黒田勇斗「自分の持ってる力を全部出して勝ちたい」
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黒田は2018年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、林勇汰、森坂陸、蒼士、椿原龍矢、小倉尚也らと対戦して2勝5敗1分。前戦は5月に晃貴と延長Rまで戦い、判定2-1で惜敗した。2021年8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝に進出するも、璃明武に判定で敗れている。戦績は5勝10敗1分。身長174cmは8人の中で最長身。
――KrushやK-1のプレリミナリーファイトには出場している黒田選手ですが、K-1本戦には今回初出場となります。試合が決まってどんな心境ですか?
「K-1は自分が目指している舞台でもあるので、嬉しい気持ちはあります。ただ今回は王座決定トーナメントということで、K-1のベルトを争うにふさわしいトップクラスの選手たちが集まっているので、しっかり覚悟を決めて、出るからには優勝を目指してやっていきたいなと思ってます」
――K-1本戦初出場ということで、これまでの格闘技歴を教えてもらえますか?
「小学校5年生からキックボクシングを始めて、高校2年生でプロになりました。最初は父親に無理やりやらされて、あんまり乗り気じゃなかったんですけど、試合で勝った時の歓声や嬉しさ、努力してきたことが結果につながることが楽しくて。やっていくうちにどんどんのめり込んでいった感じです」
――黒田選手は自分をどんなファイトスタイルだと自己分析していますか?
「僕はこの階級では一番身長があってリーチもあると思うので、そこを活かして戦っていきたいと思っています。今年は試合内容にもしっかりこだわりたいと思っているので、見ている人たちに面白いと思われるような倒しに行くスタイルを見せたいと思ってます」
――1回戦で対戦する金子選手にはどんな印象を持っていますか?
「パワーもスピードも全ての能力が高い選手で、過去最強の相手だと思います。試合までの期間でしっかり仕上げて、自分の持ってる力を全部出して勝ちたいと思います」
――準決勝・決勝の勝ち上がりはどう予想されていますか?
「準決勝は前回負けてる璃明武選手とやりたいと思います。決勝は逆ブロック4人ともやってみたい相手ではあるんですけど、やっぱり一番強いと思う玖村選手とやって勝ったほうが価値があると思うんで玖村選手です」
――今回のトーナメントでは玖村将史・金子晃大・佐々木洵樹・璃明武の4選手がK-1スーパー・バンタム級四天王として扱われていますが、それについてどう思っていますか?
「4選手が注目されていることは同じ階級のファイターとしては悔しい部分はあるんで、やっている以上は自分が一番注目されたいんでここでしっかり結果を出したいと思っています」
――トーナメントを優勝するためには1日3試合勝たなければいけませんが、どんな練習と準備をして当日に備えますか?
「元々この大会には出る予定で準備はしていたので、それがトーナメント、3試合やるということでスタミナ面もそうですし、メンタルの部分でもそうですけど、その部分も試合までに作っていきたいです」
――弟の黒田斗真選手は昨年のK-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝しました。そこは意識していますか?
「そこまで意識はしないんですけど、やっぱり2人でトップというか、2人でしっかりベルトを獲ることが目標なので、僕がここでしっかり結果を出して、2人でベルトを巻きたいと思います」
――何かトーナメントを勝ち抜くために斗真選手から話やアドバイスはありましたか?
「やっぱり1回戦を勝つことが重要だとは言っていたので、1回戦に全力を懸けていきたいです」
――K-1スーパー・バンタム級のベルトは武尊・武居由樹というK-1を代表する選手たちが巻いてきたベルトですが、そこは意識していますか?
「やっぱりK-1でもトップの選手たちが巻いてきたベルトだと思うんで、それに相応しい試合をしたいなと思っています」
――それでは最後にファンの方たちへのメッセージをお願いします。
「一回戦から誰もが認める強い選手ですが、ただで終わるつもりはないんで、一泡吹かせて勝とうと思っています。楽しみにしていてください」