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【ONE】物議を醸した判定から半年──ハム・ソヒとデニス・ザンボアンガが因縁の再戦! ノンオーvs.ラマザノフも=3月26日(土)「ONE X」

2022/01/25 20:01
 2022年3月26日(土)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Championship10周年記念大会「ONE X」の追加カードが発表された。 ▼ONE女子アトム級 5分3Rハム・ソヒ(韓国)第2代RIZIN女子スーパーアトム級王者デニス・ザンボアンガ(フィリピン)  ONE女子アトム級で、第2代RIZIN女子スーパーアトム級王者のハム・ソヒ(韓国)とデニス・ザンボアンガ(フィリピン)が対戦。2021年9月の「ONE女子アトム級ワールドGP1回戦」以来、約半年ぶりの再戦に臨む。  GP1回戦では、序盤の2Rは互角の戦いも、3Rからハム・ソヒが打撃で優位に。だが両者の頭が衝突し、ザンボアンガは額にダメージを受けた。リカバリータイムで中断から再開後、ザンボアンガはハム・ソヒをテイクダウンしてトップポジションを奪い、残り時間をパウンド。最終的には、ハム・ソヒがスプリット判定で勝利し、ザンボアンガに初黒星を付けていた。  ハム・ソヒは右手を負傷しながらも左の打撃を当て、ザンボアンガはテイクダウン&コントロール。後者を支持する声もあるなか、ザンボアンガは判定に不満を表明し、ハム・ソヒも判定は正しかったとしている。  3月26日のリマッチで勝利するのは、ハム・ソヒかザンボアンガか。  準決勝進出を決めたハムは1回戦後、怪我のためにトーナメントを辞退。その後GPは、決勝でスタンプ・フェアテックスがリトゥ・フォガットに一本勝ちし、同級王者アンジェラ・リーへの挑戦権を獲得している。  ハム・ソヒvs.デニス・ザンボアンガが組まれた同日には、アンジェラvs.スタンプの女子アトム級タイトルマッチも組まれており、再戦の勝者は、次期コンテンダーとなる可能性もありうるリマッチだ。 [nextpage] ▼ONEバンタム級ムエタイ 世界選手権試合ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)王者アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)挑戦者  また、「ONE X」では、ONEムエタイ バンタム級世界タイトルマッチも決定。  同級ムエタイ世界王者のノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)が、元ONEバンタム級キックボクシング世界チャンピオンのアラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)を挑戦者に迎え、5度目の世界王座防衛戦に臨む。  262勝54敗1分の戦績を誇るノンオーは、ムエタイ界のレジェンド。2018年4月に引退を撤回し、ONEスーパーシリーズに参戦して以来、無敗を保っている。ルンピニースタジアムでスーパーバンタム級からライト級まで四階級制覇、ラジャダムナンスタジアムのベルトも獲得。シンガポールのメガジム「Evolve MMA」に所属し、2019年2月にONEムエタイ・バンタム級王者となり、ONEでは7戦全勝だ。  2019年5月のバンコク大会では元SB世界スーパーライト級王者の鈴木博昭を2Rに腓骨を骨折させるなど、強豪ぞろいのONEで活躍。2019年11月にセーマペッチ・フェアテックスを4Rに右ストレートでKO、2020年12月には、ロートレック・PK・センチャイムエタイジムを3R KOに降し、4度の防衛に成功している。  対するラマザノフは、180cmの長身のダゲスタンのストライカーだ。ムエタイとキックボクシングで62勝6敗という戦績を築き上げ、数々のハイライト級のノックアウトを記録している。  2019年12月に初代ONEバンタム級キックボクシング世界王座を獲得したが、2021年1月にカピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)に敗れ王座陥落。ここでムエタイに回帰しらラマザノフは、2021年11月の「ONE: NEXTGEN III」のコ・メインイベントでポンシリ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)を1R KO。この勝利により、バンタム級ムエタイの4位コンテンダーとなり、ノンオーへの挑戦権を獲得した。 「ONE X」では、他にも3試合が決定している。 メインイベントでは、ONE女子アトム級世界チャンピオンのアンジェラ・リー(シンガポール)が復帰し、1位コンテンダーでONE女子アトム級世界GP優勝者のスタンプ・フェアテックス(タイ)を迎えて防衛戦を行う。  また、ONEフライ級世界王者のアドリアーノ・モラエス(ブラジル)が、急成長中のランキング2位のコンテンダー若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)を相手にタイトル防衛戦に臨む。  さらに、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)とMMAレジェンドのデメトリアス・ジョンソン(米国)の特別ミックスルールによるスーパーファイトも行われる。
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