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【RIZIN】朝倉未来が久保優太vsシバターについて言及「RIZINの選手が被害者」「こんなことがずっと盛り上がっていて悲しい気持ちになった」

2022/01/06 20:01
 波紋が広がっている2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.33』にて行われた久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)vsシバター(フリー)の不正試合疑惑。この件について朝倉未来(トライフォース赤坂)が自身のYouTubeチャンネルで語った。  朝倉は「その件に関して僕が全体的に見て思ったことは、八百長みたいな話はRIZIN史上初めて起こったことです。この八百長みたいなことが起きたからって他の試合が八百長だと言っている人は見る目がないなというか。普通に試合を見たら分かるでしょっていうレベルの話で。八百長をするメリットがないんですよね、RIZINの選手。海外の何百億とか賭けられる試合だったらありえるんですけれど、負けたら終わりなので、選手は。八百長はRIZINにはもちろんない」と、他の試合や選手にまで向けられた疑惑の目を否定。  5日にYouTuberのコレコレが公開した久保とシバターがやり取りしている音声の中で、『BREAKING DOWN』でもシバターが芸人みなみかわと行った試合は事前の申し合わせがあったと発言しているが、「対戦相手のみなみかわさんに僕が連絡しまして、事実確認をしたんですけれど。その中で『BREAKING DOWN』の件に関して『BREAKING DOWN』自体も八百長なのかとか朝倉未来も知っててそれを許したのかとかみたいなコメントがあったんですけれど、それは全くなくて。 (中略)みなみかわさんに確認したところ、シバターから電話があったことは事実。なんですけれど、久保さんの件と同じで申し合わせの提案があったんだけれど、みなみかわさんは電話であった内容を無視して真剣にやったら返り討ちにあって負けたと。格闘技素人に申し合わせが出来るほど技術はないので出来ないと思って真剣にしてやろうと思った、という返答をいただきました」と、みなみかわはシバターの申し出を無視して試合を行ったとの証言を明かした。  今後については「『BREAKING DOWN』としましても、そんなことが行われるとは予想もしていなかったし、そもそも選手側にメリットがないのでまあないだろうと思っていたんですけれど、今後は契約書で申し合わせとか八百長があった場合は出場選手にけっこうデメリットがあるような契約内容に変えようかなと。そういう措置をとっていこうかなということと、実際に事実確認をまだシバター側にはしていないんですけれど、もしそのようなことが行われていた場合は『BREAKING DOWN』として法的措置などをとったりすることも視野に考えています」と、2度とないように策を練りたいとする。  朝倉は今回の件は「RIZINの選手が被害者」だとし、「格闘技の選手って試合に全人生を懸けているくらいの勢いできていて、そんなところに八百長なんて存在しないんですよね。だからここは僕が格闘技の認知度を持っている選手の一人として言わせていただきますけれど、RIZINに八百長は存在しないです」と断言した。  さらに「今回の全ての出来事を見て思ったことはシバターの作戦勝ちかなと、勝負の世界においては思いました。その行為は本当にクズであってはいけないですけれど、シバターは元々クズなんでそれを売りにしている人なので。本当にクズなんだけれど、そこを見抜けなかった久保選手が悪いし、久保選手も受けてしまったというのはよくないと思うんですよね。仮に僕だったら受けてないし。(中略)11日に対談しようと思っていたんですけれど、昨日の録音とかを流出させたのが久保選手とのことなので、それはちょっと違うのかなと思って対談は辞めさせていただきました。  多分、久保選手はシバターからの電話を自分で録音していて、それを世間に出すというのはどんな影響があるってことを分かっていたにもかかわらず、自分の汚名返上のために出したと思うんですよね。それはちょっとよくないことなのかなと思うし。実際にあった事実なんだけれども、ちょっとダサいなって正直思いました。もし久保選手が勝っていたら出してなかったことだし、負けてからそういう言い訳をしているのはダサいなと思ったし、凄い迷惑をかけていると思うんですよね、このシバターと久保選手って。格闘技関係者諸々。冒涜と言うか、本気でやっている格闘技選手たちに対してね。『BREAKING DOWN』とかRIZINの選手とか、RIZIN関係者にも飛び火しているのでね。世間的にも大きな出来事になってきているので、今回の件はRIZINからしっかりとした措置を2人に対してとっていただきたいと思っております」と、久保とシバターの両名にペナルティを与えてもらいたいとした。  また、「久保選手もシバターも僕が推薦した選手なのでそこがこんな形になってしまったので責任を感じています。2人とも格闘技を盛り上げてもらえる存在だなって思って推薦したんですけれど、今回このようなことになってしまったので本当に申し訳なく思っています」と、自分が推薦した両選手が今回の問題を起こしたことを謝罪。  朝倉は久保にLINEも送ったのだという。「僕は久保選手にLINEしたんですよ。この件は言い訳すればするほどカッコ悪くなる。ここは素直に負けを認めて、総合格闘技に挑戦していること自体カッコいいことだから。キックボクシングから来てね。だからもっとシバターよりも強い人を倒して過去を変えていけばいいんじゃないですか、みたいな感じで対談させてくださいって。久保選手の純粋な優しい気持ちはみんな分かっていると思うので、その辺を火消じゃないけれど伝えていければいいなって思っていたんですけれど、昨日の公表を見て考えを変えました」と、周りへの影響を考えずに音声を公表した久保をに救済気持ちがなくなったとする。 「シバターが録音で言っていたことが全て本当だとは思わないんですよ。久保選手を騙すために言ってる可能性も多いので」と、全てをそのまま信じてはいけないと忠告し、「大晦日ね、凄いいい試合も多かったし、本当にシバターとかなんかより何十倍、何百倍も命とか人生を懸けてきた格闘技選手たちが試合をしているのに、こんなことがずっと盛り上がっていてそれはちょっと悲しい気持ちになりましたね」と、おそらく全てのファイターが思っているであろう気持ちを代弁した。
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