元シュートボクサーで世界と立ち技で渡り合ってきた鈴木を打撃で仕留めると宣言した萩原 (C)RIZIN FF
2021年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.33』に出場する全選手のリモートインタビューが29日(水)に行われた。
第8試合のフェザー級(66.0kg)5分3Rで、鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)と対戦する萩原京平(SMOKERGYM)が記者たちの質問に答えた。
「コンディションもバッチリなので早く戦いたいって感じですね」
――12月28日に誕生日を迎えた(26歳)が、誕生日はどのように過ごした?
「誕生日は練習していました。その日が最後の練習日だったので。自分への誕生日プレゼントにひとつ勝ってこようと思いますね」
――対戦相手の印象は?
「打撃が強い選手と言うか。元々ONEとか立ち技の方で実績を残している選手なので、立ち技のレベルでいったら日本のトップクラスだと思うのでそれを体感できるのが楽しみですね」
――どんな試合展開を予想する?
「“ガンギマリMMA”になると思いますよ。その表現通り、ピッタリの表現だと思っていますね。激しい試合というか、ファンの皆さんが見たがっている打撃のスリリングな攻防になると思いますね」
「その10月からずっと追い込み練習というか激しくやっているので、そのいい状態のまま今回の試合まで進めていってるのでコンディションで言ったら最高やし、その連戦が自分を強くしてくれていると思いますね」
――ダメージの心配は?
「ダメージは特に10月も11月もそんなに攻撃をもらっていないので、外傷的なダメージは全くないんですけれど、水抜きが3回続いているのでそこは不安要素としてあるんですが、それを見越して事前に水抜きで落とす量を減らすために食事制限もしてきたので、そこもいつも通りいってくれたらいいなって感じですね」
――前回の昇侍戦では岩崎(正寛=柔術家)さんがセコンドに就いていて、組みの展開でいい指示をくれましたが今回は?
「今回も岩崎さんがセコンドに就いてくれて試合に挑むんですけれど、寝技の展開になった時に岩崎さんの指示が入った方が僕も冷静に動けるので。でも岩崎さんも今回は寝技の展開にならへんやろうって言っていたんですけれど、僕もなることはないかなって思っているので。怪物くんが倒れるまで殴り合いをしようと思っていますね」
「打撃スタイルは単調かなと思うのと、特別警戒しないとあかん強烈な武器はあまり感じられなかった。去年やった平本蓮とか10月に対戦した朝倉未来とかそういう選手の方が警戒する点は多かったかなと思うので、その点で鈴木選手は組み立てやすいというか、攻撃パターンがそんなに多くないのでこっちの距離で戦っていれば問題ないかなと思っていますね」
――フェザー級の中で自分のポジションを改めて確立させたい?
「そうですね。それはもちろんあるし、鈴木選手を打撃で倒した方が自分の株も上がると思っているし、そこでアイツの打撃はハンパないなってなると思うので、世間にそういう風に思わせたいですね」
――MMAの打撃では萩原選手の方が一日の長があるのでは?
「そうですね。そこに関しても僕の方が上やと思っているし、正直組んで戦った方が勝率が上がるっていうのは分かっているし、そっちに関しては分があるのは分かっているんですけれど、やっぱり大晦日やし、祭りやし、自分も打撃が得意なので。相手も打撃が得意ってことでストロングポイントが一緒なので、激しい打ち合いの展開になるかなと思っていますね」
――打撃のパターンが単調以外の穴は見つかった?
「穴というよりはスタイルが昔の映像を見ても昔から変わっていないので。鈴木選手もあの年でベテランの仲間に入ると思うんですけれど、そこまでファイトスタイルが出来上がっていたら、新しくMMAをやってもその新しいことをなかなか入れにくいと思うので。やはり昔からのスタイルの癖はなかなか抜けないと思うので、そういったところが今回キーポイントになると思いますね」
「蹴りのスピードとかその辺に関しては速いなと思うし、鈴木選手は蹴りが重たいだろうなって思うんですけれど、僕もそういう蹴りを経験するのが初めてのことではないので。鈴木選手よりも強いキックボクサーともスパーリングをしているので、その点に関しては全く不安要素はないですね」
――打撃以外の組みや寝技で警戒していることは?
「向こうはシュートボクシング出身なので投げ技とかそういうのは出来ると思う。でもそこを特別警戒しているわけではなく、最悪投げられたら別に立てばいいやって感じなので。チームで作ってきた作戦も完全に細分化して出来上がっているので、そこを冷静にやっていたら怖いところはないかなと思っていますね」
――圧勝・完勝のイメージを受けますが、何RでKOをイメージしている?
「2Rまでには仕留められると思っていますね」
――チーム吉鷹での練習も続けている?
「そうですね。12月も何回か練習に行かせてもらって、吉鷹さんにもいろいろと知恵を教わって。チーム吉鷹にいてるサウスポーのキックボクサーともスパーリングをやって感覚をつかめたつもりなのでそこを継続していってるので、鈴木選手の蹴りもパンチも全然怖くないなと思いますね」