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ぱんちゃん璃奈が「なぜMMAに挑戦しないのか」との声に返答「私がしたいのはそこじゃないので、決めた夢をかなえたい」

2022/01/08 22:01
ぱんちゃん璃奈が「なぜMMAに挑戦しないのか」との声に返答「私がしたいのはそこじゃないので、決めた夢をかなえたい」

「なぜMMAに挑戦しないのか」「逃げているのか」との声にぱんちゃんが真っ向から反論した(C)ぱんちゃん璃奈

 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者のぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)が、自身のYouTubeチャンネル『ぱんチャンネル』で、「なぜMMAに挑戦しないのか」との疑問の声に答えた。

「ファンの方もアンチの方も最後まで見て欲しいです」と前置きしたぱんちゃんは、「1年半前くらいから言われていますよね、MMAをしろと。RIZINに出たいと言ったことがきっかけで、あそこはMMAの舞台だから出たいならMMAをしろということで毎日言われていて」との声があり、RIZIN大晦日でRENAに勝利したパク・シウとキックボクシングルールでもう一度戦いたいとSNSで発言したことに「1ミリでも可能性あるかなと思って批判覚悟で言ったんですけれど、やっぱりMMAをなぜしないのかって声が凄くあがって」とその声がさらに大きくなったという。


(写真)2019年6月にREBELSのリングで対戦しているぱんちゃん(左)とパク・シウ

 まずパクの件については、2019年6月の『REBELS』(現在はKNOCK OUTと統合)で47kg契約のキックボクシングルールで対戦しており(ぱんちゃんが判定勝ち)、パクが元キックボクサーということで再戦できる可能性が1ミリでもあるのならアピールしておきたかった、と説明。(その後、パクは「私はMMA選手です。49kgでMMAに来てください」と返答した)

「やりたいと言った選手と実際できたこともありますし、やっぱりファイターなのでそこは自分のわがままなので。自分の思ったことを言います」と、発言することで話が動く場合もあるから可能性があるなら発言したいとする。

 ぱんちゃんは「キックボクシングからMMAに行くのは単純に凄いなって思うんですけれど」「現状キックボクシングよりMMAなんですよね、盛り上がっているのは。それは分かっています」と前置きしたうえで、「私は元々キックボクシングに出会って人生を救われて、出会ってすぐにキックボクサーとして生きる決意をしたんですね。まだアマチュアにもなってない時に。これで成功して見せると決めて。そこでまだ成功してないんですよ」と、なぜ自分はMMAに挑戦しないかの説明を始める。


「海外で活躍する選手になるのが夢です。まだ中途半端なので、その中途半端な状態でなぜMMAに行くのか分からない、と思っちゃうんですよね。総合やれと言われる気持ちも分かります。でも私はキックボクサーとして海外へ行く、海外で活躍する一人目の人になりたいんですよ。今いないんですよ、まだ。自分がそうなれるかも分からないから面白いんですよね、夢があって。

 2023年のうちに1回(海外に)挑戦したいというのがあって、それをモチベーションに頑張っていて、そうじゃなきゃ他の人よりこんなに練習していないので。日本でMMAで活躍するのが夢じゃないんですよ。だから正直、MIXルールだったら出ません。MMAファイターに失礼ですけれど、キックボクシングルールでないと戦いません。どれだけわがままだと言われても気持ちは揺るがないです」と、MMAで活躍して有名になることが目標ではなく、キックボクサーとして活躍して有名になることが目標だと話す。RIZINにも出たいからMMAをやるのではなく、キックボクサーとして出させてもらえるのなら、ということだと説明。

「ストイックな選手がたくさんいるので、相手の土俵のルールで何でもやります、体重も何kgでもやりますっていう選手がいるので、そうじゃない選手はなぜ挑戦しないのって言われるのかもしれないですけれど、目標としているところが違うだけだと思うんですよね。MMAに行けば人気が上がるかもしれない、でも私がしたいのはそこじゃないので、決めた夢をかなえたい」と、挑戦する・しないの問題ではなく目標や夢が違うのでやらないのだとした。



「確かに大晦日は出たかったです。戦いたい選手もいます。相手の土俵に行かないのが逃げていると思われるならそう思われても仕方がないです。私には私の考えがあって、相手にも相手の考えがあって、ファンの方、アンチの方、それぞれ一人一人考えも違うのでどう思われるかは自由なので」と様々な考え方があるとしたうえで、「そう言ってくださる人はMMAの方が上だと思っているので、マイナーなキックで頂点を目指そうとしているのが意味が分からないって言われるかもしれないんですけれど、私はめちゃめちゃキックボクシングって楽しいし、奥が深いし、また別競技で素敵だと思うのでそこの魅力を伝えていきたいと思っています」と、そういう人にもキックの魅力を伝えられるようになりたいという。

 そして「マジで変えて見せたいと思っているので、女子キックを」と強い決意を語り、「絶対に(キックボクシングで)結果を残すまでは(MMA挑戦は)ないです」と返答した。

 パク・シウも「私たちはお互いにやるべき仕事があります キックボクシングもMMAも素晴らしい競技です お互いそれぞれの道で日本の格闘技を盛り上げます」と、ぱんちゃんにエールを送っている。

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