K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、自身のYouTubeチャンネルを更新。2021年12月24日に行われた那須川天心(TARGET/Cygames)戦発表記者会見の前後に密着した動画を公開した。
武尊は会見に向かう車中、「僕はこの試合を実現しないといけないと思っているし、僕にとっても僕の格闘技人生でやってきたことを証明する戦いになると思う。この数年間いろいろな人からいろいろなことを言われて毎日悔しい想いをしてきたので、自分の強さを証明しないと格闘家人生死ねないなと思う。この試合は本当に僕の格闘家人生だけじゃなくて、人生全てを懸けて試合に挑んで勝つというのが今回の気持ちなので、人生を懸けてやろうかなと思っていますね」と、那須川戦に懸ける気持ちを告白。
「昔みたいにいろいろな団体が全部集まって、誰が最強かを決めて凄く盛り上がる格闘技界にしたいと思うので。僕が憧れて見ていた頃の格闘技界って団体関係なくぶつかり合って凄い夢のある世界だったので、そういう格闘技界にするためにもこの試合っていうのは重要な一戦だと思うし、自分のためだけじゃない試合だと思うし、人生を懸けて戦いたいと思います」と、誰が最強かを決める舞台を整えて格闘技界を今以上に盛り上げていきたいとの気持ちも話した。
映像は会見の様子から、会見を終えた武尊へ。顔がスッキリしていると指摘された武尊は「この数年、ずっと心から笑えてなかったんじゃないかなってぐらい凄い今、気持ちがスッキリしていますね」と笑顔を輝かせる。
そして、これだけは言っておきたいと話し始める。
「この試合が実現しなかった理由として、世論的にK-1のせいにされていることが多くて。これは記者会見でも言いたかったんですけれど、K-1のせいで出来なかったっていうことではなくていろいろな事が重なって出来なかった試合だったので。YouTubeだから言うってことでもないですけれど、K-1をずっと応援してくれるファンだったり、K-1で戦ってるファイターたちだったり、僕の試合のことで凄い悪く言われたこともあったと思うんですよね。そういう部分を一番払拭したかった。
正直言いますけれど、K-1から天心選手の試合はだいぶ前にOKもらっていました。それは数年前にK-1に話しに行って、本当この試合ができなかったら僕は格闘技をやる意味がないぐらい、自分の引退を懸けてでもこの試合を実現させたいっていうのを話して、K-1自体もどんどんいい風に変えてもらったし、その中でK-1を悪く言われているのは僕は一番悔しかった。K-1って僕らの世代だけじゃなくて魔裟斗さんの世代だったり、その前のヘビー級の時代だったり、そこからずっと受け継がれてきたもので。それを僕の試合のことでイメージを悪くさせるっていうのが一番悔しかったし、そこだけはやっぱり皆さんに説明しておきたかったなって。
K-1がダメって言っていたから出来なかった訳ではない。その事が原因でK-1から離れてしまったファンがいるんだったら僕の話を聞いてくれて、僕だけじゃなくまたK-1ファイターを応援してもらって、K-1自体をもっとみんなで応援してもらえたら嬉しいなって気持ちですね」と、那須川戦がなかなか実現に至らなかったのはK-1がストップをかけていたわけではなく、数年前にすでにOKはもらっていたと明かした。