MMA
インタビュー

【RIZIN】マルティネスとヒューンがヘビー級の打ち合いを見せると口をそろえる

2019/06/01 00:06
【RIZIN】マルティネスとヒューンがヘビー級の打ち合いを見せると口をそろえる

RIZINヘビー級の主役の座を狙うマルティネス

 2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催の『RIZIN.16』で対戦する、DEEPメガトン級王者ロッキー・マルティネス(米国)とジェイク・ヒューン(米国)が5月31日(金)大阪市内のホテルで事前インタビューを行った。

 マルティネスは2017年7月に行われたDEEPメガトン級タイトルマッチにて、RIZINでエメリヤーエンコ・ヒョードルとも拳を交えた経験を持つシング・心・ジャディブに完勝を収め新王者に。その実績が認められ同年10月のRIZIN.7でジェロム・レ・バンナの対戦相手に選出され、袈裟固めでタップ奪って見せた。2018年9月のRIZIN.13てはミルコ・クロコッフにも挑んだがヒジでカットされ無念のTKO負け。再起戦となった今年3月のDEEPでは酒井リョウを圧倒してDEEP王座の初防衛戦に成功している。

 ヒューンはレスリング、アメリカンフットボールを経てMMAに転向。TUF17と19出場を経てWSOF、ROAD FCなどで戦績を積んできた。RIZINには2018年9月に初参戦し、イリー・プロハースカと打撃戦を繰り広げるもTKO負けを喫した。

 ともに打撃を得意とするヘビー級ファイターが激突する。

ロッキー・マルティネス「立ったまま戦うことこそがこの試合に望まれている」

――現在のコンディションは?

「非常にいいです」

――対戦相手の印象は?

「彼は全てにおいて優秀だ。そしてパンチが好きなように見える。そこを攻略していきたい」

――どんな試合を見せたいですか?

「非常にエキサイティングなワクワクする試合をお届けしたい。それがファンに待たれているものだからね。KOを狙っていきたい」

――強化、修正してきたことはありますか?

「全てにおいて、よりよくなるように研ぎ澄ましてきた。その成果を見ていただければと思う」

――それは打ち合うということですか?

「立ったまま戦っていきたい。これこそがこの試合に望まれていること。グラウンドよりもスタンドで行く」


――ヒューンの打撃の実力はどのような評価していますか?

「彼のレベルは平均値よりも上。そして様々なテクニックを持っているが、100%私の方が全てにおいて上回っている」

――以前戦ったミルコ・クロコップ選手が引退を表明しました。思うことはありますか?

「非常に残念ではあるが、彼の健康のことを考えたらその決断はよかったのではないかと思う」

――会社の有給休暇を使って来日した?

「そうだよ。今回も有給休暇を使って日本へ来た。火曜日には仕事に戻らないといけないんだ」

――RIZIN参戦は4回目ですが、最初と比べると変わってきましたか?

「全てにおいてよりよくなってきたと思うし、自信もついてきている。明後日のファイトでそれを皆さんにお見せできればと思っているよ」

――RIZINではまだヘビー級が確立されていないと思うが、それについてはどう思いますか?

「私にとってはいいチャンスだと思っているよ。私が導火線になって、RIZINにもヘビー級ができるように努力していきたいと思っている」

マルチネス「スタミナアップと打撃の強化をしてきた」(※事前コメント)

「(前戦は)みんな試合内容をほめてくれましたが、カットでの決着を残念がっていました。 (対戦相手のヒューンの印象は)総合的に何でもこなせるファイターなのでエキサイティングで楽しい試合になると思う。(この試合に向けて)ファイトキャンプは最高だったよ。スタミナアップと打撃の強化をしてきた。(試合のテーマは?)フィニッシュする!(RIZINとは?)俺にとってRIZINは色々な意味があるが、PRIDEファンだった俺からすると、この舞台で戦わせてもらえる事は何よりの名誉だと思っている。(ファンに)かつてないほどエキサイティングで進化したロッキーに期待していてくれ!」

ジェイク・ヒューン「打ち合いをしなければRIZINのファイトになりえない」

――現在のコンディションは?

「非常にいい状態だよ。ウェイト調整もないので非常にいい」

――対戦相手の印象は?

「彼のことは尊敬している。タフな選手でエルボーを活かした試合をするね。非常にいい試合になると思う。彼も身体が大きいし、流血戦もあるのでは」


――どんな試合を見せたいですか?

「PRIDEの時にあったような勢いを取り戻すべく、関西の地域で戦いたいと思っている。エルボーが許可されたので攻撃において非常に良い条件となった」

――プロハースカ戦の反省点は?

「彼は本当にタフで才能のある選手だ。早い時間で勝てると思っていたんだが、彼はもっと素早く動ける選手だった。彼との戦いはガンファイトになって私が負けたが、今回もガンガンやっていきたいと思っている」

――マルティネスは打ち合いをしたいと言っていますが、あなたは?

「彼が言っていることは正しいね。打ち合いをしなければRIZINのファイトになりえないと思っているよ」


――RIZINではまだヘビー級が確立していないことをどう思いますか?

「RIZINはヘビー級を取り入れる時期が来ている。世界のファイトを見渡した時に、ヘビー級はやはり見ごたえがある。RIZINでも早くヘビー級を取り入れることを願っているよ。そして今回はそのヘビー級ファイトをお見せしたい」

――今回、入場曲を変えたそうですがその意図は?

「時期に合った曲にしたよ。皆さんに楽しんでいただくことをベースに考えて選んだんだ」

――コスチュームもその曲に合わせるんですか?

「それは秘密だよ(笑)」

ヒューン「テーマは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』」(※事前コメント)

「(前戦は)素晴らしい反響だった。今回はより素晴らしいパフォーマンスを魅せれるように頑張るよ!(対戦相手の印象は)ロッキーは最高にタフな男で身体の割にはとても俊敏だ。ヤツの事を最大限にリスペクトした上でどつき合いがしたい。(この試合に向けて)ファイトキャンプは最高だったよ。いつもの練習と相手をぶちのめす術を磨いてきた。 (試合のテーマは)今回の入場のテーマは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だ。最高にかっこいい入場を期待していてくれ。試合のテーマは休みなく動き回ってタイミングで勝つ事だ。(RIZINという舞台は)RIZINは総合格闘技のあるべき姿だと思う。いつ何が起こるか分からない、観客が熱狂できるような試合ができる舞台だ。(ファンに観てほしいポイントは)、すげぇ蹴りができるのは天心だけじゃないぜ。デカくても派手な蹴りができるって事を魅せたい」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント