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【RIZIN】渦中の久保優太が動画で謝罪「また再びリングに立っていいのか立つ資格があるのか、しっかりと考え直したい」

2022/01/04 01:01
【RIZIN】渦中の久保優太が動画で謝罪「また再びリングに立っていいのか立つ資格があるのか、しっかりと考え直したい」

自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画をアップした久保(C)サラ久保ちゃんねる

 2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナにて開催された『Yogibo presents RIZIN.33』で行われた久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)vsシバター(フリー)。

 試合は1R1分34秒、腕十字によるテクニカルサブミッション(コーナーストップ)でシバターが勝利を収めたが、その後、Twitterで両者のLINEのやり取りではないかと見られる画像が流出し、八百長疑惑が持ち上がった。


 元旦にはシバターがこの件について話す動画をアップし、「私、当人ですのでハッキリ言いますね。私、シバター、昨日の久保さんとの試合において一切の八百長はしておりません」「出回っているスクリーンショットについてですが、これがですね、全く身に覚えがありません。あれ捏造なんじゃないですか」と釈明。2日には、青汁王子こと三崎優太氏がYouTubeでのライブ配信で久保に直接電話し、本人が事情を説明した

 そして4日の午前0時すぎ、久保は自身のYouTubeチャンネルを更新。『大晦日、久保優太の真相をお聴きください』と題した動画をアップした。


 その中で正座した久保は「今回RIZINの大晦日、八百長疑惑についてこのような騒ぎになってしまって本当に申し訳ございません」と深々と頭を下げる。

「今回の詳しい事の経緯についてはまた後々お話させていただかなければいけないのかもしれませんが、今回はまずしっかりとこのような騒ぎになってしまっているので、まずは自分の口からきちんと謝りたいと思ってこの動画を回させていただきました」と、謝罪したかったという。


「まず、これまで当たり前ですが、自分としては100%、120%相手を倒すつもりでこれまで17年間プロとして活動してきました。今回、情けない話ではあるんですけれど、シバターさんの陽動作戦というか、SNSとか直接のお電話だったりを通じて、自分自身が100%の気持ちを作れずリングに上がってしまったというのが原因だと思っております。


 これには様々な理由があって、言い訳にはなってしまうんですけれども、まずは試合の成立を最優先にするためにシバターさんの提案に乗っかるような形だったりとか、そうは言っても試合当日だったりとかで自分自身関係なしに100%出してしまってもいいのかなとか、またこれで自分がこういった台本というのはやりませんって提案を蹴った時に、スポンサーさんだったり、すでにチケットを買って下さったりとか応援してくださっている方々、準備してくださっている方々に迷惑をかけてしまうんじゃないかって強迫観念に駆られて、様々な想いがリングに上がる試合直前まで自分の中で葛藤とかいろいろな気持ちとかが正直ありました」と、三崎氏に話した通り、試合をキャンセルすると言い出したシバターとの試合を成立させることが第一だと考えてしまったとする。


「また、このように100%の気持ちを作ってリング上に上がれたかって言ったら、これまで全身全霊を懸けて命を削ってやってきた試合でこれまでたくさんの応援をしてくださっている方々に対して、100%の気持ちを作れなかったという自分自身に悔しさだったり、申し訳なさだったり、情けなさだったり、応援してくれる皆さんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ございませんでした」と、相手を倒すという戦う気持ちを100%作れなかったことが原因だと再び深々と頭を下げた。


「また、今回の原因。自分自身の甘さだったり未熟さだったりとかで、シバターさんの陽動作戦に引っかかってしまった。敗れてしまったのもそれが原因だと自分自身しっかり受け止めております」という久保は、「今回の試合を大いに反省してそれを教訓にして、再びこのリングに立つ資格があるのかとか、立っていいのかとか、他のファイターだったり、RIZINの神聖なリングを汚してしまったというか、自分自身もそういった葛藤があって。


 今回に関してはRIZINは関係なく、自分とシバターさんの間であったことなので、そういった他の選手だったり、興行の方だったりとか、失望させてしまったファンの人たちだったりとか、そういう方たちの気持ちを考えると自分自身、また再びリングに立っていいのかとか立つ資格があるのかとか、それを含めてきちんと気持ちをしっかりと考え直したいと思っています」と、進退を含めてしっかり考えたいという。


 そして最後に「まずは八百長とはちょっと違った形にはなりますけれど、自分自身が100%の気持ちでリングに上がれたかって言ったらそうではなかったのかなってきちんと反省したりとか、いろいろなことを考えているので、まずは応援してくださっている皆さんにまずは謝りたいということで本当に申し訳ございませんでした」と、もう一度頭を深々と下げた。

【追記】4日午前、シバターは動画で「久保優太、何やってんだよ。試合前、Youtuberの『1R目は手を抜いてください、2R目からお互い本気でいきましょう』っていうあからさま、分かりやすすぎる嘘に騙されて。1R目、手加減してお前負けたらしいな。そんなの、そのYoutuberがいつも動画や試合で使う常套句じゃないか。そいつの試合見たこと無いのか。そいつはいつも試合前、“お金積むんで負けてください”とかやってるぞ」と前言を撤回。試合前の交渉事実を認めながらも「いつものこと」とした。

 しかし、「公式試合」で試合前の選手同士が直に試合展開についてやりとりをしたとされる、今回の「不正試合」問題について、試合契約違反にあたる可能性もあり、今後の双方の選手への事実確認、処遇が注目される。

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