(C)ONE Championship
2022年1月28日(金)シンガポール・インドアスタジアムで開催される「ONE: ONLY THE BRAVE」の一部対戦カードの変更および、2月11日(金)「ONE: BAD BLOOD」の全対戦カードが発表された。
1月28日のフェザー級キックボクシング ワールドGP準決勝でチンギス・アラゾフ(ベラルーシ)と対戦予定だったマラット・グレゴリアン(アルメニア)が新型コロナウイルスの影響により欠場。代わってジョー・ナタウット(タイ)がアラゾフとコ・メインイベントで準決勝を争う。
もう1つの準決勝では、3位コンテンダーのシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)とダビッド・キリア(ジョージア)が対戦し、これがメインイベントに変更された。
また、当初ナタウットの対戦相手だったイヴァン・コンドラチェフ(ロシア)は、「ONE: ONLY THE BRAVE」のリードカードのGP代替試合で、無敗のドビダス・リムクス(リトアニア)と対戦する。
MMAでは、元ONEウェルター級世界王者のゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)が「新型コロナウイルスとは関連しない病気」により出場を辞退。手塚裕之(日本)は、MMA9勝1敗、77%のフィニッシュ率を誇るエドソン・マルケス(ブラジル)との対戦に変更となった。
マルケスは修斗ブラジルなどで活躍。2021年12月の前戦でONEデビューし、コンバット・サンボの世界王者レイモンド・マゴメダリエフ(ロシア/ダゲスタン)を相手に前足を蹴られ、金網に詰まったところで右ストレートを浴び、1R KO負けを喫している。
しかし、マゴメダリエフに敗れるまでは、6戦連続のKO・TKO勝ちをマークしていた強打者で、183cmの長身から繰り出される右の打ち下ろしとボディ打ちのコンビネーションには注意が必要だ。
頂きを目指す手塚にとっては元王者カデスタムの欠場は残念だが、マゴメダリエフら強豪が集まるなかで、ウェルター級コンテンダーの実力を証明したい。
また、バンタム級で1試合が追加。モンゴルMGL-1からONE Warrior Seriesで一本勝ちし、本戦でも2021年8月にベン・ロイルに1R TKO勝ちしているMMA7勝1敗の新星プレブ・オトゴンジャルガル(モンゴル)が出場。同じくONE Warrior Series出身で、今回ONE本戦デビューを迎えるMMA9勝5敗のミカエル・デ・ジェズウス(ブラジル)が対戦する。
▼ストロー級 5分3R
箕輪ひろば(日本)
ジャレッド・ブルックス(米国)
ONEストロー級4位の箕輪は、2020年11月にONEに初参戦し、リト・アディワン(フィリピン)に判定勝利。第2戦目で元王者で現ランキング5位の強豪アレッウス・シウバ(ブラジル)にスプリット判定勝ちし、ONE2連勝中。
対するブルックスは、日本のPANCRASE、RIZINで活躍し、UFCでもフライ級(56.7kg)で2勝2敗の戦績をマーク。2021年10月29日の「ONE: NEXTGEN 3」でONEデビューし、リト・アディワン(フィリピン)に2R 肩固めで一本勝ちで一気にONEストロー級3位に浮上した。
ともに組み技の強豪で、アディワンに勝利している両者だが、レスリングに特化していえばブルックスが優位か。箕輪はスタンドでの立ち合い、テイクダウンの先で勝機を掴めるか。
▼フライ級 5分3R
和田竜光(日本)
ワン・シュオ(中国)
第2代&第4代DEEPフライ級王者の和田竜光は、2018年にONEデビュー。翌年に開催されたONEフライ級WGPに出場し、準決勝でデメトリアス・ジョンソンと対戦。判定で敗れたものの、得意の “おたつロック”でファンを魅了するなど “最強DJ”を相手に大激闘を見せた。
2020年1月には無敗のイヴァニルド・デルフィノを相手に、得意のカーフキックを効かせ、近づけば首相撲&ヒジ・ヒザ、そして小外刈りテイクダウンを合わせるなど判定勝ち。2020年12月のヨッカイカー・フェアテックス戦では、1Rに和田がバックを奪い削ったかに見えたが、インローとガード上のハイキック、右アッパーなどの手数でヨッカイカーが上回り、判定2-1でヨッカイカーに惜敗。
2021年10月の「Road to ONE: 5th Sexyama Edition」で、竹中大地と対戦し、接戦をスプリット判定で勝利している。
対するワンは、MMA13勝5敗。WLF、Rebel FCで4連勝後、2021年4月にONE初参戦。日本の藤沢彰博、若松佑弥とも対戦している韓国のキム・キュサンを相手に3R、右ヒジでKO勝ちをマーク。 強い気持ちと身体でMMA5連勝を飾っている。強豪・竹中を破った和田はONE本戦でも再起を飾ることが出来るか。互いのムエタイにも注目の一戦だ。
ONE: ONLY THE BRAVE 全カード
2022年1月28日(金)午後7時30分からリードカード開始(ABEMA、ONE SUPER APP配信)
シンガポール・インドアスタジアム(※カード変更あり)
【メインカード】
▼メインイベント フェザー級キックボクシング ワールドGP準決勝 3分3R
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)
▼コ・メインイベント フェザー級キックボクシング ワールドGP準決勝 3分3R
ジョー・ナタウット(タイ)
チンギス・アラゾフ(ベラルーシ)
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
▼フェザー級 5分3R
キム・ジェウォン(韓国)
タン・カイ(中国)
▼ライト級 5分3R
ルスラン・エミベック(キルギス)
ジャン・リーポン(中国)
▼キックボクシング ヘビー級 3分3R
ラーデ・オパチッチ(セルビア)
フランシェスコ・エクシャジャ(アルバニア)
▼ストロー級 5分3R
箕輪ひろば(日本)
ジャレッド・ブルックス(米国)
【リードカード】
▼フェザー級キックボクシングワールドGP交替試合 3分3R
イヴァン・コンドラチェフ(ロシア)
ドビダス・リムクス(リトアニア)
▼フライ級 5分3R
和田竜光(日本)
ワン・シュオ(中国)
▼ウェルター級 5分3R
手塚裕之(日本)
エドソン・マルケス(ブラジル)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
▼ライトヘビー級 5分3R
ポール・エリオット(英国)
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
▼バンタム級 5分3R
プレブ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ミカエル・デ・ジェズウス(ブラジル)