MMA
インタビュー

【RIZIN】井上直樹「圧倒しないとダメ」×扇久保博正「30代半の男の、どんなことをしてでも夢を掴み切る姿を見せたい」=大晦日GP準決勝

2021/12/30 15:12
 2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.33』に出場する全選手のリモートインタビューが29日に行われた。  第3試合のRIZINバンタム級(61.0kg)JAPANグランプリ準決勝(5分3R)で対戦する扇久保博正(パラエストラ松戸)と井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)が、囲み取材に応じた。両者の一問一答の全文は以下の通り。 井上直樹「相手が考えてきたこと全部をねじふせる」 ──現在の心境をお聞かせください。 「まあ、あと2日くらいなんで、試合に向け、調子もばっちりです」 ──対戦相手の扇久保選手の印象を。 「気持ちがある、すごい根性のある選手だなと思います」 ──試合展開は? 「相手が組みにきても全然勝てますし、打撃でも問題ないので、どんな展開になっても圧勝して決勝に進めたらいいかなと思います」 ──勝負所はどこになりそうですか。 「勝負所……何もさせないことですかね」 ──それはしっかり準備した作戦を遂行するということでしょうか。場面場面の閃きで対応する? 「何がきても対応できるような、相手が考えてきたこと全部をねじふせる気持ちです」 ──全面的に自分のほうが圧倒している? 「圧倒しないとダメだなと思います」 ──優勝までは1日2試合行うことになります。優勝の鍵は? 「なんですかね。冷静に、考えてきたことをやることですかね。ミスなく。冷静さを保つこと」 ──実力が100パーセント発揮できれば優勝出来ると。 「やることを全部出し切れればいいかなというふうに思います」 ──優勝後の勝利コメントまで準備していますか。 「まあ(笑)、はい。準備はしてますけど、それはちょっと秘密で(笑)」 ──「圧勝」というのは、2試合目も考えて比較的スロースターターの井上選手が1試合目の早めに自分から仕掛ける可能性も? 「その可能性もないことはないです」 ──どんな形になっても勝ち切れる? 「はい。勝ちます」 ──「ねじふせる」と強い言葉が出ましたが、扇久保選手は勝ちに徹する試合で強いです。そういう展開でも競り勝てますか。 「場面場面にもよりますし。相手が得意なところできても全然。練習してきたことが100%パーセント出れば、間違いなく圧倒できるかなと思います」 ──最後にGPに向けて意気込みをお聞かせください。 「準決勝、決勝、ここまで勝ち上がった選手は強い選手ばかりですが、ここで圧勝して勝てないと次がないと思うので、しっかり勝っていきたいと思います」 [nextpage] 扇久保博正「ここ2、3年の試合は常に『この試合が最後になっていい』という覚悟で戦っている」 ──現在の心境をお聞かせください。 「一年間戦ってきたので、やっとここまでたどり着いたなという心境です」 ──対戦相手の井上直樹選手の印象を。 「打撃の距離がすごい良くて、あと寝技の極めがある選手です」 ──試合展開は? 「5分3R、使ってしっかり戦おうと思っています。(フルラウンドの)覚悟でいます」 ──髪の毛は金髪でいつものパラエストラ千葉ネットワークの剃り込みを? 「はい。いつものルーティンなので、入れてきました」 ──「解き放ちたい」と言っていました。何を? 「やっと井上選手と戦えるので。自分の持てる力を早く全力で解き放ちたいという気持ちです」 ──練習環境は? 「練習も作戦も自分のジムで作ってきました」 ──距離の長い井上戦手と戦う術は見えている? 「はい、見えています」 ──MMAを16年やって「リングの上で人生が出る」と。キャリアにおいて培った引き出しや、しんどい場面で勝ち切るという気持ちがありますか。 「そういうところが大晦日の試合で出るかなと思っています」 ──成長や進化はどの点? 「進化というより、いろいろ骨折とかもあって、いろいろ乗り越えてきたので、メンタルが図太くなってきたかなと思います」 ──対戦相手の年齢が下がっていくなかで、30代のキャリアの集大成の試合になりますか。 「自分的にはここ2、3年の試合は常に“この試合が最後になっていい”という覚悟で戦っています。つねに集大成のつもりで戦っているので今回もそのつもりです」 ──勝利のマイクまでイメージしている? 「はい。すべて。家に帰るまでのイメージトレーニングしています」 ──決勝に上がればメインイベントはフジテレビの生中継になります。自身の戦いを格闘技ファン以外にもどんなところを見せたいですか。 「ほかの3人は20代前半で、30代半ばに差し掛かった男の、どんなことをしてでも夢を掴み切るという姿を見せたいです」 ──最後に意気込みをお聞かせください。 「絶対に自分が優勝すると思っているので、何があっても優勝しようと思っています」
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