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【NO KICK NO LIFE】加藤有吾とHIROYUKIがRISEに参戦を表明、石井一成に勝利した花岡竜も「RISEのトーナメントに出ていた人、片っ端からやってみたい」

2022/01/10 01:01
【NO KICK NO LIFE】加藤有吾とHIROYUKIがRISEに参戦を表明、石井一成に勝利した花岡竜も「RISEのトーナメントに出ていた人、片っ端からやってみたい」

RISEへの参戦を表明したHIROYUKI(左)と加藤。HIROYUKIは1度RISEに参戦経験あり

 2022年1月9日(日)東京・ニューピアホールにて開催された『NO KICK NO LIFE』(第1部)。

 メインイベントで宮元啓介(橋本道場)に勝利したWMC日本スーパーバンタム級王者・加藤有吾(RIKIX)と第3試合で藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット)に3R2分23秒でTKO勝ちした第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者HIROYUKI(RIKIX)が、揃ってRISEへの出撃を希望した。


 加藤は「1年前に(宮元に)負けちゃっていて、その時は1カ月前にトーナメントがあったので作戦が立てられなかったんですが、今回は3カ月くらい勝つための練習が出来たのでよかったです。動き的には自分の中ではあまり動けなくて、カーフキックも相手に効くまではなかったですが嫌で足が止まって。作戦がハマった感じではないですがそれで勝てたって感じです。宮元選手は三日月蹴りとカーフキックで来ると思っていたので、僕も腹と足を攻めて腹で倒すってイメージでした。最後は根性って感じでした」と試合を振り返った。

「宮元選手も最後(引退試合だった)なので、前回やった時は三日月で削られて打ち合いが出来なかったんですが、今回は宮元選手も最後に来てくれて。楽しかったです」と、宮元と同じく試合を楽しめたいう。


 2022年の目標を聞かれると「ヒジなしルールの試合もやってみたい。RISEに去年から話はあったけれど、NO KICK NO LIFEと重なっていて出れていなくて。ヒジありで宮元選手にも負けていたし、あと何人か倒してからRISEでやりたいと思っています。今年タイミングがあればやりたいなって思います。僕の階級(55kg前後)で強い人が多いので。でもいずれは王者とやってみたいです。鈴木真彦選手とか」と、RISEに参戦して55kg戦線で戦いたいと表明。


 同門のHIROYUKIは「(勝利できて)年末年始とクリスマス、大事なイベントを犠牲にした甲斐がありました。距離の取り方、左ミドルに苦しめられて、よけにくい軌道で蹴ってきてやりにくかったです。それ以外は想定内でしたね、最初のダウンを取った時に目も飛んでいたので(勝利を確信した)」と試合を振り返り、キャリーオーバー制で手にしたKOボーナス15万円(1試合に5万円が懸かり、KO決着でなかった場合は次の試合に加算される)の使い道を聞かれると「家族でどっかに行けたらいいなと思っています。そもそも嫁さんに全部渡してきてしまったので、僕に何に使うという権限がないんですよ」と笑った。


 2022年の目標には「どの年もそうなんですが、勝負の年にしたい。ジムを移籍して1年ちょっとで結果もついてくるようになって。ヒジありでやりたい選手がもういないので、ヒジありをあと少しやって、53kgのRISEに行けたらいいなと思っています。そして今年は全勝でいきたいと思います」と、昨年トーナメントが開催されて盛り上がりを見せているRISEの53kg戦線に自分も参入したいとした。


 これを受けて小野寺力RIKIX会長は「ヒジ無しもやりたいと言っていましたが、HIROYUKIなんかはラウェイもやりたい、シュートボクシングもやりたい、オープンフィンガーグローブの試合もやりたいって言っていたので、どの程度覚悟を持っているかは分かりませんが、本当にしたいのならさせてあげようと思います」と、2人の希望を後押ししたいという。

 しかし「ヒジありとヒジ無しは違うものなので、本来ヒジを打つ距離でどう戦うか、そこをやっていかないと勝てない。ヒジを打つ打たないってレベルの話じゃないんですよ。それを緑川で痛感しているので。ヒジ無しは53~55kgで凄い選手が多いので、勝ちに行くためにそれ相応の準備ができたら面白いと思う。有吾もやりたいならやらせてあげたいと思います」と、しっかり対応できるようにして挑ませたいとした。


 また、WPMF&IBFムエタイ世界フライ級王者・石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)を破る金星を得たKNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者・花岡竜(橋本道場)は、「作戦は立てていて心のどこかで倒されるかなと思っていたんですが、実際は作戦がバッチリはまったのでよかったです。(石井は)勢いがあるので勢いを止めて足から腹から攻めて、切るか倒すか。倒すのだけは上手くいかなかった。想像がデカすぎたのか、圧はあったんですが、自分の距離とペースを掴んで行けるんじゃないかとなってからは気にならなかったです。2Rにパンチで一瞬落ちてから向こうは完全に焦っていたので冷静に対処すれば勝てると思いました」と、作戦通りだったと試合を振り返った。


 これでヒジありルール-53kgの国内トップクラスであることを証明した花岡。これからは追われる立場になるのではと聞かれると、「アマチュアの時も最後は下から来る選手ばかりだったので、慣れていると言ったらアレですが、その立場になれたのかなってちょっと嬉しいです。そもそも勝てると思っていなかったので、今後のことは全く考えていなくて。石井選手も強いけれど、ヒジなしだったらもっと強い選手がいるのでそっちを倒しに行きたいです。RISEのトーナメントに出ていた人、片っ端からやってみたいです」と、次はヒジなしルールでの-53kgのトップクラスとやりたいと宣言。

「ヒジありはオファーをいただければ誰とでもやります。自分が今回、石井選手に挑戦して石井選手が受けてくれたように、自分も誰が来てもコイツとはやらないってことはしません。舞台があればヒジありなら誰とでもやります」と、トップとして誰の挑戦も受けるとした。

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