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【RIZIN】久保優太のコーチ宮田和幸代表が心境を告白「言って欲しかった」リングに上がってから「1R目から行こうって相手に合図してやってもよかったと僕は思っている」

2022/01/04 22:01
【RIZIN】久保優太のコーチ宮田和幸代表が心境を告白「言って欲しかった」リングに上がってから「1R目から行こうって相手に合図してやってもよかったと僕は思っている」

「(腕十字は)極まってなかった」とアピールする久保だが、宮田代表はそのままいっていたら危険だったと判断したと説明した

 2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナにて開催された『Yogibo presents RIZIN.33』で行われた久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)vsシバター(フリー)。

 試合は1R1分34秒、腕十字によるテクニカルサブミッション(コーナーストップ)でシバターが勝利を収めたが、その後、Twitterで両者のLINEのやり取りではないかと見られる画像が流出し、八百長疑惑が持ち上がった。


 その後、久保自身が事情を説明し、1R目は流して2Rは本気で行くという取り決めがあったことを告白。この件について、久保にMMAを指導する宮田和幸BRAVE代表が自身のYouTubeチャンネルで事件発覚後の心境を語った。

 宮田代表は久保とシバターの試合前のやり取りは当然知らなかったと前置きしたうえで、「最初決まっていた試合が別の試合だったんだよね。名前は言えないけれど。大晦日試合が決まりましたって久保君が自分のところに言ってきて、それで行こうよって話になったら急遽その選手が怪我をしてしまったみたいで、なくなって。それでシバター選手になったんだけれど、その時にクリスマスくらいの時に急遽なくなりましたみたいな、なくなりそうですって来て。久保君は練習を休んだんだよね、1回」と、シバターが試合をキャンセルしてきたため久保は1度練習に来なかったという。


「相手がやるやらないの交渉をRIZIN側ではなく久保君にしたみたいで。久保君はやっぱりここまで来たからには試合をしたいという気持ちと、気持ちは分かるんだけれど。スポンサーさんとかチケットを売っちゃったとか。あとは自分も調整してきたし、気持ちも作って来たから試合をしたいと。それで受けちゃったんだと思うんだけれど、僕に、セコンドなので言って欲しかったというのはもちろんあるんだけれど。でも言ったらね、試合をさせなかったというか、させてそのまま八百長と言うか出来レースなしで1R目から行こうって相手に合図してやってもよかったと僕は思っているんだけれど」と、相談して欲しかったとの心境を打ち明ける。


 加えて「何年前か、アウトサイダーか何かでディファ有明でやった時に、シバターがジャーマンか何かでしてんのされてんのか。俺、あれ見破っちゃたんだよね。シバターのことは知らなかったんだけれど、“あれ? あいつプロレスやってんな”って思って。多分シバターにも伝わっているんだよね。共通の知り合いがいて。あいつガチンコやってないだろって感じで言ったことがあるから。もう常習犯なんだよね、多分ね。俺、こんなヤツいるんだって。僕がジャーマン得意なので、だから“やってんな”と思った。僕のジャーマンは相手の腕を持ってたりするけど、普通だと相手の足を掴んだ(防御)り、ヒザ十字に行ったりできるから。倉本(一真)選手、太田(忍)選手のグレコのジャーマンはまた持っていっちゃうから違うけど、(シバターのジャーマンは)プロが見たらおかしいなって。レスリングの俺らくらいやっていたら完全におかしいなと分かるので」と、以前にもシバターの試合で不自然なシーンを見たと振り返る。


 シバターに久保が腕十字を極められたところで、なぜバトン(タオル)を投げたかを実演入りで説明した後、「バトン(タオル)投げたときに、久保くんが『極まってない』って言ったでしょう。審判に対して言ったらしいんだけど、ウチの選手には関節に関しては『無理だったらタップしろ』と言っている。絞め技はギリギリまで耐えられるけど、関節とかヒジや足関節とか人によって柔らかさや逃げる技術も違うから任してたんだけど、久保くん、総合を初めて1年も経っていないから、腕十字は最初は結構耐えられるけど、そのあとブチッと切れちゃう。切れると半年、1年くらいダメージある大きな怪我になる。一番は命を守る、怪我を守るのがセコンドの仕事。危ないなと思ったからバトンを投入した。見返したら完全に間違えてない」と、判断は正しかったとした。


 そして話は戻り、「ショックだったのはこんなことがあったのかって。まさかこんなことないでしょう。(シバターは)選手じゃないんだろうね。炎上してもいいっていう。こうなっても八百長じゃないと言えば八百長じゃないし、作戦と言えば作戦になってしまうからなかなか難しい問題になってしまうと思うけれど、個人的にはもう使って欲しくないと思っている。嫌でしょう。こっちが真剣にやっているのに。格闘技をいろんな人に知ってもらいたいし、いろんな人が出るのはいいと思うけど、全員が真剣じゃない。レベルが違えど本気だったから」と、RIZINにはもうシバターを使って欲しくないと訴えた。

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