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【RIZIN】平本蓮「格闘技は壊し合い」鈴木千裕の印象は「パワーはあるが賢くはない」、対する鈴木は「僕は野生で、感覚で戦うスタイルなので」

2022/02/02 16:02
 2022年2月2日(水)都内にて、RIZINが『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd』(2月23日・エコパアリーナ)および『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』(3月6日・会場非公開)の2大会の対戦カード発表記者会見を行った。  3.6「LANDMARK vol.2」では、K-1からMMAに転向し2戦目の平本蓮が、現KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者でMMA6勝3敗(RIZIN1勝1敗)の鈴木千裕と対戦することが発表された。  平本は大晦日のリングで今大会の出場を明らかにした際、萩原京平とのリベンジマッチをアピールしていたが、最終的に鈴木になったことについて榊原信行RIZIN CEOは以下のように説明。 「萩原京平選手も候補選手ではありますが、我々なりにいろいろ考えて、平本蓮が1年ぶりにどのレベルにいるのかを見極める査定試合のようなものもいいんじゃないかとか。平本選手の想いとは別のアングルでカード編成を進めていたんですけれども、その中で先般のKNOCK OUTで鈴木選手がいい勝ち方をしましたよね。それも含めて旬なもの、瞬間瞬間のいま勢いのあるものをキャスティング出来たらなということで、平本選手に鈴木千裕選手で逆にオファーをしました。  そこまで彼は違う選手の名前をいっぱい聞いていたと思うんですけれども、蓮とすると相手は誰でもいいというか、思い切りいい試合をするっていう自分の中での準備が出来ていると思うんですけれど、鈴木選手でOKですと返事をもらったので。ここは今の旬のタイミングというか勢いの中で、鈴木千裕と平本連の試合を見せたいということになりました」  会見で平本は「お久しぶりです。自分はK-1から総合格闘技に転向した時にK-1での実績とかいろいろなもんを含めて、凄くカッコつけているばかりの自分がいて。常に完璧を目指そうとしているんですけれど表面上の努力とか表面上の言葉でしか発せなかったりとかいろいろあったんですけれど、MMAのデビュー戦で本当に自己破壊ができて、つまらない固定概念を持った自分をぶっ壊せたというか。本当に気持ちよくなったというか。去年1年かけてやってきたので、前振りはさんざんTwitterでしてきたので、あとは試合をするだけなのでマジで最高の試合をします。楽しみにしていてください」と、生まれ変わった自分を見せるとコメント。  対する鈴木は「平本選手が最高の試合をすると言ってくれて、もちろん僕も最高の試合をするので。僕も総合格闘技からキックボクシングに行ってキックボクシングで王者になって、もう1回MMAに挑戦して前々回昇侍さんに負けて(前回は)山本選手に勝って、僕もMMAの厳しさを知ってやっぱり格闘技って甘くないんだなって思って」と話したところで、平本から「話が長いからもうちょい短くまとめようよ」とのツッコミを受けて「最高の試合をしましょう」とまとめた。  榊原CEOは「基本ケージでやりたいと思っているんですけれども(前回のLANDMARKはリングで行われた)、都内某所にそのケージが入るかどうかの検証がまだ終わっていないというテクニカルな理由です。新設をしたケージで先週末に僕も工場まで行って見てきたんですが、エレベーターに乗るのか乗らないのかとかサイズを含めた問題ですが、ケージでやる方向で最終調整すると。それでリングでやるやもしれないですけれどね」と、会場の搬入が出来るかなどの問題がクリアできれば今回はケージで開催したいと発表。  これに平本は「ケージで」、鈴木も「ケージでお願いします」と両者ともケージで戦いを希望した。  両者それぞれの印象を聞かれるも、平本は「試合を楽しみにしておいてください」、鈴木も「いつも通り全力で戦って最高の試合をするので楽しみにしておいてください」と多くを語らず。では、お互いの打撃についてどう思うかとの質問には、平本は「(自分は)MMAの打撃は世界一だと思っています。(鈴木は)パワーはあるけれど、賢くはないイメージです。でも油断はしないです」、鈴木は「テクニックと、逆に頭がいいと思うのでそこに気を付けて。逆に僕は野生で、感覚で戦うスタイルなのでそこがうまくかみ合うかなと思っています」と答える。  鈴木はKNOCK OUTにて初っ端からのラッシュで早いラウンドでのKOの山を築いている。その強烈な打撃で破壊される恐れはないかとの質問を受けた平本は「それはないっす(笑)。格闘技は壊し合いをするっていうもので、スポーツじゃないので。そういうのを見せたいっすね」と壊し合いを見せたいとするが、自分が壊されることはないと笑う。鈴木の猛ラッシュにも「対処できなかったらダメですよ(笑)」と余裕の笑み。  アメリカでの修行を経て、現在は日本で練習しており、「今は元々行っていたGENスポーツパレスにもスパーリングに行ったりしていますが、いま基本的な技術を見てもらっているのはCAVEで石渡(伸太郎)さんに見てもらっているんですけれど、凄く相性のいいトレーニングが出来て日本に帰って来て格段とレベルが上がっている自信があります。(石渡には)セコンドをお願いしようと思っています」と、昨年引退した石渡にトレーナーとして付いてもらっていると言い、「本当に完璧を求めて常に進化しようと心に刻んでやってきたので、自信あります。楽しみに待っていてください。本当に凄い試合をするので」と自信満々に言い放った。  鈴木もまた、1月のKNOCK OUTでタップロンをKOしたことで「タップロン戦で得た自信は自分のパンチの破壊力には改めて自信が持てましたね。俺のパンチだったら、ボクシンググローブだったら何発か打たないと倒れないですけれど、オープンフィンガーグローブだったら一発で倒せるなって自信に変わりました」と、“一発”で相手をマットに沈める自信がついたと語った。
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