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【RIZIN】3人の女王が神戸に集結! 浜崎、フレイ、ソヒを巡る物語、再び

2019/05/30 06:05
6月2日(日)に神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN.16』セミファイナルにて、女子スーパーアトム級(49kg)タイトルマッチに臨む、現Invicta FCアトム級(-47.6kg)王者ジン・ユ・フレイ(米国)が29日、来日。RIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(AACC)に対し、「浜崎選手、地獄を見る準備はいいかしら?」と宣戦布告した。また、現ROAD FC女子アトム級王者のハム・ソヒも同大会に来場が決定。世界の女子トップ選手が神戸の地に集結することとなった。 来日したフレイはファンに向けて「こんにちはジン・ユ・フレイです。無事日本に着きました。ここでRIZINのベルトをかけて戦う事をとても嬉しく思います。日本は遠かったけど、色々と見て回ってとても良い経験をしています」とメッセージ。続けて、「とにかく日曜日の試合が楽しみです。浜崎選手、地獄を見る準備はできてる?」と、王座奪取に自信を見せた。 今回のカード決定時に「この時が来るのを2年半、待ちました。次こそ真の決着をつけたいと思います」と語っていたフレイ。浜崎とは2016年9月の「Invicta FC 19」で対戦し、2Rに浜崎の右のパンチでフレイが左目尻をカットしドクターストップ。浜崎が2度目のInvicta FC世界アトム級王座防衛に成功している。 カットによるTKO勝利に当時、浜崎はケージのなかで「しっかり5R、カットでなくて勝負がつくまで戦いたかった」と涙声で語っており、一方のフレイは「1Rは良かった。何が起きたのか分からなかった」と悔しさを滲ませていた。 その後、浜崎が返上した同王座を、2018年7月の王座決定戦でフレイがミナ・グルサンデルに判定で勝利し獲得。現Invicta FCアトム級王者となった。フレイは2018年12月の前戦でも同じグルサンデルをスプリット判定で退けて初防衛に成功している。 新旧Invicta王者対決にして、現RIZINとInvicta王者の対決にもなる今回の再戦に向け、浜崎は、「前回はカットで勝ちましたが、1Rは危ない場面もあって拮抗していました。次は差を見せて、一本かKOで勝ちたい」と意気込みを語っており、最近のフレイの印象を「一発一発振り回してくるので当たると怖いし、フィジカルは組んだら強い。3年前に戦った時よりも打撃が上手くなっている」と警戒しながらも、「“もう戦いたくない”と思われるくらい圧倒して勝ちたい」と返り討ちに遭わせることを予告している。 そんな両者の因縁の対決に、アジアのもう1人の女王も興味津々だ。 現ROAD FC女子アトム級(-48kg)王者のハム・ソヒが、今回の『RIZIN.16』神戸大会来場を予告。両者にエールを送っている。 ソヒは、2017年12月の「Road FC女子アトム級選手権試合」で王者としてフレイと対戦。1Rにカウンターの左ストレートからの鉄槌でフレイをTKOに下し、王座防衛に成功している。また、ソヒは浜崎朱加とも2010年12月と2011年12月にJEWELSライト級(-52kg)王座を巡り2度対戦しており、いずれも浜崎に戴冠を阻まれている。 浜崎、フレイの両者と対戦経験のあるソヒは、SNS上で日本語で「アヤカ選手とジンユ選手は最初の試合が速い時間でカットで終わったので惜しかったです。必ずやり直さなければならない試合だと思いました」と再戦が必然だったと語り、さらに、「2人とも上手な選手なのでとても期待しています」と好試合になることを予測している。また、神戸で行われるもうひとつの女子戦についても、「カンナ選手と美憂選手はどちらもレスリングベースで熾烈な揉み合いが予想されます」と激闘を予想したうえで、最後に、「2つの試合がとても面白そうなので、神戸に観に行こうと思います。また、神戸で会いましょう」と来場を予告した。 浜崎との戦いで辛酸をなめた両者は、その苦い経験を活かし、その後それぞれ王座を獲得しており、浜崎へのリヴェンジを狙っている。3人の女王の物語は、神戸から再び大きく転がっていくに違いない。
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