K-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗とK-1ヘビー級で活躍した武蔵の共同YouTubeチャンネル『ムサマサ』で、2022年6月に決定したRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とK-1スーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の“世紀の対決”について2人が語った。
武蔵は「正直言っていい? 大晦日、五味とやった時に俺はもっともっと天心が圧倒するんかなって思っとった」と、2021年大晦日のRIZINで行われた五味隆典とのスタンディングバウト特別ルールによるエキシビションマッチを見て、意外な気がしたという。
魔裟斗も「俺もそう思っていましたよ。五味がスピードについていけない状態になるんだろうなって思っていましたよ。2Rしかないじゃないですか。倒すのは難しいにしても、もっと一方的にヒット&アウェイでパンパンと当てて明らかにポイントとって、という形になるんだろうなって思ったんですけれど」と、那須川の一方的な展開にならなかったことが予想外だったとの感想。
武蔵が「しかもボクシングルールやから。今、一生懸命ボクシングの練習してるわけやから。圧倒するんかなと思ったら意外に倒せんかったなっていう。五味にも結構打たれたよね」と言うと、魔裟斗も「ちょっと危ないパンチありましたよね」と、那須川が危ないシーンもあったと指摘する。
この五味戦での那須川の動きを見た武蔵は「だからあの試合を見た時に、(天心の方が)実力的に、テクニック的には差があるかなっていう風には思っていたけれど、これぐちゃぐちゃにしたら武尊分からんぞっていうイメージが俺も湧いてきた」と、武蔵は那須川がテクニックで翻弄すると予想していたものが、武尊に勝機があるとの考えに変わったと打ち明けた。
魔裟斗は「パワーで言えば武尊の方があるでしょうからね」と同意し、武蔵は「回転も速いやんか、パンチの。だからこれは分からんよ」と、勝敗がますます読めなくなってきたと話し、「なんだかんだ言って天心はテクニシャンやからポイントアウト出来るねんね。もちろん倒しに行く試合をすると思うけど危険は犯さないっていう試合も出来るからそこで上手く当てて逃げるっていう戦い方もできるタイプやから、そうなった時にそれを無理やりこじ開けて倒しにいけるかっていうところも必要とはされるね」と、武尊が勝利をつかむポイントをあげた。
また、魔裟斗は自身のYouTubeチャンネル『魔裟斗チャンネル』でも語っていたように、この試合の大きなカギは「58kgの契約体重とラウンド数」だと指摘。5Rだったら「武尊のKOもありえますよ」と予想し、その理由を自身の体験から語っている。