真(ボンサイ柔術)原 虎徹(CAVE) ▼RIZIN MMAルール (66.0kg契約)5分3R小島勝志(STYLE PLUS GYM)中川皓貴(総合格闘技道場 reliable) ▼RIZINキックボクシングルール (60.0kg契約)3分3R伊藤勇大(OISHI GYM)桃翔(T-KIX GYM) ▼RIZINキックボクシングルール(59.0kg契約)3分3R大樹(HAWK GYM)仲川広汰(TenCloverGym) ▼RIZINキックボクシングルール (100.0kg)3分3R笹田勝俊(笹田ジム)マウンテンRYUGO(TenCloverGym) ▼RIZINキックボクシングルール(58.0kg)3分3RMASANARI(キック塾)松井大樹(MEIBUKAI)
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