サイクリー PRESENTS Krush-EX 2022 vol.12022年2月5日(土)東京・GENスポーツパレス
▼メインイベント 第8試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R○久保一馬(FIGHT CLUB 428)判定3-0 ※30-29、30-29、30-28×水越夏気(KBスポーツジム)
久保は23歳で格闘技を始めて現在31歳。ジムでトレーナーを務めており、屈強な肉体を誇る。戦績は3勝(1KO)6敗で現在3連敗中。2019年9月以来勝利から遠ざかっている。対する水越は27歳で、戦績は2勝2敗。今回がKrush初参戦。
1R、水越はパンチから右カーフ、相手の攻め終わりにも右カーフと、右カーフキックを狙い撃ち。久保は左ミドルを蹴るがカーフをもらう。すると久保はボディ狙いに切り替え、ヒザ蹴り、パンチでボディを攻めていく。
2Rは久保が左右ボディ&ヒザ蹴り、水越は右カーフを徹底的に狙う。久保は大きな左右フックで打ち合いにも行き、水越もこれに応えて打ち合う。ガムシャラに手数を出す久保に対し、ヒットを奪うのは水越の方か。
3R、ボディを攻めつつ右ストレートもヒットさせる久保は回転を上げて顔面、ボディとパンチをまとめていき、さらにヒザも突き刺す。これに水越も左右フックで応戦して一発をヒットさせるが、久保の回転は止まらない。前に出て手数を出して攻め続ける。最後は水越が足を止めてのフックの打ち合いを挑み、久保もこれに応えて試合終了。久保が判定勝ちをもぎ取った。
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▼セミファイナル 第7試合 Krushライト級 3分3R×安田学登(TEAM Aimhigh)KO 1R 2分22秒 ※右フック○新太(K-1ジム心斎橋チームレパード)
安田は26歳で1勝5敗の戦績。対する新太は27歳で1敗1分の戦績で初勝利を目指す。
1R、ローの蹴り合いからスタートし、そこから右ストレートを伸ばして前へ出ていくのは新太。アグレッシブにローからパンチへつなげていき、安田はカーフの蹴り合いをする。
前へ出る新太は打ち合いになると左フックでダウンを奪い、さらに右フック3連打で仕留めた。
マイクを持った新太は「いつも支えてくれているおかん、おとん、ありがとう。代表いつもありがとうございます。めちゃ勝って言いたいことがあって、僕、口だけやと言われてきたけれど今日の試合を見てもらえれば分かると思います。僕の相手はキャラ濃すぎな相手が多すぎでしょう」と、毎回キャラが濃い相手だと不満を言うのかと思いきや、「次やりたい相手がいて堀井翼! 次、僕と決まりで。中村プロデューサーよろしくお願いします」と、最もキャラが濃い堀井との対戦をアピールした。
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▼第6試合 Krushバンタム級 3分3R○小島卓也(優弥道場)KO 1R 1分33秒×嶋 拓実(K-1ジム大宮チームレオン)
小島は30歳で2勝4敗。嶋は27歳で1勝(1KO)2敗。
1R、小島はジャブを突きながら前へ出る。嶋は右カーフキックを狙い撃ちして連打するが、そこへ小島がカウンターの右ストレートでダウンを奪う。
立ち上がった嶋は猛然と打ち合いに行き、小島もこれに応えるが左フックでダウンを奪い返される。さらに打ち合いに行く両者。嶋のフックでアゴが跳ね上がる小島だが負けじと打ち合い、足を止めての打ち合いで右フックをヒットさせたのは小島。
嶋は豪快にダウンしてダメージも深く、レフェリーがストップして小島がキャリア初のKO勝ちとなった。
マイクを持った小島は嬉し泣きし、「この勝利をいつも支えてくれている道場の皆さん、家族、仕事場の皆さんに捧げます」と話した。
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▼第5試合 Krushバンタム級 3分3R○板橋武留(健成會)TKO 1R 2分08 ※右カーフキック×YASSY(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST)
板橋は20歳で2戦2勝と負けなし。YASSYは28歳で1勝(1KO)2敗だが、プロボクシングの戦績も3勝(2KO)3敗と6戦ある。今回がKrush初参戦。
1R、板橋は右カーフキックを意識させると右フックをヒットさせる。その後も右カーフを蹴りながら右ストレート、ヒザ蹴りと攻撃を散らしていき、右カーフでダウンを奪う。
