国崇「今の連盟のエースを喰って、自分がまた中央に戻る」
――2022年の第1戦が間近となりました。仕上がり具合はいかがでしょう?
」もう本当にいつも通りです。正月は試合が決まってなかったのでゆっくりしていて、ちょっと練習の掛かりは遅かったんですけど、その分濃密に練習はできたので」
――たしかに今回は大田選手の対戦相手が新型コロナの影響で来日できなくなり、急遽国崇選手が出場となりました。
「まぁ、そういう試合もたくさんありましたし、試合が決まったら決まったでモチベーションはグッと上がるので、日々楽しく過ごせました。辛いですけど(苦笑)」
――試合さえ決まれば、モチベーションは常にグッと上がるというのはいつも言われていることですね。
「そうですね、一気に気持ちが引き締まります。常に練習はしているんですけど、試合が決まったら、もう相手もそう思って練習をしているはずなので」
――なるほど、そうやってモチベーションを上げて試合に臨み、これまで100戦以上をこなしてきたのですね。
「いつも気合いは入るんですけど、今回は今年の“初仕事”っていう感じで気合いが入ります。それと今回連盟のエースというか、いま一番頑張ってる子と試合ができてラッキーだなと。最近ちょっと変な試合ばっかりして後楽園で負け続けているので、相手の力なんですけど、まさかメインに登場させてもらえるなんて思っていませんでした」
――そんな大田選手ですがどんな風に見ていますか?
「ジム自体がムエタイなので、ムエタイスタイルなんだろうなって思います。ただ試合をやるとは思っていなかったので、試合はそんなに見たことがなくて」
――では、先ほどありましたが現在の連盟エースである若い選手と対戦することに関してはどうでしょう?
「喰ってやろうというか、年寄りでも強いところを見せてやりたいなとは思います。本当に連盟のエースだと思っているので、そこに勝てたら自分がまた中央に戻れるかなとも思っています」
――これも先ほどあったように、たしかにこのところ国崇選手は後楽園でよい結果を残せていません。
「そうなんです、何なのか分からないですけどちょっと後楽園と相性が悪くて(苦笑)。でも、後楽園で強かった時期もあるし、“まぁそんな時もあるかな”ぐらいの感じで思ってます(苦笑)」
――今回は現在のNJKFを代表する大田選手が相手ですし、ここで勝てばまた勢いに乗れそうです。
「いやぁ、後楽園で勝ちたいです。5月の拳之会興行でも大きな話が来ているので、いつもよりモチベーションがある感じです」
――常にそうやってモチベーションを高く維持してきたのが100戦を超える現役生活の秘訣かと思いますが、逆にモチベーションが無くなったり下がったりする時はあるのでしょうか?
「基本的にないですね。もしやる気が出ないとか言ってたら会長にシバかれますから(笑)。だからいつもやる気満々でいないといけないし、言わば会長がモチベーションです(笑)」
――分かりました(笑)。では改めての意気込みや、ファンの方たちへのメッセージをお願いします。
「今の連盟のエースを喰って、また後楽園に帰ってきたいと思います」