足を引きずりながらも立ち上がり、打ち合おうとするYASSYだが、板橋はやはり右のパンチ、ヒザ蹴りと攻撃を散らしていき、右カーフでYASSYを転倒させる。最後はロープに詰めての連打、そして右カーフで2度目のダウンを追加。立ち上がろうとしたYASSYだが、ここでレフェリーが試合をストップした。
マイクを持った板橋は「みなさんどうですか、これで上の舞台呼んでください。オファー待ってます」と、Krush本戦への出場をアピールした。
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▼第4試合 Krushバンタム級 3分3R○紀空(K-1ジム五反田チームキングス)KO 2R 2分05秒 ※ドクターストップ×瑞貴(月心会ラスカルジム)
紀空は19歳で1戦1分と初勝利を目指す。瑞貴は25歳で今回がデビュー戦。
1R、両者ともローからパンチをうかがう中、瑞樹の右フックがヒットするとすかさず打ち合いに。一度離れるとサウスポーから右フックを打つ瑞貴に紀空はカーフを蹴る。
2R、圧をかけて前に出る瑞貴に紀空は右ストレート。瑞貴も前へ出て左ストレートを放って行き、接近するとヒザを突き上げるがこれがローブローとなって試合は中断。再開後、それまでとがらりと変わってハイキックを連発する紀空。
カカト落とし気味の蹴りがヒットすると紀空は左右フックで一気に打ち合いへ。これに瑞貴も応えて打ち合いとなるが、揉み合ってブレイクになる。ここで瑞貴の右腕の異常に気づいた審判団から指摘があり、ドクターチェックで試合続行不可能(右肩脱臼)と判断され、紀空のTKO勝ちとなった。
紀空はマイクを持つと「僕はこんなもんじゃないので上を目指して、まずはKrushのベルトを狙っていきます」とアピールした。
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▼第3試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R○梅田将成(KFG URAWA)KO 1R 2分45秒 ※3ノックダウン×重野 喬(WSRフェアテックス湖北)
梅田は28歳で3勝(2KO)3敗の戦績。重野は38歳で今回がデビュー戦となる。
1R、序盤は両者とも右ローを蹴り合う。重野が右ローを蹴るとワンツーを合わせにいく梅田。ショートの距離での打ち合いになったところで、左右フックを放つ重野に梅田の右ストレートが炸裂。ダウンを奪う。
これで終わりかと想えるダウンだったが、重野は立ち上がると左右フックで逆襲に転じる。これを梅田が連打で迎え撃ち、コーナーへ詰めての連打で2度目のダウンを追加。
それでも左右フックで猛反撃する重野と打ち合いになり、重野の気迫のフック連打で梅田が後退する場面もあったが、梅田はボディブローやヒザ蹴りも混ぜて応戦。最後はロープを背負わせての連打でレフェリーがストップした。
激闘を見せた梅田は「今後は見てくださる皆さんに明日も頑張ろうという勇気を与えられるようなアツい試合をしていきたいと思っています」とマイクで語った。
▼第2試合 Krush女子フライ級 2分3R○小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)不戦勝×TOODY NAOMI(月心会ラスカルジム)※NAOMIが計量後に体調不良でドクターストップ、計量をパスしていた小澤の不戦勝
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▼第1試合 Krushフェザー級 3分3R○鈴木翔大(澁谷会/TEAM KAITO)判定3-0 ※29-28×2、29-27×サガエ・ルーカス(ブラジル/ブラジリアンタイ)
鈴木は18歳で今回がデビュー戦ながら、リングサイドには大量の応援団が詰めかけた。対するルーカスは17歳で同じくデビュー戦。
1R、飛びヒザ蹴りで奇襲を懸けたのは鈴木。サウスポーから三日月蹴りを中心に左の蹴りを多用していく。ルーカスは左右フックで前へ出るが、接近すると鈴木はクリンチ。そしてヒザ蹴り。
2R、左右の前蹴り、左ミドルで前に出てくるルーカスを迎え撃つ鈴木。それでも右フックを打ち込んでくるルーカスにはヒザ蹴り。ルーカスは右を放ちながら前進し、鈴木が左ストレートを打ってくると右フックで一瞬グラつかせる。
3R、徹底して前蹴りで突き放しにかかる鈴木にルーカスは何度もアタックを仕掛けて右フック。どんどん入ってくるルーカスが右フックを空振りした直後、鈴木は左ストレートのカウンター。これでダウンを奪う。立ち上がったルーカスは左右フックの連打で勝負をかけるが、鈴木はヒザ蹴りで応戦。判定3-0でダウンを奪った鈴木が勝利を飾った。